東京都によると、東京には日本総人口の11%の人が住んでおり、2021年時点で1,399万人となっています。2020年には、85,000人の移民を長期または永住予定として受け入れており、日本の純移住率は、2023年度現在、人口1,000人あたり51.6となっています。
これらから推察できるのは、入国してきた人々が、ある一定のレベルで、日本の各都道府県、市、区を出入りしているだろうということです。荷物と自分を移動させるのですから、引っ越しが行われているということですね。
引っ越しは、経験がないと分からないかもしれませんが、実は大変で、ストレスが掛かるんですよ。それに、やり方次第では、引っ越しの過程で、段ボール箱や気泡緩衝材、梱包用ピーナッツなどのゴミが出て、将来的に廃棄処理の埋め立て地の増加にもつながってしまいます。
今回は、引っ越しを準備している人、または引っ越しを計画している人のために、環境にやさしい引っ越しの仕方を紹介したいと思います。ちなみに、ビレッジハウスでは入居希望者に最大3万円のキャッシュバックを実施しています(条件あり)。興味のある方は、私たちの賃貸物件をぜひご覧下さいね。
リサイクル
環境にやさしい引っ越しをするために、最も効果的で効率的な方法は、荷物を整理して、荷造りを始める前に、アパートや住宅を片付けることです。事前に片付けることで、梱包に必要な段ボール箱や梱包材の数が減り、不要なアイテムを必要としている別の家庭に譲ることができます。
洋服は、引っ越しの際に捨てたり寄付したりする人が多いのではないでしょうか。地元のリサイクルショップや慈善団体に寄付すると、ファッション業界が排出する二酸化炭素排出量の減少に大いに貢献できますよ。なにしろ世界の二酸化炭素排出量の約10%も占めているのですからね。
また、使わない不用品をリサイクルする方法はたくさんあります。まずは、持ち物を次のカテゴリーに仕分けてみましょう。
- 売る
- 寄付する
- 捨てる
最初のカテゴリー「売る」は現金が獲得できるため、最もインセンティブが高くなります。Craigslist、Facebook Marketplace、Yahoo!などのオンラインマーケットプレイス、オークションやメルカリなどのフリーマーケットアプリは、日本人が不用品を売る時によく利用しているオンラインプラットフォームです。ブックオフやキングファミリーに不用品を持ち込んで、査定してもらうこともできますが、買い取り金額は決して高くなく、交渉の余地もありません。
不用品を販売する時間が取れない場合や、少額を稼ぐために手間を掛けるのが億劫に感じる場合は、慈善団体やリサイクルショップへの寄付を検討してみましょう。また、地域によっては、地元の市役所が寄付を募っている場合があります。ぜひチェックしてみてくださいね。
不要になった小型家電、キッチン家電、電子機器がある場合は、「リネットジャパン」(https://www.renet.jp)のホームページをご覧下さい。リネットジャパンは、電子廃棄物のリサイクルに特化した事業を展開しており、環境省から小型家電リサイクル法の再資源化事業計画の認定を受けているリサイクル業者です。ホームページの申請フォームに必要事項を入力するだけで、不要な電化製品や家電製品を引き取ってもらえますよ。
段ボール箱
引っ越しの際に、荷物を運ぶにあたって、段ボール箱は必ず必要です。ですが、新品の段ボール箱を買いに行く前に、地元のスーパーマーケットや薬局にもらえないか尋ねてみましょう。無料で手に入り、引っ越しにかかるお金を少し節約できるだけでなく、段ボールを再利用することになるので、リサイクルやアップサイクルの一環にもなりますよ。
また、Amazon や楽天のオンラインショッピングを頻繁に利用する方は、購入した商品が入っている段ボール箱や梱包材を取っておくことをお勧めします。ごみの量が減り、引っ越し用の段ボール箱や梱包材を購入する手間が省けますからね。
そして最後になりますが、自宅にある収納アイテムを活用することで、使用する段ボール箱の数を減らすことができますよ。例えば、衣類をタンスや引き出しの中に入れたまま入口をテープで留めて運べば、段ボールは不要になります。同様に、リュックやスーツケースにも荷物を詰めて運んで下さいね。他にも、ゴミ箱は収納ケースとして使用できます。中をきれいにして、掃除用具、園芸工具、電動工具などを入れましょう。
タオル
引っ越しが終わると、ほとんどの梱包材(プチプチ、ピーナッツなど)は捨てられてしまいます。捨てられた梱包材は、埋め立て地に埋められ、土壌や水質を汚染する原因となります。
そこで、梱包材の代わりに、タオルを活用してみてはどうでしょうか。タオルは梱包材の代用品としてとても優れています。梱包材としての役目が終われば、またタオルとして使うことができますからね!プチプチで包んだり、ピーナッツを入れる代わりに、段ボール箱の底と側面にタオルを敷き詰めて、荷物の輸送中に荷物が箱の中で動かないように、空いたスペースをタオルで埋めたらいいと思いますよ。また、特に壊れやすい荷物は、箱に梱包する前にタオルで包むといいですね。
食品廃棄物
食品は、事前に計画をたてることで、廃棄物を減らす事ができます。例えば、冷蔵庫やパントリーに残っている食材は、在庫を確認して、それらを使った献立を組みましょう。その際、傷みやすい生鮮食品や冷凍食品から消費することをお勧めします。引っ越し間際や当日なのにまだ食材が残っている場合には、長期保存可能であれば、梱包して新居に持って行くか、もしくは誰かにもらってもらいましょう。例えば、ポテトチップスやクッキー、ペットボトルの水、ジュースなどは、感謝の意味も込めて、引っ越し業者さんにあげてもいいかもしれませんね。
食品ロスを減らすもう1つの方法は、引っ越しパーティーを開催する事です。近所の人や友人に別れを告げ、長年にわたって助けてくれた感謝の気持ちを伝えるには、良い方法かもしれませんね。その時に、餞別として、チョコレートバーやチップスなど入ったちょっとしたギフトを用意してみてはいかがでしょうか?
最後に
引っ越し先の家を下見に行くときは、現在の家から何を持っていく必要があって、何を持っていく必要がないかを、必ずメモして下さいね。例えば、その場所に家具が備わっている時は、今の家具は売却か寄付しないといけないし、今の家具が大きくて新居に収まりそうにない時は、中古販売店かオンラインショップで代替品を探さないといけませんからね。寸法をメモし忘れて、トラックで運んでしまったなんて無駄な事をしたくないですものね。
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