引っ越しは、肉体的、精神的、そして経済的にもストレスが掛かります。特に日本では、表に出てこない費用が多く、せっかく考えた予算もすぐに圧迫されることになります。今回は、日本での引っ越しでこれぐらい掛かると予測される引っ越し費用のうち、特に大きなもの5つを紹介したいと思います。ちなみに、予算を抑えて、ストレスのない引越しをしたい方には、不動産管理会社ビレッジハウスがお勧めです。敷金、更新料、礼金、手数料がなく、アパートの初期費用を低く抑えることができますよ。
引っ越しにかかる初期費用
日本での引っ越しで最も大きな出費となるのは、間違いなく初期費用でしょう。新居の鍵が手渡される前に、5~6ヶ月分の家賃を手放すのを覚悟しておかねばなりません。それでは、その内訳を説明しましょう。
最初の1ヶ月分の家賃 – これは、どの国ででも賃貸する時に支払わなければいけない標準的な金額です。
敷金 – これも標準的な手続きで、入居時にいったん支払わなければいけませんが、退去時に返金されます(ただし、通常の損耗を超える場合の損害賠償とクリーニング代は差し引かれます)。
礼金 – これはおそらく日本独自のもので、第二次世界大戦後、住宅不足の時代に物件を貸してくれた大家さんに感謝の気持ちを表すために導入された慣習です。返金されることはなく、金額は家賃の1~2ヶ月分となっています。
管理費 - 家賃に上乗せされる場合とされない場合があります。マンションの公共部分や施設を維持するために毎月かかる費用で、物件によっては2,000円~10,000円程度かかる事があります。
仲介手数料 – 不動産会社によっては、家賃の1ヶ月分程度のサービス料を上乗せする場合があります。
保証人費用 – 日本では、借主の家賃未払いや契約期間中の解約などに備えて、家賃や損害賠償金を肩代わりしてくれる保証人をたてるのが一般的です。不動産会社の多くは、借主に保証会社を紹介し、初期費用として月額賃料の50%~100%を徴収します。その後、1年ごとに10,000円の更新料が掛かります。
火災保険料 – ほとんどの大家さんや不動産会社は、借主に火災保険への加入を要求します。これは2年間で13,500円~20,000円の費用が掛かります。
鍵交換費用 – 驚かれるかもしれませんが、借主が鍵交換費用を負担しなければならない場合があり、その費用は15,000円~25,000円になります。
契約更新料 – 日本の不動産業界では一般的なもので、2年ごとの契約更新の際に賃料の1ヶ月分を支払う必要があります。
これらの費用の中には交渉可能なものもありますので、資金に余裕がない場合は、不動産業者と交渉したり、不動産業者に頼んで家主と交渉してもらったりして、少しでも費用を削減できないか相談してみて下さい。
引っ越し会社にかかる費用
日本の不動産会社の多くは、退去時に原状回復を義務付けています。つまり、部屋を入居前の何も置いてない状態に戻す必要があり、家財道具を置いていく場合にはその分の撤去費用が請求されることになります。ですので、家具や家電をお持ちの方は、引っ越し業者に依頼して新居へ持っていきましょう。
引っ越し業者への依頼料金は世帯(単身なのか夫婦なのか家族なのか)や新居までの距離によって異なります。単身だと、20,000円~60,000円程度が相場です。家族で利用する場合は、梱包サービスを利用するかどうかにもよりますが、大体20万ぐらいになります。
ですが、バンや引っ越しトラックを借りて、家族や友人に荷造りや引っ越しを手伝ってもらえば、これらの費用はかなり節約できると思いますよ。
移動にかかる旅費
海外から日本へ移住する場合は、旅費だけでも高額な出費となります。現在、海外から日本への航空券は、出発地や航空会社によって異なりますが、97,000円から350,000円程度掛かります。すでに日本にいる人が、都内や近県に引っ越すだけなら、旅費は安く済みます。しかし、例えば関東から九州に引っ越すのなら、当然旅費は高くなります。
掃除費用 / 修繕費用
他にも、日本だけかもしれませんが、退去時に部屋のクリーニング代として、家賃の1~2ヶ月分の費用が請求されます。ちなみにビレッジハウスでは、1,120円/m2(税込)のクリーニング代のご負担をお願いしています。出来れば、あらかじめ引っ越し費用として、クリーニング費用も計上しておくといいですね。そうすれば 請求された時にあたふたせずにすみますからね。また、日本やその他の国々では当たり前なのですが、退去時には「検査」があります。通常の使用を超える損耗が部屋にある場合には、修繕費用が請求され、引っ越し費用がかさむ可能性があります。
家具や家電にかかる費用
海外から日本に移住してきた人からすると、多くの賃貸物件に家具やエアコンが付いておらず、電球やコンロさえもない事にショックを受けるかもしれません。ベッド、机、椅子、キッチン用品など、必要なものをすべて揃えるとなると、あっという間に費用がかさんでしまいますよね。そこで、近所のリサイクルショップを探したり、FacebookやCraigslistで日本を離れる人から無料で家具や家電を譲ってもらったりすると、費用を最小限に抑えることができます。あなたの負担は、その輸送の手配と費用だけで済みますよ。