日本のキッチン仕様は、外国に比べると、調理、収納スペースが少ないと言われています。そこで、調理回数、調理メニューなどを工夫することで、狭いキッチンを上手に活用することが求められます。
料理が苦手で、コンビニを利用する人もいますが、コンビニの食事を摂取し続けると、健康を害したり、自炊よりも食費がかさんでしまうこともあります。
ですから、まずはキッチンの狭さ、スーパーマーケットの品揃え、自分の料理スキルを踏まえながら、自炊してみましょう。産地が限定され、住んでいる地域によっては入手しづらい食料品もありますが、一部のスーパーマーケットでは新鮮な食品を幅広く取り扱っており、入手できることが多々あります。
和食に欠かせないお米
日本でよく見かける食料と言えば、それはお米です。日本の代表的な主食であり、日本の食卓では欠かせない食べ物です。家庭だけではなく、レストランにも必ずあります。お米は、さまざまな料理にアレンジがきくだけでなく、コンパクトに保存できるため、一般家庭では重宝されています。お弁当にもご飯を入れます。お米を使う料理の中には、料理に慣れていなければ作りづらいメニューもありますが、ほとんどのメニューは簡単に作ることができます。
例えば:
- 丼ぶり
- カレー
- チャーハン
コストを抑えつつ、おかわりの分を確保できるメニューです。また、日本では簡単に調理できる調理家電が充実しているので、簡単に調理できます。例えば、安く手に入るライスクッカーを使ってみてはどうでしょうか。ライスクッカーがあれば、ご飯以外のメニューも簡単に調理することができます。
オーブンがない人は 、スロークッカーを使ってみよう
スロークッカーを使えば、手早く準備を済ませ、簡単に調理することができます。冷めた食事でなく暖かいまま食べたい人には、おすすめの調理家電です。
スロークッカーを使えば インターネットのウェブサイトに掲載されているレシピを見て、一度にたくさん作る事ができ、1週間分の食事が準備できます。冷蔵庫に冷凍庫がついている場合は、作った食事を冷凍しておきましょう。日本では、スロークッカーを知っている人は多くありません。ですが、家電量販店に行けば、何かしら売られていると思います。ウェブサイトで見つけたレシピを参考にして作った食事を保存しておけば、数日分の食事を確保することができます。
スロークッカーは、料理が上手な人が使う家電というよりも、料理が苦手な人、料理をする時間がない人に向いている家電です。特に準備するものはありません。材料さえ準備すれば、あとはスロークッカーが調理してくれます。
小さいものであれば、そこまで高価なものではありません。スロークッカーがあれば、シチュー、肉料理、ご飯を簡単に作ることができます。電気代もそれほどかからないので、ひとつ持っておくと便利な家電ではないでしょうか。
新鮮な食料品を入手する
スーパーマーケットは駅付近、または駅の構内に併設されています。必ずしも安いとは言えませんが、帰宅途中にスーパーマーケットに立ち寄り、新鮮な食料品を買うことができます。自分の部屋のキッチンの収納、調理スペースが少ない場合は、スーパーマーケットが駅の近くにある方が便利です。毎日自炊をしている人は、いろんな食材が選べて、料理の選択が広がります。ベーカリーが併設されている場合は、パン、サンドイッチなど、さまざまな種類のパンを買うことができます。
また、調理する時間がない時は、調理済みの総菜、スイーツ、お菓子を買うという手もあります。自分の作った食事に 調理済みの総菜を添えることで、おかずの品数を一品増やすことができます。そうすれば 台所が汚れることもなく、他の料理を作るスペースをとることもできます。
調味料を入手する
ほとんどのスーパーマーケットで、塩、こしょう、油などなど、基本的な調味料を買うことができます。ただし、日本で見かけない調味料を買う場合は、スーパーマーケットではなく輸入食品を扱うスーパーマーケットに行く必要があります。
しかし、通常のスーパーマーケットでの取り扱いがないとなると、約300円ほど高く売られていることがほとんどです。
経済的な理由で、調味料にかけるコストを抑えたい場合は、自分でハーブやスパイスを育ててみるのもいいでしょう。種を購入し、自分で育てたハーブやスパイスを料理に添えてみてはどうでしょうか。必ずしもうまくいくとは限りませんが、新鮮で、お手製の調味料を楽しめます。こうすれば、日本でも調達しにくい調味料を入手することができます。
和食にトライしてみる
母国の料理を食べたくても、材料をそろえることが難しいという場合は、和食にトライしてみてはどうでしょうか。もちろん、普段から食べ慣れている料理を口にするのが一番です。しかしこれを機会に、日本の食文化などに触れてみるのも一興かもしれません。
和食を作るとなれば、必要な材料はすべてそろえることができます。また、日本人と仲良くなるための話題にもなります。自国の文化に親しみを感じてくれていると分かれば、日本人なら誰しも悪い気はしないはずです。また、日本の文化を勉強するツールにもなります。地元の珍しい料理を食べ歩いてみることも楽しいかもしれません。
キッチンのスペースで調理や保存できる量を把握しておくことに越したことはありません。たくさんの量を作ったはいいものの、保存する場所がない、作りすぎてしまったという場合には、材料を買いに行く回数を見直したり、調理する量を減らしたりというなんらかの対策を講じるべきです。幸運なことに、日本ではたくさんの食料品があり、自分のニーズに合った材料を選ぶことができます。小さく簡単なものであれば、持ち帰りに便利です。また、1食ずつ自炊するという手もあります。必要な材料だけを調達し、無駄を省けば、快適に食事を楽しむことができるのではないでしょうか。