世界では、新年を祝う行事は1年の中で最も重要な行事として認識されています。次の新年は、ぜひ日本で過ごしてみましょう。お正月はそもそも、中国や他のアジア諸国から始まった行事ですが、日本にも受け継がれています。現代の日本では、ショッピングのセールに行く人、パーティーを開く、学生の長期休暇など、お正月の楽しみ方は人それぞれです。
日本に住む外国人、観光客は、日本人のお正月の過ごし方にとても興味を持っているようです。今回は、日本人のお正月の過ごし方について紹介します。
新年:新たなスタート
日本では、新年は新たなスタートを切るという意味があります。例えば日本人のビジネスマンは、プロジェクトがトラブルを抱えていても、新年を迎えた後は、気持ちを新たに取り組みます。ほとんどの日本人は、新年が始まる前にプロジェクトを完了させておくことで、新しいプロジェクトを気持ちよく始めることができると考えています。新年を迎える前に、来年の目標も決めておきましょう。
忘年会、新年会
日本人は、年末に1年間を振り返り、頑張った自分をねぎらいます。
これは、企業で働くサラリーマンが勤務後に同僚と飲み会へ行き、お互いをねぎらいあうのと同じです。年末には、忘年会という名目で同僚との飲み会が開催されますが、友達や家族と一緒に過ごすこともあります。
毎年、たくさんのレストラン等で、忘年会や新年会が開催されます。近年では特に渋谷が賑わっています。渋谷での開催数が増えるにつれ、トラブルの数も多くなり、そのため最近では、渋谷に配置される警察官の数が増員されています。
新しい年の始めとして、江の島では新年の日の出を見ることができます。
日の出を見るスポットは、スピリチュアルスポットとして注目されています。江の島以外では、富士山もお勧めです。富士山に登れば、雲の間から日の出を見ることができます。ただし、この時期は登山に適していません。それでも興味がある人は、検討してみましょう。
新年を迎えるにあたって、主要な観光地では何かしらのイベントが開催されています。日本の慣習に触れることができるいい機会なので、ぜひ参加してみましょう。
日本の伝統
日本のお正月には、竹細工や松ぼっくりでできた飾りを吊るすなど、昔からのならわしがあります。それらは全国のコンビニやデパートで入手できるので、興味がある人は、ぜひ一度手にとってみてください。
また、新年の日の出を見るということは、日本人にとって一大イベントです。日の出がよく見えるスポットを探して、人が集まります。
他にも、神社にお参りする、真夜中に除夜の鐘を聞くというならわしもあります。また、おみくじを引いて、一年を占うというならわしもあります。大吉、凶どちらを引いた場合も、木の枝に括り付けて、運が良くなるように願います。
遊びとしては、羽子板、かるたなど、お正月に楽しむ日本古来の遊びがあります。また、神社には出店が出ており、おせちやお雑煮など、伝統的なお正月の食べ物が売られています。また、大晦日には、無事に一年を過ごせたことを感謝して、年越しそばを食べます。
近くで、お祭りが開催されているかどうか、ぜひ調べてみましょう。お正月には、メッセージ袋にお金を入れて、子供、家族に渡す習慣があります。元旦に渡しますが、子供たちは受け取ると大喜びします。また、大みそかには、昔から放送されている紅白歌合戦という番組が放送されます。日本では、最も有名な歌番組です。歌手やグループの演奏を楽しみましょう。
お正月の交通機関について
通常、電車は平日の深夜まで運行しています。しかしお正月に限り、少なくとも電車は24時間運行しています。この日だけは、ほとんどの日本人が電車を利用します。
ただし、満員電車に乗車する場合や、新年会・忘年会に丸一日参加する場合は、トラブルに巻き込まれないように気を付けてください。警察が駅の付近を巡回しているので、何かあった場合は彼らを頼りましょう。
お正月にも、タクシー、バスは通常どおり運行しています。ただし、場所によっては、その場所まで駅から歩くことになるかもしれません。タクシーのアプリも活用しましょう。お正月は、何の心配もいりません。無事に家路につくことができます。
日本人にとって、お正月は、1年の中で最も重要な行事です。お正月になると、日本人のほとんどが一斉に休暇をとります。営業終了の時間を早めたり、店を閉めるところがほとんどです。お正月に日本へ旅行する場合は、気を付けるようにしましょう。
お正月の行事に参加する場合は、マナーを守り、自己責任で参加してください。日本人になったつもりで、行事に参加してみましょう。そうすればきっと、日本でいい思い出を作ることができるでしょう。