意外と知られていないかもしれませんが、中国地方にはたくさんのスキー場があります。あるデータによると、中国地方には39ヶ所存在し、その内、広島県には17ヶ所あり、西日本で最も多くスキー場があるエリアだそうです。南部に位置する広島市中心部など、瀬戸内海側は雪が少ない地域ですが、広島市内北部より北の地域は毎年雪が降り、特に中国山地沿いは雪がとても多く、メートル単位の積雪になることも珍しくありません。そのためスキー場も多く存在し、毎年冬シーズンには四国、九州など周辺の地方からスキー旅行で訪れる人も多いようです。今回はその中から、人気スキー場や新情報などをいくつかご紹介します!
恐羅漢スノーパーク
このスキー場の特徴は、広島県で最も滑走距離が長いと言われているコースがあり、一度に2,500メートル滑ることも可能とのことです。標高1,346メートルの高さを誇る広島県最高峰・恐羅漢山にあり、豊富な天然雪でスキーが楽しめます。2,500メートルの長さを活かし、ゲレンデの標高差は約420メートルもあります。山頂からはなんと日本海を見渡せることもあり、運が良ければスキーをしながらの絶景が楽しめるかもしれません。初級者から上級者まで広い層が楽しめ、スノーラフティングもあり、雪遊び派にも大満足のスキー場です。
女鹿平温泉めがひらスキー場
広島県北西部にあるめがひらスキー場は、アクセス抜群なことで人気の本格的スキー場です。標高約1,082メートルの女鹿平山に広がるゲレンデには、最大滑走距離2,300メートルのメインコースがあり、遠くに広がる山々を眺めながら滑走ができます。林間コースを滑れば、初級者でも頂上からのロングランが可能です。土曜日の夜は、ナイターやオールナイト営業もやっているので、長時間楽しみたい方にもおすすめです。敷地内には日帰り入浴もできる宿泊施設があるので、スキーを楽しんだ後は露天風呂で温まっていくことをオススメします!
だいせんホワイトリゾート
広島県のスキー場を離れて、次は鳥取県にある人気スキー場のご紹介です。だいせんホワイトリゾートは、海の見えるゲレンデで、山・海の絶景を楽しみながら滑走できます。コースは7本あり、初級者から上級者まで楽しめますが、半数以上を上級者が占めているとも言われています。中でも、”国際エリア”と呼ばれるコースは、スキー大会も開催される最大傾斜30度の上級コースで、日本海にダイブするような感覚を味わうことができます。広島や大阪から車で約3時間の位置にあり、パウダースノーを存分に味わえる満足感の高いスキー場ですので、是非体感してみてください。
瑞穂ハイランドスキー場
最後のご紹介は、島根県にある西日本最大級の広さを誇るスキー場です。標高差721メートルという、最大傾斜38度というダイナミックなコースや、山頂から3,600メートルのロングコース、深雪のコースなど、多彩なバリエーションが楽しめます。コース数も13本あり、一日中飽きることはないはずです。初級・中級・上級向けでバランスよくコースも設置されていますので、もちろん家族で楽しむことも可能です。また、最近はグランピング施設もでき、今後は屋外で楽しめるトレーラーサウナや、五右衛門風呂の設置も予定されているようです。隣には川が流れているので、サウナの後に川に入って身体を整えることもできます!この自然環境を活かし、森の中には2ヶ所のサウナが既に設置されているので、非日常を感じられておすすめです。スキーだけではなく、フィンランドスタイルのサウナも体験できるようになるので、今後の新情報にもご注目ください。
中国地方のスキー場は、毎年12月~3月まで営業しているところが多いですが、その年によってオープンしていない場合や、一部コースがクローズしていることもあるようです。内容、条件など様々なスキー場がありますので、事前に営業状況をよく確認して、是非実際に足を運んで楽しんで頂ければと思います!