東京オリンピック・パラリンピックの運営団体は、環境にやさしい取り組みを実施し、持続可能な社会の実現を目指しています。まず、競技会場などの大会施設は、再生可能エネルギーの電気で運営されています。また、選手村のベッドは、リサイクル可能な段ボールで作られています。メダルは、中古パソコンや電話の金属を再利用して製作されていますし、表彰台は、シャンプーなどのプラスチック容器を利用して作られています。さらに、スケートボードチームが着用するユニフォームの素材は、100%再生ポリエステルが使用されています。
ゼロウェイスト活動や持続可能な社会の実現のために、自分も何かしたいと思う人は、ぜひ参考にしてみて下さいね!
旬の食材や地元で取れた食材を買う
日本では、地元で取れた農産物が身近で売られています。全国各地に農園がたくさんあるので、たいていのスーパーには地元の野菜や果物のコーナーが設置されています。
地元で取れた農産物を買えば、環境への負荷が高い出荷プロセスが省け、持続可能な社会に一歩近づきます。それに、地元の野菜は、たいがい農薬を使用していないので、そうでない農産物に比べると、栄養価も高く、味も格段にいいですよ。
日本では、旬の食べ物が好まれます。旬の食材は、環境に優しいだけでなく、節約にもなります。農薬を使わない農産物は、生産コストを抑える事ができるし、旬の物であればなお安く手に入ります。太陽の光を浴びて育てられた農産物は、栄養価も高いそうですよ。
近所に、野菜の定期宅配サービスをしている企業や農園はありませんか?野菜を買う事で、旬のオーガニック野菜が手に入るだけでなく、地元の農園や企業の支援にもつながりますよ。
オーガニックスーパーを利用する
エシカル消費への関心が高い人には、オーガニックスーパーをお勧めします。ほとんどのオーガニックスーパーは、ゼロウェイスト活動にも熱心に取り組んでいます。新鮮な農産物を買いたい人は、ぜひ利用してみて下さい。農産物には、特に包装は施されていません。ですので、エコバッグなどの持参をお勧めします!農産物以外であれば、最低限の包装や、環境負荷の少ない素材の包装が施されている商品もあります。
ゼロウェイストショップは、世界中で注目されています。日本も例外ではありません。京都にもありますよ。
ですが、一般的なスーパーと比べると、持続可能な商品の生産にはコストがかかります。また、品質のいい商品が揃っていると、当然商品の値段は高くなります。ですので、なるべく旬の食材や割引商品を中心に買って、支出を抑えましょう。
リサイクルショップを利用する
中古の洋服や家庭用品を買えば、一つの商品を長く活用する事になります。結果的に、ごみを増やさない事になり、持続可能でない方法で作られた製品やファストファッションを買わずに済みます。持続可能な社会に一歩近づく事ができますよ。
日本には、素晴らしいリサイクルショップがたくさんあります。主なリサイクルショップは、セカンドストリートとオフグループ(オフハウス、ブックオフ、ハードオフ、モードオフ)ですが、他にもたくさんあります。新品を買う前に、地元のリサイクルショップを覗いてみましょう。中古品を買う事で、お金を節約できるだけでなく、環境にも負荷がかかりません。日本のリサイクルショップで販売されている商品は、使用頻度や着用回数が少なく、比較的状態が良いものが多いですよ。
地元のリサイクルショップにいい物がなければ、ネットでもリサーチしてみましょう。例えば、Facebookの「もったいない」「さよならセール」や人気のアプリ「メルカリ」を覗いてみましょう。
自分にとっては不要品でも、まだ使える物(洋服、家電、家具)があれば、リサイクルショップへ持って行く事をお勧めします。ゼロウェイストに貢献できるだけでなく、お金も手に入りますよ。
まとめ買いをする
欲しい食べ物をまとめて買う方が、商品を入れる袋の枚数が少なくて済むので、環境に負荷がかかりません。㎏数の多いお米、お徳用サイズ(または、詰め替えタイプ)のシャンプー、などやプラスチックの含有量が少ない製品などを買うようにしましょう。リフィルステーション(洗剤などを充填)を併設している「ナチュラルローソン」店もありますよ。
ゼロ ウェイストダイソーエコバッグ
日本人は、プラスチック製の包装や個包装など過剰包装を好む傾向にあります。
商品が外気に触れず、衛生的に安心だと思っていたり、包装の多さが客への丁寧な応対だと考えているなど、様々な理由が挙げられます。ですが、結果として大量のプラスチックを消費しています。
日本では、法改正に伴い、プラスチック製のレジ袋が有料化されました。有料化に伴い、プラスチック製のレジ袋の使用頻度は大きく減少しています。日本は、持続可能な社会の実現に向けて大きく貢献していくでしょう。
法律の改正に伴い、ダイソーをはじめ大企業は、プラスチック製のレジ袋に代わるエコバッグを製造するようになりました。
プラスチック製のレジ袋を断りたい時のために、「レジ袋はいらないです」というフレーズを覚えておきましょう。特に「いらないです」というフレーズは、プラスチック製のカトラリーやお手拭きを断りたい時にも使えますよ。
ダイソーのエコバッグ(再利用できるバッグ)を持参すれば、プラスチック製のレジ袋を使わずに済みます。ダイソーのエコバッグを買って、車や毎日使うバッグの中に入れておきましょう。
安価で、持ち運びやすい(折りたたみできる)ため、ダイソーのエコバッグは人気があります。使用済みのペットボトルから再生された生地を使っているKind bag(東急ハンズで買えます)など、環境に負荷をかけない材料で作られているエコバッグはたくさん売られています。
私たちが紹介したエコな取り組みが、より環境に優しい社会を実現する一歩になるかもしれません。また、これだけでなく、持続可能な社会の実現に向けて、私たちに出来る事は他にもたくさんあります。例えば、自分で農産物を育ててみる、野菜を中心に食べて、肉は控える、移動する際は公共交通機関、徒歩、自転車を利用して、カーボンフットプリントを減らす、光熱費や水道代を節約するなど、たくさんあります!
より持続可能な社会を実現するために、自分に出来る事がないかどうかもっと知りたい人は、「簡単に実践できるキッチンのエコ活動4選」も参考にしてみて下さいね。