日本では、魚は一般的な食材です。どの料理にも、出汁(鰹から取ったものが多い)がよく使われます。例えば、レストランで出されるスープは、たいてい出汁です。また、意外かもしれませんが、お寿司屋さんで出される汁物にも使われているし、コンビニの味付けおにぎりにも使われています。
一方で、理由は色々あるとは思いますが(「サステナブルな取り組みの一環として」、「動物を搾取する産業を支持したくないから」、「健康上の理由」など)、日本でも他国と同じく、菜食主義や完全菜食主義への関心が高まりつつあります。 ビーガン対応(ベジタリアン対応)レストランが、ほぼ毎月オープンしている事からも、関心の高さがうかがい知れます。日本でも、今後はビーガンになる人が増えていくことでしょう。
ベジタリアン食材(ビーガン食材)を購入する
日本では、フルーツや野菜は高くつきます。フルーツや野菜をたくさん食べたいけれども、できるだけ安く済ませたいという人は、冷凍野菜や冷凍フルーツを買いましょう。ですが、旬の物を選べば、近くのスーパーでも新鮮な野菜やフルーツが安く買えます。サステナブルな取り組みにもなりますしね!
また、チェーン店の「業務スーパー」では、輸入食品やベジタリアン食材の取り扱いが多く、他のスーパーマーケットよりも安く買えます。お手頃な価格で手に入るので、美味しいベジタリアン料理を作りたい人は、ぜひ足を運んでみて下さい。
例えば、トマト缶、缶詰のインゲン豆、ひよこ豆、ライスペーパー、冷凍ラップサンド(トルティーヤで作るラップサンド)、パイシート、ピーナッツバター、ピタ、冷凍野菜や冷凍果物などがあります。他にもビーガンボロネーゼなど、瓶詰のパスタソースもありますよ。ここでは、取り扱う商品のメーカーやブランドが時々変わります。ですので、新しい商品が入っているかどうか、たまにチェックしておきましょう!
全国規模のスーパーマーケット「イオン」でも、ベジタリアン料理に必要な食材が買う事ができます。「トップバリュー」ブランドから出ている「Vegetive」シリーズのビーガン食材は、とてもリーズナブルです。
ビーガンに人気のあるシュレッドチーズも、この「Vegetive」シリーズから販売されていて、日本全国のイオンで買う事ができます。このシリーズでは、他のいろんな商品も発売されています。念のために、原材料は必ず確認するようにしましょうね。
大豆ミートは、肉の代替品として使われる事が多く、身体にも良いため、ベジタリアンの方に限らず、多くの人々に親しまれています。しかし、どんなビーガン食品でも、たまに動物性原料が含まれている事があります。ですので、原材料には必ず目を通して下さいね!
大都市に行くと、輸入食品や健康食品に特化した専門店を見かけます。輸入食品を買うなら、そこで探してみてはいかがでしょうか。輸入コストがかかるため、商品の値段は高く設定されていますが、世界中から、ビーガン食材やベジタリアン食材をはじめ、ユニークな商品がたくさん集められていますよ。
ネット通販を利用する
インターネットで、ベジタリアン食材やベジタリアン食品を販売している店舗は たくさんあります。オーツ麦、豆類、栄養酵母が欲しい人は、Amazonを覗いてみて下さいね。
また、Terra Foodsを利用すれば、ビーガン料理やベジタリアン料理を届けてくれます。機会があれば、ひき肉ミンチやナゲット(ビーガン料理)を試してみたらいかがでしょうか。
大阪には、カナダ人オーナーが経営している有名な「スライシーズ」があります。
オンラインショップから自分の欲しい物を注文すれば、日本国内に限りますが、肉やチーズの代替品(自家製)を自宅まで届けてくれますよ。特に、ビーガン料理のfetaチーズがお勧めです!
からあげを食べたい人は、Karaage 2.0もチェックして下さいね。
Happy Cowで、日本のビーガン、ベジタリアンコミュニティを調べる
インターネットで、ビーガンやベジタリアンについて調べてみましょう。すると、日本には、多くのベジタリアンやビーガンがいる事が分かります。あなただけではないんですよ!
Happy Cow(アプリ)をご存じですか。使った事がないなら、ぜひ一度試してみて下さい。びっくりしますよ。日本全国のベジタリアン、ビーガンレストランはもちろん、そのレストランの口コミや紹介、ビーガン食品を取り扱っている店舗などが載っています。旅行先で、ビーガンレストラン、ベジタリアンレストランがないかどうか調べたい時は、ぜひ利用して下さいね。
日本国内で、ビーガン食品を取り扱っている店舗を探したい時は、Is it Vegan? Japanを参考にしてみて下さい。お手持ちの商品が、ビーガン食品かどうかも確認できますよ。
また、新しくオープンしたビーガンレストランやベジタリアンレストランやお店を探したい時は、SNSで検索してみるのも一つの手です。Facebookで、Vegan JapanやTokyo Vegan and Vegetarian Hubと検索して下さい。とても便利ですよ。
ベジタリアンラーメンを食べる
コンビニでベジタリアンラーメンを買うなら、辛ラーメン(画像をご覧下さい)がお勧めです。安く、早く、手軽に食べる事ができます。動物性原料が一切使われていないので、ビーガンの方でも食べられます。ですが、これと同じ商品が、韓国でも製造販売されており、韓国製の辛ラーメンには、動物性原料が含まれています。(韓国製か日本製かどうかは、必ず確認するようにして下さいね。)日本製の辛ラーメンは、コンビニで買う事ができます。
ベジタリアン料理にチャレンジする
料理を苦に感じないなら、エアフライヤーとブレンダーはぜひ購入しておく事をお勧めします。そうすれば、ベジタリアン料理の幅が広がりますよ。
ビーガンから揚げやチップスを作りたい時は、エアフライヤーがあればとても便利です。チャレンジ精神が旺盛な人には、ビーガンブレッドもお勧めです。エアフライヤーを買うべきか迷っている人は、「エアフライヤーの魅力5選」もチェックしてみて下さいね。
また、ブレンダーがあれば、栄養価の高い野菜スープ、フムス、カシューチーズ、冷凍フルーツのスムージーなどが出来ますよ。
和風のベジタリアン料理を作るなら、ビーガンお好み焼きはいかがでしょうか。日本でビーガンとして暮らしていくなら、豆腐をぜひ活用しましょう。豆腐は、栄養価が高く、お値段もお手頃です。豆腐の柔らかい食感が苦手な人はいませんか。なら、豆腐をいったん冷凍し、解凍した後に、2回押してみて下さい。少し手間がかかりますが、肉のような味や食感が楽しめます。
このように、少し面倒ではありますが、ひと手間加えるだけで、美味しいベジタリアン料理やビーガン料理が味わえますよ。
国際色豊かな食べ物やレストランが多い都会ではなく、田舎でベジタリアンとして暮らすなら、食材探しなどで少し苦労させられる事もあるかもしれません。でも、例えば、乳製品を大豆に置き換えるなどすれば、ビーガンとしても暮らしていけます。
日本でも、ベジタリアンとしてのライフスタイルは維持できます。試した事のないベジタリアンレシピにチャレンジしてみても楽しいですね。