香川県は四国の北東部に位置し、瀬戸大橋を渡って岡山県と結ばれています。総面積は1,877平方キロメートルと日本で最も小さな県とされ、四国八十八ヶ所巡礼の最終目的地としても知られています。 香川県には8つの市があり、県庁所在地は高松市です。その他の市には、東かがわ市、観音寺市、丸亀市、三豊市、坂出市、さぬき市、善通寺市があります。 芸術、静寂、文化に満ちた隠れた旅先を探している方は、小さくとも魅力あふれる香川県でしか味わえない特別な体験をぜひご覧ください。また、より詳しい情報は県の公式ウェブサイトでもご覧いただけます。さらに、自然豊かで静かな暮らしに惹かれる方は、日本全国47都道府県に1,000件以上の物件を展開する不動産会社ビレッジハウスをぜひご検討ください。 栗林公園 栗林公園は、江戸時代に造園された日本最大の文化財庭園で、約400年の歴史を持つ貴重な文化遺産です。また、フランスの『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』で最高評価の三ツ星を獲得しています。 香川県の県庁所在地・高松市にあるこの庭園は、1745年に完成し、もともとはこの地の藩主の別荘兼回遊式庭園として造られました。その後、100年後の1875年に一般公開されました。 香川県を代表する観光名所である栗林公園には、6つの池、13の築山、華麗な岩組のほか、四季折々の花々や、約1,000本の手入れの行き届いた松など、多種多様な植物が植えられています。庭園の名称は「栗林」ですが、実際には盆栽のように整えられた松の木が象徴的な存在となっています。 栗林公園は毎日開園していますが、開園時間は月や季節によって異なります。詳細については、こちらをご覧ください。 入園料は大人410円、小人170円です。年間パスポートは2,610円で、11枚綴りの回数券は4,100円で購入できます。元日(1月1日)と開園記念日(3月16日)は、入園無料となっています。 庭園について詳しく知りたい方は、200円でオーディオガイドをレンタルできます。対応言語は、日本語、英語、中国語、スペイン語など複数あります。詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。 栗林公園へのアクセスは、JR栗林駅から徒歩20分、またはJR栗林公園北口駅から徒歩3分です。 金刀比羅宮 琴平にあるこの神社は、1世紀に創建されたと伝えられています。金刀比羅宮は、古くから海上交通や船乗りの守護神として信仰されてきた「琴平」「こんぴら」神社の総本宮です。 標高521メートルの象頭山の中腹に位置し、本殿までは785段、奥宮までは合計1,368段の階段を登ります。参道にはカフェ、茶屋、土産物店、うどん屋などが点在しています。香川県といえば、四角くて端が平らで、もちもちとした食感が特徴の讃岐うどんが名物で、酒蔵も見どころのひとつです。 また、畜産、農業、医薬の神々も祀られており、様々な願いを込めて訪れる人が多い神社です。 神社は一年を通して参拝可能で、800円で見学できる博物館も併設されています。金刀比羅宮の最寄り駅はJR琴平駅で、そこから徒歩10分でアクセスできます。詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。 地中美術館 地中美術館は、建築家・安藤忠雄の設計により、自然と人間の関係を再構築することを目的として2004年に建設されました。2004年7月18日に正式に一般公開されました。 この現代美術館は、瀬戸内海の自然景観を損なわないよう、その大部分が地下に埋設されています。その結果、周囲の環境に溶け込み、自然と人間の調和を体現する建築となっています。 館内には、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアらの作品が常設展示されており、そのすべてが自然光で照らされています。 美術館の入場は各時間帯8名までに制限されているため、確実に見学したい方は、こちらからオンラインでの事前予約をおすすめします。 チケット料金は、平日はオンライン購入2,500円、当日購入2,800円です。土日祝はオンライン購入2,700円、当日購入3,000円となります。15歳以下は鑑賞料金無料です。 地中美術館へは、宮浦港から本村を経由し、ベネッセハウス東門前の「つつじ荘」バス停まで、1時間に1〜3本のバスが運行しています。運賃は100円で、所要時間は約10分です。また、美術館まで30分ほど歩くか、無料シャトルバスを利用することも可能です。 美術館の詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。 豊島美術館 豊島美術館は、瀬戸内海を見下ろす高台に建つ土庄町の美術館です。建築家・西沢立衛氏と美術家・内藤礼氏が構想し、2010年の瀬戸内国際芸術祭に合わせて開館しました。その建築は、着地する瞬間の水滴を思わせる美しい造形が特徴です。 美術館は、地元住民の協力によって復元された棚田の一角に建てられています。建物のサイズは40メートル×60メートル、最大高さは4.5メートルです。柱や支柱を一切使用せず、自立する低層のコンクリートシェル構造が特徴です。 美術館に隣接して、カフェや土産物店などの施設もあります。カフェでは、地元産の米を使った軽食や、地元の果物を使用したドリンクを楽しめます。 開館時間は、3月1日~9月30日は午前10時~午後5時、10月1日~2月末日は午前10時~午後4時です。休館日は、夏季(3月~11月)は火曜日、冬季(12月~2月)は火曜日と木曜日となります。詳細については、こちらをご覧ください。 鑑賞料金はオンライン購入1,800円、当日購入2,000円です。15歳以下は無料です。チケットはこちらからオンラインで購入できます。 美術館や豊島内の移動には、大人200円、小人100円のシャトルバスを利用できます。シャトルバスの時刻表は、こちらでご確認ください。 丸亀城 丸亀城は、丸亀市の中心部・亀山丘陵に築かれた江戸時代の城で、1953年に国の史跡に指定されました。また、1860年以前に建造された木造天守が現存する「木造天守十二城」のひとつでもあります。400年の歴史を誇り、日本一高い石垣を持つことから「石の城」とも呼ばれています。さらに、丸亀城は日本城郭協会の「日本100名城」にも選ばれています。 丸亀城は、1597年から1602年にかけて、高松城を築いた藩主・生駒親正によって築かれました。しかし、幕府の「一国一城令」により、完成からわずか10年で取り壊され、その後、1660年に藩が分割された際に再建されました。 丸亀城は、城郭や天守閣の周囲に約1,000本の桜が植えられており、桜の名所としても有名です。春になると、城と桜が織りなす美しい景観が広がり、地域でも屈指の花見スポットとなります。毎年3月下旬から4月上旬にかけて、城内で桜まつりが開催され、多くの人々で賑わいます。 丸亀城へは、JR丸亀駅から徒歩15分でアクセスできます。また、駅から城までバスも運行しており、所要時間は約5分、運賃は200円です。「丸亀城前」バス停で下車してください。城内の入場は無料ですが、天守閣は有料(400円)で、観覧時間は午前9時から午後4時30分までです。 丸亀城の詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。 関連記事: 島根県: 歴史、パワースポット、絶景を巡る旅 福井県ガイド: おすすめスポット5選 福井県ガイド(第2弾): 必見の観光スポット CheRフリーライターとしてVillage House Blogで2年以上の執筆およびESL教師の経験を持ち、チェコ共和国、英国、アラブ首長国連邦、日本、さらに直近ではジョージアなどの国での生活経験を有するデジタルノマドです。映画祭、コンサート、劇場に行く楽しみがないときのリモートワークに最適な、魅力あるアパートを常に探しています。