おしゃれで居心地が良い北欧インテリア。「北欧のインテリアを中心とした部屋作りがしたい」と考えている方も多いでしょう。しかし、「北欧スタイルを取り入れたいと思っても、これで良いのだろうか?」と具体的な方法が分からない方もいるのではないでしょうか。 そこで本記事では、北欧インテリア作りのコツやポイントについて紹介します。北欧インテリアを目指している方の参考になれば幸いです。 ビレッジハウスでは、日本全国に家賃2万円代からのリーズナブルで素敵な物件を提供しています。お部屋探しをしている方は、ぜひウェブサイトをご覧ください。 北欧インテリアとは 「北欧」とは、ヨーロッパの北部に位置する地域のうち、北欧理事会(Nordic Council)に加盟しているデンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、アイスランドの5カ国を指しています。 北欧地域は、美しい自然環境と豊かな文化に恵まれています。しかし、冬の日照時間はわずか6時間ほどと非常に短く、厳しい寒さが長く続きます。そのため、北欧の人々は柔らかな色使いや間接照明を取り入れて温もりのある空間を演出し、室内で過ごす時間をいかに心地よくするかを大切にしているのです。 壁は明るい配色にする 北欧インテリアでは、やさしい色合いがベースとして使われています。壁の配色におすすめなのが、ベージュやオフホワイト、ライトグレーなどのニュートラルカラー。明るく穏やかな空間を演出します。 北欧の冬は日照時間が短いため、少しでも室内を明るく開放的に見せるために、明るいトーンの配色が選ばれてきました。 アクセントとして取り入れられるのは、赤・オレンジ・黄色などの暖色系のカラー。これらの色は木の家具や天然繊維のベージュ系とも相性がよく、温かみのあるやさしい雰囲気を作ります。 また、北欧スタイルでは暖色系に限らず、ブルーやグリーンといった寒色系も人気です。北欧インテリアでは、自然界にあるアースカラーをベースとしており、空間にすっとなじむ心地よさが魅力的です。 配色は彩度が低いもので統一する 彩度は色の鮮やかさを示す指標です。彩度が低い色はくすんだ落ち着きのある色を指します。北欧インテリアの配色には、彩度が低く自然を感じさせるアースカラーがおすすめです。 アースカラーとは、土や砂、木、石など自然界に存在する色味のことで、ベージュやブラウン、グレーといった少しくすんだトーンで構成されています。北欧インテリアにアースカラーをベースに置くと、空間に落ち着きと温かみが生まれ、心地よい雰囲気を演出できます。 北欧インテリア雑貨には、ベージュやオフホワイトなどの明るめのアースカラーを選ぶのがおすすめです。木製の家具や床材との相性もよく、全体にやさしくナチュラルな印象を与えてくれます。 なお、濃い色や鮮やかな色を使いたい場合は、アクセントカラーとしてポイント使いすることで、バランスの取れた北欧らしい空間に仕上がるでしょう。 木彫素材を取り入れる 北欧スタイルのインテリアは、木のぬくもりを感じられるナチュラルな素材感が魅力のひとつ。空間全体が木を基調にコーディネートされているため、雑貨にも木製アイテムを取り入れることで、より統一感のあるインテリアに仕上がります。 特に、自然との調和を感じられる天然木(無垢材)がおすすめ。床や家具だけでなく、雑貨も同様に明るい木彫素材のアイテムを選ぶと良いでしょう。 実用的なアイテムでは、木製のティッシュケースやごみ箱、小物入れなどがおすすめ。日常的に使うものを木の素材に置き換えるだけで、空間全体の雰囲気がぐっと北欧らしくなります。 また、木のフォトフレームやオブジェ、キャンドルホルダーなどを飾り棚にスタイリングすれば、ナチュラルで温もりのある空間づくりが楽しめます。 シンプルで実用的な家具を配置する シンプルで実用性の高い家具をバランスの良い余白を取りつつ配置することで、心に余裕を与えてくれます。また、北欧インテリアに的している家具は、モダンで洗練されたラインの中にも、どこかやさしさを感じさせるフォルムが特徴的。 また、北欧インテリアでは見た目が美しいだけでなく、「使いやすい」「生活がしやすくなる」ことに重点を置いて設計されています。それが“機能美”と呼ばれる理由です。 ちなみに北欧インテリアでおすすめな家具の特徴は以下のとおりです。 無駄のないデザイン 装飾を最小限に抑え、必要な機能だけにフォーカスすることで、シンプルで洗練された美しさが生まれます。 使いやすさと快適さ 使用する人の動線や手の動き、座り心地などを細かく考慮して設計されており、長く使ってもストレスを感じさせません。 素材と構造の美しさ 木や金属、布などの素材本来の魅力を活かしたデザインが多く、構造やディテールにも無理がなく、自然と調和します。 長く愛される耐久性とデザイン性 流行に左右されず、年月が経っても古びない。機能に裏打ちされたデザインだからこそ、時代を超えて評価され続けます。 居心地の良いファブリックを取り入れる 居心地の良い空間作りにおいて、適切なファブリックを取り入れることが大切なポイントです。北欧インテリアのファブリックの選び方は、以下のポイントを押さえましょう。 自然素材のファブリックを選ぶ 北欧インテリアでは、麻やウールなどの自然素材が好まれます。手触りが良く温かみを感じさせる自然素材は、居心地の良い空間を作り出します。 色のトーンを統一する 複数のファブリックを取り入れる際は、色のトーンを統一することで、まとまりのある空間を演出できます。例えば、ベージュやライトグレーなどの柔らかなベースカラーにアクセントとなる色をプラスすると、北欧らしい雰囲気となるでしょう。 アクセントとしてファブリックを活用する 大胆な柄や色のファブリックは、クッションカバーやファブリックパネルなどの小物で取り入れるのがおすすめ。シンプルな空間のアクセントとなります。 これらのポイントを参考にファブリックを取り入れることで、北欧インテリアの魅力を引き立て、居心地の良い空間を作り出せるでしょう。 ビレッジハウスでは、敷金・礼金・手数料・更新料が無料(※)です。初期費用を節約したい方はぜひ、お気軽にご相談ください。 ※契約内容や審査の結果により、敷金をお預かりする場合がございます。 関連記事: スカンジナビアのインテリアデザインにおける 5つの特徴 ジャパンディスタイルとは? 日本のインテリアデザインに見られる5つの概念 スパニッシュリバイバルスタイルとは カリフォルニアコースタルデザインとは 街子ライターのどいまちこです。 建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。 現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。 畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。