暑い日が過ぎ去り、徐々に気温が低くなる秋は、ゆったりと読書をして過ごすのに適した季節です。ワンルームや1Kでも、読書を楽しめるスペースが欲しいと思っている方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、限られたスペースでも作れる読書コーナーや集中できる読書スペースの作り方について紹介します。
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読書に最適なコーナーの見つけ方

お気に入りの本を手に取り、静かにページをめくる読書時間を快適に過ごすためには、場所選びが重要です。読書コーナーを作る際、以下の条件を参考にしてください。
- 静かで落ち着ける場所を選ぶ
読書に集中するためには、生活動線から少し外れたスペースがおすすめです。廊下の一角やリビングの隅など、普段は目立たない場所を選ぶことで、外の雑音や家族の動きを気にせず本の世界に入り込めます。
- 自然光が入る窓際を活用する
昼間の読書には自然光が味方です。窓際は日中の明るさを取り入れやすく、照明に頼らず目にも優しい環境をつくれます。やわらかな日差しの中で本を読むことにより、長時間でも疲れにくくなります。
- プライベート感のあるコーナーにする
より集中したい場合は、視線を遮る工夫も効果的です。背の高い本棚や観葉植物を配置して囲まれた空間をつくると、小さな書斎のようなプライベート感を演出できます。
読書におすすめする座りスタイル

椅子を選ぶ場合、両腕を預けられるアーム付きの椅子なら肘掛けがあれば腕や肩の力が抜けるので、身体への負担が軽減されます。さらに、背中全体をゆったり支えてくれる背もたれがあるものを選ぶと良いでしょう。なお、座面の硬さは、柔らかすぎると体が沈んで安定せず、硬すぎるとお尻が痛くなってしまうため、程よく硬さのある椅子を選ぶのがおすすめです。
椅子は置かず床に座って読書を楽しむなら、クッションを組み合わせると快適さが増します。クッションには、腕用・腰用・全身用などさまざまな種類のものがあります。
- 腕用クッション(肘置きタイプ)
読書中、腕や肩の疲れを特に感じる方には、肘置きタイプの腕用クッションがおすすめ。肘を預けることで腕の負担が軽減され、姿勢を安定させてくれます。
- 腰用クッション(背もたれタイプ)
腰や背中の負担を和らげたい方は、ソファやベッドにもたれて使える背もたれ型クッションです。姿勢をサポートして、腰や背中の疲れを軽減してくれます。姿勢が崩れず長時間の読書も心地よくなるため、「腰がつらい人」におすすめのクッションです。
- 全身用クッション(抱き枕タイプ)
寝転びながら読書をする方は、抱き枕型の全身用クッションが良いでしょう。抱き枕タイプのクッションは、体全体をふんわり包み込み横になっていても安定した姿勢で読書を続けられます。
読書を快適にする照明の明るさ

読書に適した明るさは、300〜750ルクス程度が一般的だとされています。明るすぎると眩しく、逆に暗すぎると目を凝らして読む必要があり目に負担がかかります。快適に読書をするには、適切な明るさにすることが大切なポイントです。
なお、「文字をはっきり見たい」方には、白色系の蛍光灯が適しています。一方、「寝る前に本を楽しみたい」「落ち着いた雰囲気で読書をしたい」という方には、オレンジがかった暖色系の照明が良いでしょう。
昼間は自然光が入る窓辺を活かせば、明るさを十分に確保できます。夕方以降や天気の悪い日には、デスクライトやスタンドライトを組み合わせることで、目に優しく快適な光環境を整えられます。また、天井からのダウンライトや壁に沿った間接照明を取り入れると、奥行きと落ち着いた雰囲気を演出できるでしょう。
省スペースな本棚を設置する

読書を楽しみたいけど本を置く場所がないと悩んでいる方は、省スペースで設置できる本棚を選ぶのがおすすめです。壁面を活かすスリムなタイプや、デスク横に置けるコンパクトなラックなどの本棚では、限られた空間でも収納力をしっかり確保してくれます。
近年では、デザイン性に優れた本棚も増えているため、部屋の雰囲気を損なわずインテリアの一部として取り入れられるのも魅力的。また、移動がしやすいキャスター付きや、組み換えができる可変式タイプなら、模様替えや引っ越しの際にも柔軟に対応できます。
詳しくは、こちらのブログをご覧ください:狭い部屋でも活用できるクリエイティブな収納方法
読書に集中できるよう部屋を区切る

1. 家具で区切る
ソファの背もたれやオープンシェルフをパーテーション代わりにすると、視線が区切られるため落ち着いた雰囲気となります。また、本棚を設置すれば、収納と仕切りの役割を同時に果たせるため、省スペースで実用的です。
2. ラグで読書スペースを作る
床にラグを敷くだけで、部屋の中に自然な区切りが生まれます。大きな家具を動かさなくてもラグの範囲が小さなエリアを作り出せます。
また、柔らかい素材のラグを選べば、座ったり寝転んだりしても快適なので、心地よく本に集中できます。色や柄を工夫すれば、部屋の雰囲気を変えたり、自分好みのリラックスできる読書空間を演出できるでしょう。
3. カーテンやパーテーションを使う
カーテンや折りたたみ式のパーテーションは、必要なときだけ設置できるのが魅力です。視覚的に余計なものが入りにくくなるため、集中しやすい空間が作れます。
また、パーテーションは設置が簡単なので、限られたスペースでも使いやすいアイテムです。小さな「自分だけの書斎」のような空間を演出でき、気分を切り替えて読書に没頭しやすくなるでしょう。
4. 観葉植物でゆるやかに区切る
観葉植物を使えば、部屋の印象をやわらかく保ちながら自然にエリアを分けられます。背の高い植物を選べば目隠し効果がありつつ、家具やパーテーションのような圧迫感を与えません。
さらに、植物のグリーンにはリラックス効果があるため、読書に集中しやすい穏やかな雰囲気が生まれます。空気の浄化や湿度調整の効果がある観葉植物を選べば、機能面でもメリットとなります。
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ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。