日本の住まいは、ミニマルデザインが施されたユニークな住まいです。例えば、欧米で人気のブランド「無印良品」をご存じでしょうか。ミニマムが具現化されたユニークなものとなっています。欧米で人気がある日本の「無印良品」ですが、日本のミニマムなモダンさとスカンジナビア風スタイルを融合したデザインが、絶大な支持を受けています。

ミニマリズムは、ライフスタイルでもあり、美学でもあります。ミニマリズムを反映したインテリアを実現するには、整理整頓を心掛け、必要以上に物を増やさないようにする事が肝心です。花瓶、写真フレーム、クッション、アートなど、生活に直結しないものは置かないようにしましょう。ソファーやカーテンは、デザインがスタイリッシュなものを選ぶといいかもしれませんね。

今回は、シンプルでスタイリッシュなインテリアを実現する方法を紹介します。

家具やデコレーションは、買いすぎないようにしましょう。カーテン、ソファ、電灯のデザインや色合いを工夫することで、スタイリッシュなインテリアを実現することができますよ。

ミニマリストの美学

リビングをスタイリッシュに見せるコツをまとめてみました。

・家具の色味は、できるだけ抑えましょう。例えば、クリーム、ベージュ、ホワイトなどがお勧めです。明るい色を入れると、空間にまとまりがなくなります。アクセントとして加えるなら、ナチュラルカラー（青色（空）、緑（森）、オレンジ（夕日）、茶色（木）などを取り入れましょう。

・アイテムの質感に変化をつけてみましょう。

・木製家具や竹のアイテムを飾れば、落ち着いたシックな印象になりますよ。

・最近は、観葉植物をインテリアのアクセントとして使う事が増えています。空間をスタイリッシュに、華やかに彩りたいのであれば、観葉植物を飾ってみましょう。

もしよければ、私たちのブログ「すっきりと部屋を広く見せる方法」も参考にして下さいね。

ソファー

ほとんどの住まいには、ソファーがありますよね。リビングのテレビやコーヒーテーブルの近くに置く事が多いのではないでしょうか。

元来、部屋をすっきりとシンプルに見せたいのであれば、スペースをとる家具は置かない方が賢明です。大きなソファを置くだけで、他のインテリアを台無しにしてしまいます。ですが、家具の置き方や選び方に気を配り工夫すれば、さほど問題ありません。

欧米ではリビングに何台もソファーを置きます。ですが、もしあなたが日本で部屋を広く、すっきりと見せたいのであれば、ソファーは一台にしておきましょう。どうしても何台か置きたいのであれば、ニュートラルカラーのソファーを選ぶようにして下さいね。部屋が狭くソファーを置くスペースがない場合は、代わりに長椅子や小さなアームチェアを置いてみてはいかがでしょうか。

もしかすると、日本の伝統的かつスタイリッシュな和室（リビング）は、座布団を敷いて座る、布団を敷いて寝るなどの日本人の慣習からインスピレーションを得ているのかもしれませんね。日本の和室（リビング）は究極のミニマリズムとなっており、心や身体が癒されます。和室だと姿勢もよくなりますよ。

カーテン（障子、ブラインド）

絵がプリントされた華美なカーテンは、カーテンを閉めればインテリアのアクセントになります。絵画と同じ位置づけです。ですが、部屋をシンプルにスタイリッシュに見せたいのであれば、カーテンの派手なプリントは逆効果で、悪目立ちしてしまいます。

できれば、カーテンは薄い色合いのものを選ぶようにしましょう。例えば、白、ベージュ、パステルカラーなんていかがでしょうか。淡い色合いのカーテンは、部屋を広く見せてくれるし、清潔感が出て、居心地のいい空間を生み出してくれます。

ですが、色合いやデザインがあまりにも無機的だと、病院の一室であるかのような印象を与えかねません。そこで、質感の異なるカーテンをうまく活用してみましょう。例えば、リネン素材やレースが付いたカーテンなんていかがでしょうか。部屋がすっきりと広くスタイリッシュに見えますよ。またシアータイプのカーテンもお勧めです。日光は通しますが、外からは中が見えないので、プライバシーが十分に保てますよ。

部屋を遮光したいのであれば、カーテンよりもブラインドがお勧めです。遮光性が高くお洒落なブラインドはいくらでもあります。ニュートラルカラーで、自然素材を使ったブラインドを選ぶようにしましょう。

他にも例えば、窓枠に障子を取り付けてみてはいかがでしょうか。原材料には自然素材が使われています。透けないので室内は全く見えません。インテリアのアクセントにもなってとても素敵ですよ。

シーリングライト/ランプ

電灯一つでリビングの印象が大きく変わります。インテリアの一環として、デザインや形が凝ったおしゃれなシーリングライトやランプシェードを取り付けてみてはいかがでしょうか。必ず電灯はどの部屋にも必要ですからね。そうすれば、わざわざインテリア用にデコレーションアイテムを買い足さずに済みますよ。例えば、幾何学模様の入った照明や、丸や四角の形をした照明なんていかがでしょうか。部屋がすっきりと広く、スタイリッシュに見えますよ。

日本の賃貸物件では、LED電球が用いられています。確かに、LED電球は経済的ではありますが、夕方など時間帯によっては、暖色系の電灯の方が好まれることもあります。LED電球の代わりに、違う電球を使ってみてもいいかもしれませんね。

あるいは、電灯の代わりにランプを使ってみてはいかがでしょうか。アメリカの家庭ではランプが重宝されています。ランプシェードには、木材や竹、ラタン、布などの素材が使われています。ランプを置くだけで、部屋がすっきりと広くお洒落に見えますよ。

普段から整理整頓を心掛け、必要以上に物を増やさないように心がけましょう。それが、ミニマリズムを反映したインテリアを実現するコツです。こちらのブログ「整理整頓を行うコツ」では、ミニマリストのインテリアや、整理整頓のコツを紹介しています。どの家具を選ぶかで、あなたが実現したいインテリアに近づけるかどうかが決まります。あなたが、心地よく暮らせるお部屋になりますように！