少子高齢化が止まらない我が国日本。令和3年9月時点で3640万人と過去最高を更新し続けています(総務省統計局による)。
増え続ける高齢者の方々の終の棲家としての賃貸住宅について考えてみました。
1.高齢者と住まい
平成30年版住宅・土地統計調査によりますと、65歳以上の高齢者のいる世帯の総数は2253万世帯。
そのうち持ち家が1848万世帯(82%)、借家が400万世帯(18%)、特に単身世帯は213万世帯、夫婦のみの世帯でも81万世帯、合わせて294万世帯が借家での生活を送っています。
この数字、20年前(136万7千世帯)に比べ約158万世帯増加と実は倍増しているのです。
高齢者の借家志向が年々高まりを見せていることが分かります。
2.高齢者用の借家=賃貸住宅
では民間の高齢者用賃貸住宅にはどういったものがあるでしょうか??
- 介護付き老人ホーム
24時間常駐する介護スタッフにより、食事、入浴、排せつなどのサービスがフルで受けられる施設です。
借家と言うよりはサービスを購入するスタイルとなります。
メリット : 手厚いサービスが整っています
デメリット : 入居費用も月々の生活費も割高です
- サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)
高齢者単身・夫婦世帯向けに作られた賃貸住宅です。高齢者が生活しやすいように設計されているほか見守りサービスなども付いています。
メリット : 老人ホームより割安に入居が可能です
デメリット : 一般賃貸住宅よりも割高です、また一部サービスは外注となります
- 一般の賃貸住宅
一般に流通している賃貸住宅です。高齢者向けの設備、サービスはなく、自分で各種サービスを手配する形となります。
メリット : 通常の賃貸住宅なので最低限の費用で生活が可能です
デメリット : 食事その他全て自分で手配する必要があります
当然ですが私たちが運営するビレッジハウスは③の一般賃貸住宅となります。
3.高齢者と賃貸住宅
記載した通り借家に入居する高齢者が年々増加する一方で、高齢者が賃貸住宅に申込をしても断られるケースが増えています。
不動産管理会社によると以下の3つのリスクが大きな問題となります。
- 健康のリスク
何より一番のリスクは健康のリスクです。自然の摂理として高齢になればなるほど健康面のリスクは高まります。
体調を崩すだけでなく、突然の体調不良によりお部屋でそのまま亡くなる“孤独死”が増えてまいります。
万一孤独死となるとその部屋は事故部屋となるため長期間貸し出することが出来なくなります。
また契約解除の為に相続人を探したりしなくてはならず、管理する側にとっても非常に大変な状況になってしまいます。
- 金銭面のリスク
年金収入だけでは不十分となるケースも多く延滞のリスクが高くなります。
身寄りも全くいない高齢者も多く、連帯保証人も立てられないケースも増えてまいります。
また年金の支払いが各月の為、2か月分まとめて払うなど集金管理がやっかいなのです。
- 近隣トラブルのリスク
実は見逃せないのがこの近隣トラブルのリスクです。
認知症などで発生が懸念される近隣とのトラブル等で、高齢者の周りの入居者が全員退去する事例も発生しているのです。
不動産管理会社としても管理物件の入居者を増やしたい意向はあるのですが、高齢者にお部屋を賃貸することについては上記のリスクがあるためお断りするのです。
4.高齢者の方でも申し込みやすいビレッジハウス!!
そんな中、私たちビレッジハウスは高齢者の皆様の受け入れを拡大しています。
令和2年4月以来、高齢者単身、高齢者ご夫婦合わせて全国で2000世帯以上の高齢者にご入居頂いております。
これは全体申込件数の7%以上、実はものすごい数字なんです。
では、私たちビレッジハウスはどのようにして高齢者のリスクと向き合っているのでしょうか?
- 健康のリスク
ビレッジハウスでは担当の管理人が定期的に物件を巡回し、郵便ポストなどで異常があれば入居者を訪問する等、管理人による独自のサービスを展開しています。
当然孤独死のリスクは誰にでもありますが、出来るだけマメに巡回することで孤独死のリスクを減らしているのです。
- 金銭面のリスク
ビレッジハウスは更新料、手数料、敷金、礼金が不要、しかも家賃2万円台から。
年金暮らしの高齢者の皆様の負担にならない範囲で快適な団地ライフをお過ごしいただけます。
(ペット飼育など契約内容や審査の結果、敷金をお預かりする場合がございます)
- 近隣トラブルのリスク
ビレッジハウスでは入居者向け住まい相談センターを設置しております。
近隣トラブルなどが発生した場合住まい相談センターにご相談頂ければすぐに対応いたします。
上記のようにビレッジハウスでは高齢者の皆様が入居しやすい環境を作って皆様の入居をお待ちしています。
さぁ、皆様も安心お気軽な団地ライフをビレッジハウスで!