独立洗面台とは、浴室やトイレとは別に設置されている洗面台を指します。賃貸物件を探す際、独立洗面台をこだわりの条件として選ぶ方も少なくありません。
しかし独立洗面台がある物件は、ない物件と比べて賃料が割高になるケースもあります。そもそも、独立洗面台がないと快適に過ごせないのでしょうか?
そこで本記事では、独立洗面台がない賃貸物件でも快適に過ごせるコツを5つ紹介します。独立洗面台がない物件を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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独立洗面所のメリットとデメリット
独立洗面所があれば、水回りの収納に困らないでしょう。洗面台下の収納では石鹸や洗剤、普段使用するタオルや掃除道具の収納ができます。
また、浴室の湿気を気にせず洗面台を使用できるため、化粧や歯磨きなどを快適に行えるメリットもあります。なお多くの洗面台には電源が備わっているため、ドライヤーやヘアアイロンなどの使用ができるところは、ユニットバスにはない強みだといえるでしょう。
ただし洗面台と壁のすきまは、ホコリがたまりやすく水はねしやすい箇所です。そのため独立洗面台では、掃除が難しくカビが発生しやすいのはデメリットといえるでしょう。
また、洗面台で髪を洗えるタイプの場合、髪の毛が排水口を詰まらせてしまい不快なにおいの原因になる可能性もあります。そのため、髪の毛が溜まらないよう排水口にゴミ受けを設置し、定期的な掃除を心掛けることが必須です。
独立洗面所がない物件ではメリットがある
独立洗面所がない物件では、以下のようなメリットがあります。
- 水回りの掃除が1回ですむ
ひとり暮らし向けの賃貸物件では、「洗面所とお風呂がセットになっている2点ユニット」もしくは、「洗面所とお風呂とトイレがセットになっている3点ユニット」となっている場合が多いといえます。
洗面所とお風呂、トイレが別々になっていれば、それぞれ掃除をしなくてはいけません。しかしユニットバスの場合は、お風呂に設置しているシャワーを使用することで、お風呂や洗面台、トイレまで一気に掃除ができます。
汚れに気が付いた時にシャワーで流せるため、清潔で綺麗な空間をキープしやすいといえるでしょう。
- 独立洗面台がないと賃料が安い傾向がある
独立洗面台を設置する際、設置場所と動線を確保する必要があります。一方で、独立洗面所がないとそのようなスペースは不要ですし、設置費用やメンテナンス費用が削減されるため、賃料が安く抑えられる傾向があります。
また独立洗面所がない賃貸物件は、古い建物や狭小アパートであることが多く、築年数や広さという観点でも賃料が安い場合が多いといえます。
ただし、賃料は立地や住環境など、さまざまな条件を考慮して決定します。そのため、独立洗面台の有無だけで賃料の安さが保証されるわけではありませんが、独立洗面台がない方が賃料を抑えられているという点は押さえておきましょう。
独立洗面所なしでも快適に過ごす方法①|浴室の洗面台を活用する
出典:Amazon
独立洗面所がなくても、2点ユニットや3点ユニットとなっている場合、浴室にある洗面台を使いやすくアレンジするのもひとつの方法です。
洗面台周りに棚を設置したり、格子網やつっぱり棒を使って小物を吊るすスペースを確保したりすることで、収納スペースが増え使いやすい空間になります。また、磁石がくっつくタイプの壁であれば、傷つけずに収納やディスプレイが可能です。
またトイレとバスが一緒の3点ユニットの場合、トイレタンクの上は広いスペースが確保できストック品を置くのに便利です。ただし、水回りのため電化製品は収納できないため、浴室内で使用する際は別の場所から持ち込むか、居室内で使用しましょう。
浴室内は床が濡れていることもあるため、使用しづらいといった場合もありますが、専用のスリッパやすのこを用意しておくと快適です。
独立洗面所なしでも快適に過ごす方法②|キッチンのシンクを代わりに使用する
浴室の洗面台では、冬場はどうしても室内が冷えていたり、湿度が気になってしまったりすることもあるでしょう。その場合、洗顔や歯磨きなどの身支度は、キッチンのシンクを代用することをおすすめします。
例えば、キッチンに歯ブラシや洗顔料、小さな鏡などをコンパクトにまとめられる収納グッズを用意しましょう。収納グッズは吊り下げ式の食器棚や、シンクスペースに置くと利便性が高まります。
独立洗面所なしでも快適に過ごす方法③|シャワーラックを活用して収納を作る
出典:Amazon
シャワーラックを設置して、入浴に必要な備品や歯ブラシや洗顔などをまとめて収納できるスペースを作りましょう。
シャワーラックには、フックに取り付けるタイプのものや吸盤で壁に付けるタイプのものがあります。また、室内を傷つけることなく好きな場所へ収納場所を作れるのは嬉しいポイント。
ただし、重すぎるものは置けないため、収納するものは厳選する必要があります。収納スペースが不足している場合は、便利なグッズを利用することで解消されるでしょう。
独立洗面所なしでも快適に過ごす方法④|身支度は部屋のメイクスペースで行う
メイクや身支度をする場合、独立洗面台の代わりに、部屋の一角にメイクスペースを確保するのもおすすめです。自然光が入りやすい場所に、メイクスペースを作ると肌の色がキレイに確認できます。
部屋内にスペースを確保するのが難しい方は、鏡やメイクボックスを用意しておき、使う時だけ座卓やテーブルを化粧台として使用するのもひとつの方法です
なお、普段はテーブルや座卓として使え、ヘアメイクをするときにはドレッサーに早変わりする便利な家具もあります。用途に応じて使い分けることで、ひとつのテーブルで複数の機能を果たすことができ、スペースを効果的に節約できるでしょう。
また、キッチンの近くにメイクスペースがあると、水を使用する際にも便利です。コンセントが確保できる場合、一か所で化粧とヘアメイクを同時に行えるため、部屋の中で適した場所を選ぶことが重要となります。
独立洗面所なしでも快適に過ごす方法⑤|お出かけ前は全身鏡でチェックする
顔周りのメイクや細かいチェックには卓上鏡が便利ですが、洋服のコーディネートや外出前の全身チェックには、全身鏡を利用すると良いでしょう。
全身鏡を窓際に配置すると窓から差し込む光を利用してお部屋全体が映り、視覚的な広がりを感じられお部屋がより広く見える効果も期待できます。
全身鏡は配置によって、洋服の着こなしや全身のチェックを確認するだけでなく、室内の明るさと広がり感を同時に演出できます。
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※契約内容や審査の結果、敷金と連帯保証人が必要になる場合があります。
※特典は物件によって異なる場合があるため事前にご確認ください。
ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。