引っ越しの繁忙期は春だけではありません。秋は、引っ越しの第二の繁忙期といわれています。引っ越しの準備をする前に、荷物を減らすためにも取り掛かりたいのが断捨離です。しかし、断捨離をしたことがない方は「どこから手をつけたら良いのだろう」「何を残して、何を手放して良いのかわからない」と悩む方も多いでしょう。
そこで本記事では、断捨離の進め方のコツを5つのステップに分けて紹介します。物が多すぎるので、引越し前に断捨離したい方はぜひ、参考にしてください。
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ステップ① 残す・手放すの判断基準を明確化する

「いつか使うかもしれない」と残すのではなく、「今、実際に使っている物」を残すということが断捨離では重要なポイントとなります。
目安としては過去1年間、使っていない物はこの先も使う可能性がかなり低いと考えて良いでしょう。使用頻度の低い季節物などは少し柔軟に判断し「今の暮らしに必要かどうか?」という視点を持つと判断しやすくなります。
また、どうしても手放せない思い出の品やお気に入りのアイテムは、無理に処分する必要はありません。ただし、持ちすぎないように“量の上限”を自分で決めておくのがおすすめ。ワンルームといった収納スペースが限られている場合は、空間に収まる範囲で残すよう意識しましょう。
作業を効率的に進めるためには、「必要」な物を入れるケースや「保留」にしておく物を入れるケース、「手放す」物を入れるゴミ袋を用意して、仕分けると分類しやすくなり捗ります。
ステップ② リセールを活用してお得に手放す

まだ使用できる家具や家電、衣類などの不用品は、オークションサイトやフリマアプリを活用して売却する方法もあります。引越し費用の足しになるうえ、処分費も抑えられます。ただし、売れるまでに時間がかかる場合や、手数料・発送コストが差し引かれる点に注意が必要です。
なお、処分する場合、家具や家電など大きなサイズのものは、自治体の「粗大ごみ」として扱われます。
粗大ごみを出すには、まず自治体の「粗大ごみ受付センター」にインターネットや電話で回収の申し込みをしてください。コンビニやスーパーなどの指定取扱店で「粗大ごみ処理券(シール)」を購入し、回収当日にごみに貼りつけて出します。
また、引越し当日までに片付けが間に合わない場合は、「不用品回収業者」に処分を依頼するのもひとつの方法です。自治体の粗大ごみとは異なり、自分でごみを運ぶ必要がなく、業者が自宅まで来て搬出から積み込みまで対応します。料金はやや高めですが、手間をかけたくない方には便利なサービスです。
ステップ③ 季節ごとに衣類を仕分ける

衣類の荷造りは、季節ごとに仕分けると良いでしょう。季節ごとにまとめておけば、季節が変わるまでそのまま保管しておけるため荷解きの手間が省けます。また、中に何が入っているかを一目で分かるように、段ボールの外側には内容を書いておきましょう。なお、色の違うテープなどを使って箱を分類しておくのもおすすめです。
段ボールでの長期保管に抵抗がある場合は、引っ越しの段階でそのまま収納ケースに片づけておくと便利です。衣類と一緒に防虫剤を入れておけば、新居に着いてから開けずにそのままクローゼットにしまっておけます。シワや型崩れが気になる衣類を除けば、収納ケースで贈るようにしておくと、荷解きの時間や労力を大きく減らせるでしょう。
衣類仕分けの手順は次の通りです。
ステップ1:衣類の量を把握
クローゼットや引き出しの中身をすべて出して量を確認する。
ステップ2:季節ごとに分ける
「秋」「冬」「春」「夏」と季節ごとに分類する。
ステップ3:使用頻度と状態をチェック
1年以上着ていない服やくたびれていたりサイズが合わない服は手放す。一方、良く着ている服や、重ね着で活用できるアイテムは残してください。
ステップ④ 適切な梱包資材を用意する

- ダンボール
引っ越しの際、一人当たり必要になるダンボールは15〜20個必要だといわれています。引越し業者の多くでは、ダンボールを無料で提供するサービスがあります。ただし「最大○枚まで」など枚数に上限が設けられていることが一般的です。なお、有料の場合、1枚あたり200円前後が相場ですが中古ダンボールなら無償でもらえることもあるため、見積もりの際に相談してみるとよいでしょう。
- ガムテープ・布テープ
ダンボールの封や補強、荷物の固定などに使います。最近ではカラーバリエションが豊富なので、荷物の種類ごとに色分けをして使用すると、中身の識別がしやすくなるでしょう。また、紙タイプはテープ同士がくっつきにくく扱いづらいため、粘着力が高くしっかり貼れる布タイプがおすすめです。
- 新聞紙・緩衝材
新聞紙や緩衝材は、破損防止や隙間埋めなどに使用します。壊れやすい食器やガラス製品、家電などは、「エアーキャップ」や「エアーパッキン」と呼ばれるプチプチ緩衝材を用意してください。ホームセンターやネット通販、100円ショップなどで手軽に購入できます。また、引越し業者によっては緩衝材を無料または有料で提供していることもあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
- ハサミ・カッター
テープやひもを切るときはもちろん、荷解きの際にも活躍します。作業中すぐ取り出せるよう、常に携帯しておくと便利です。
ステップ⑤ 何が入っているのか分かるようラベリングをする

ダンボールには「中に何が入っているか」分かるように記載しておくことで、引越し後の荷解きが楽になります。赤と黒のマジックを2色を用意するのがおすすめです。記載内容は次の4点を参考にしてください。
- 通し番号
- 中身の内容(例:衣類、食器 など)
- 荷物の設置場所(例:居間、台所 など)
- 注意事項(例:割れ物注意、天地無用 など)
通し番号をつけておけば万が一、荷物が紛失していたとしても気づくことができます。また、壊れやすい食器類や精密機器などは、赤字で「割れ物注意」と書いておくと、扱いに配慮してもらえるため安心です。
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ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。



