礼金とは?
日本では、アパートを借りるにあたって、入居前に支払わなければいけない費用があります。仲介手数料、更新料、掃除費用、保証料、礼金などですが、多くの外国人がその費用に困惑するようです。今回は、その中の「礼金」について詳しく説明したいと思います。
そもそも「礼金」の始まりは、関東大震災と言われています。
震災で首都圏の建造物の大半が失われたため、深刻な住まい不足に陥りました。数少ない住まいには入居希望者が集中し、家主は入居者を絞る必要がありました。
その時、どうしても借りたい人が「住ませていただく感謝の気持ち」という名目で家主にお金を渡し、優先して住まいを融通してもらう事を提案しました。これが、礼金の始まりだと言われています。礼金には文字通り、家主への「お礼の気持ち」がこめられています。
関東大震災から100年が経過した今でも、礼金という慣習はいまだに見られます。もちろん、ビレッジハウスでは礼金は一切不要です。ですが、まだ大半の賃貸物件の初期費用には、礼金が含まれています。現在では、礼金で交渉を有利にする意味合いはなくなったため、礼金を「お礼」と捉える人は少なくなりました。欧米には、礼金と似た概念や慣習がないので、外国の方はびっくりしてしまうようです!
基本的に、礼金が返金されることはありません。補修費用や掃除費用は、別途請求されます。
ところで、礼金の相場はいくらだと思いますか?
礼金の相場は?
礼金の金額は、物件や家主によって異なります。ですので、一概には言えませんが、礼金の相場は2か月の家賃に相当します。
ただし、礼金には交渉の余地があります。もちろん、交渉に応じるかどうかは家主次第です。勇気があるのであれば、一度交渉してみてもいいかもしれませんね。でも、礼金のないビレッジハウスを選べば、その労力や手間が省けますよ!
あるいは、家賃を上乗せする代わりに、礼金を無しにしてもらう事もできます。交渉を見越して、あえて礼金を高く設定している家主もいるんですって。
ただし、この方法だと交渉前の家賃よりも多く払う事になります。1~2年後には、支払った家賃の総額は、無しにしてもらった礼金をゆうに超えていることでしょう。
でも、もし借りる期間が短いのなら、礼金を無しにしてもらい、上乗せした家賃を払う方が安くなります。
あなたの状況に合わせて、交渉の仕方を変えてみて下さいね!
礼金のない物件
礼金を払いたくないのなら、礼金のないアパートに絞って探せばいいと思います。ビレッジハウスでは、礼金なしで暮らせる良質なお部屋を多数ご用意しています!礼金なしのアパートは人気があるので、空きが出てもすぐに埋まってしまいます。もしビレッジハウスで空きが出たら、すぐに問い合わせてみましょう。
昔と比べると、日本へ移住する外国人は多くなりました。そこで、礼金に馴染みのない外国人の入居者を増やすため、礼金を請求しない家主も増えてきているそうです。昔は、礼金のない住まいはほぼ皆無でしたが、今では全体の40%が礼金を請求していないそうですよ。
礼金を払いたくないなら、礼金がいらないシェアハウスなんていかがでしょうか。他人との共同生活となるので、苦痛に感じる人もいるかもしれませんが、新たな出会いもあっていいかもしれませんよ!
礼金について
今回は、礼金について紹介しました。礼金について誰かに聞かれたら、ぜひ教えてあげて下さいね!
私たちのブログでは、礼金だけでなく、日本の賃貸事情なども紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さいね!