日本国内でも地域によって物価や生活費には大きな差があります。特に東京や大阪などの大都市では家賃や食費が高く、生活コストがかさみがちです。一方、地方では自然が豊かで暮らしやすく、物価が比較的安い県も多く存在します。
そこで本記事では、日本で物価が安い5つの県を紹介します。各県の特徴、外国人向けの就業についてや暮らしにまつわる相談窓口も合わせて紹介します。
ビレッジハウスが日本全国で提供している賃貸物件では、5人に1人が外国人の入居者です。コールセンターには、外国人スタッフが対応しているため、住まいを探している方はお気軽にお問い合わせください。
日本で物価が安い県
総務省が発表している「消費者物価地域指数」小売物価統計調査（構造編）2023年（令和5
年）によると、鹿児島県の物価水準が最も低く、次に宮崎県・群馬県・大分県・福岡県となっています。
東京や大阪と比べると、いずれも人口が比較的少なく自然が豊かな点が共通しています。山や海、温泉、田園風景など、それぞれの地域に根ざした自然の魅力が広がっているため、ゆったりと暮らしたい人にとって理想的な環境です。
それでは、魅力あふれる5つの県について紹介していきましょう。
鹿児島県
鹿児島県は九州の南端に位置し、桜島や屋久島といった雄大な自然が魅力的な地域です。また、鹿児島県には約100箇所の温泉地があり、大分県の次いで全国2位の温泉県。市街地にも温泉が点在しており、気軽に立ち寄って疲れを癒やす文化が根付いています。
黒豚やさつま揚げ、本格焼酎などの食文化も豊かで、地元の味を楽しめるのも魅力の一つです。気候は温暖で農業や畜産業が盛んなので、地元で採れた新鮮な食材が手に入りやすいのも嬉しいポイントです。
2023年10月末の調査によると、鹿児島県には約12,000人の外国人が住んでいます。国籍は、ベトナム・インドネシア・フィリピン・中国出身が多く、上位4か国で外国人住民全体の81.2％を占めています。
また、鹿児島県で働きたい外国人留学生のための就職活動の相談やサポートを実施中です。相談窓口は、「鹿児島県で働きたい外国人留学生をサポートします！」へお問い合わせください。
出典：
鹿児島県労働局｜鹿児島労働局管内における「外国人雇用状況」届出状況まとめ（令和5年10月末時点）
鹿児島県公衆浴場業生活衛生同業組合｜かごしま銭湯
宮崎県
宮崎県は、年間平均気温が17度と温暖で、1年を通して晴れている日が多いため「日本のひなた」といわれています。サーフィンやスキューバーダイビングなどのマリンスポーツや、ゴルフやトレッキングなども楽しめる地域です。
宮崎県は、温暖な気候を生かした、農業や畜産業が盛んです。特に宮崎牛やマンゴーなど美味しい食べものが豊富にある県として知られています。また、神話や昔の伝統にゆかりのある神社や場所も多く、どこか神秘的な雰囲気があるのも魅力です。
2023年12月末の調査によると、宮崎県には約9,700人の外国人が住んでいます。国籍は、ベトナム・インドネシア・フィリピン・中国・ミャンマー出身が多く、上位5か国で外国人住民全体の73.5％を占めています。
また、宮崎県では「外国人留学生就職・採用支援事業」を実施。他にも生活についての相談ができる「みやざき外国人サポートセンター」もあるため安心です。
出典：宮崎県｜Ⅱ 県内の外国人 外国人留学生の就職・採用を支援します！
群馬県
群馬県は関東地方に位置し、東京から新幹線で1時間ほどと都心とのアクセスが良好でありながら、全国で3番目に物価が低い県です。農業が盛んなので新鮮な野菜や果物が手に入りやすく食費を抑えられるのも魅力的です。また、都心と比べると家賃相場も低いため、生活コストを抑えたい方に適しています。
2024年12月の調査によると、群馬県には約81,000人の外国人が住んでいます。国籍は、ベトナム・ブラジル・フィリピン・中国・インドネシア出身の外国人が多く、上位5か国で外国人住民全体の63.1％を占めています。
鹿児島県では、外国人を積極的に受け入れている企業が多く、生活でわからないことや困ったことがある場合は、「ぐんま外国人総合相談ワンストップセンター」にて相談を受け付けています。
大分県
大分県は日本で一番の温泉地として有名です。特に、別府温泉や由布院温泉などが有名です。県内には4,000本以上の温泉源泉があり、源泉数・湧出量ともに日本一を誇ります。
さらに、大分県は海や山に囲まれた自然豊かな土地なので、四季折々の風景や新鮮な海産物、野菜などの食も楽しめます。
2024年12月の調査によると、群馬県には約20,000人の外国人が住んでいます。国籍は、ベトナム・インドネシア・ミャンマー・中国・フィリピン出身の外国人が多く、上位5か国で外国人住民全体の65.5％を占めています。
また、「大分県外国人総合相談センター」では、外国人の方々が安心して生活できるよう、就業や生活全般に関する相談を、電話・メール・対面・Zoomにて受け付けています。
出典：
大分県｜県内在留外国人数について
福岡県
福岡県は、都市の便利さと自然の豊かさが共存する暮らしやすい地域です。交通の利便性が高く、地下鉄・新幹線・空港がコンパクトにまとまっているため国内外への移動がしやすい環境が整っています。
また、福岡県では外国人の受け入れや生活支援にも力を入れています。働く場所や学ぶ環境も充実している福岡県は、日本で新たな生活を始めたい人におすすめの場所です。
2023年12月の調査によると、福岡県には約100,000人の外国人が住んでいます。国籍は、ベトナム・中国・韓国・ネパール・フィリピン出身の外国人が多く、上位5か国で外国人住民全体の78.5％を占めています。
出典：福岡県｜在留外国人数（外国人登録者数）
また、福岡県では以下のような外国人の雇用や生活や手続きに関する相談窓口があります。
厚生労働省が運営しており、外国人留学生や仕事を探している外国人の方々や外国人の雇用を考えている企業を支援している機関（ハローワーク）です。
福岡市が設置しており「福岡よかトピア国際交流財団」が運営している機関です。在留手続、雇用、医療、福祉、出産・子育てや子どもの教育等の生活に係る相談を対面、電話、メールにて受け付けています。
ビレッジハウスでは、外国人の入居を積極的に受け付けています。また、コールセンターでは外国人スタッフが対応しているので、日本語に自信がない方でもお気軽にお問い合わせいただけます。
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ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。