2018年に実施された調査によると、日本には約6,241万戸の住宅があり、そのうち大部分が一戸建て住宅で、その次がアパートとなっています。平均的な住宅の床面積は93.04㎡、部屋数は4.4室です。戸当たりの平均床面積がもっとも大きいのは富山県で、当然のことながら、日本の首都である東京の床面積が最も小さく、最も高価な住宅という事になります。また、賃貸住宅の広さは、持ち家よりも狭くて小さいことが多いです。
日本では、2月から4月にかけて引っ越しのピークを迎えます。なぜなら、企業で新年度が始まるだけでなく、学校でも新学期が始まるからです。実際、この期間は、新年度の仕事や学校のために600万人の人が引っ越しするという統計が出ています。もし、日本で引っ越しをするなら、事前の準備や家事に加えて、近隣への引っ越しの挨拶も準備しておく必要があるでしょう。
本当に必要?
「引っ越しの際は、隣近所へ挨拶に伺う」という慣習は、もはや若い世代にはほとんど忘れ去られていると言ってもいいでしょう。しかし、日本が「和」を重んじる社会であることから考えると、「隣人に挨拶に伺う」のは、単なる自己紹介だけでなく、自分が「和」を重んじ重視している人間であることを分かってもらう機会にもなります。
隣近所に挨拶に行く慣習があるかどうかは、住んでいる地域により異なります。
特に都心部では、仕事や学校で日中は家にいない人が多いため、このような慣習はほぼ見られません。調査によると、隣人についてほとんど知らない人と答える人がほとんどです。
一方、田舎では、引っ越ししたら隣近所に挨拶に行く事が良識的なマナーとみなされます。挨拶をしておけば、困ったことが起きても誰かがあなたに手を差し伸べてくれるはずです。
一人暮らしの人
隣人とある程度親しくなることは、確かにメリットがあります。ですが、一人暮らしの女性の場合は、少し気を付ける必要があります。隣人がどんな人か分からないので、あなたの目で状況を見極め、どうするかを判断して下さいね。
アパートを内見するときに、不動産会社にその地域や住民の雰囲気をあらかじめ尋ねておきましょう。どんな人が住んでいるのかを把握できるので、挨拶すべきかを考える良い判断材料になります。
挨拶の内容、対象
隣人が挨拶するのにふさわしく、問題のない人だと判断したら、次は挨拶で何を伝えたいかを考えましょう。例えば、以下のようなものが挙げられます。
- 自己紹介
- 引っ越し先/以前に暮らしていた場所
- 家族構成と職業
- 引っ越しに伴う騒音などについて、事前に謝っておく
挨拶は、両隣、真向い、後ろの家に行くのが一般的です。
アパートの場合は、両隣だけでなく、真上、真下、向かい側の住人にも挨拶に伺いましょう。
贈り物を渡す
必ずしも必要ではありませんが、挨拶する時にちょっとした贈り物を渡すと、「あなたの良い隣人になりたい」という誠実な気持ちを印象づけるものとなります。金額や内容は特に決まっていませんが、500円から1,000円ぐらいの贈り物が望ましいとされています。
例えば、
- お菓子
- ビスケット缶
- フルーツ
- ハンドタオル
などが一般的です。
実用性の高い日用品は日常生活で使えますし、食料品は家族と楽しむ事ができますからね。
メモや手紙を残しておく
挨拶に伺う時間帯ですが、できれば夕方6時以降は避けましょう。夕食の支度をしたり、学校や仕事から帰宅してくつろいでいる時間帯ですからね。
ベストな時間帯は、午前10時以降です。もし隣人がいなければ、ポストにメモや手紙を郵便受けに投函しておいてもかまいません。
地域によって、もしくは 一軒家かアパートかによっては、挨拶状と贈り物の両方を郵便受けに入れたり、玄関先に置いてきてもいいようですよ。
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