2007年の東京マラソンがきっかけで、マラソンブームが始まったと言われています。東京の皇居周りのランナーにインタビューをする光景をテレビで見たことがある方も多いかと思います。走る代表的な理由として、ダイエット、鍛えるため、ストレス解消、ブームに乗っかっているなど様々あるかと思いますが、マラソン好きな方に聞いてみると、『何も考えなくていいから』という個性的な回答もあるようです。理由はもちろんたくさんありますが、マラソンは特に厳しいルールもなく自由に走ることができます。そういうこともあり、マラソン人口は年々増え、ランナーを目にする機会が増えたのかもしれません。また、マラソンは冬のイメージがあるかもしれませんが、日本国内では1年を通してどこかでマラソン大会が行われています。その中から今回は、中国地方の人気で、驚きのマラソン大会をご紹介させていただこうと思います。
クマン100
走る距離はなんと100マイル(160km)です!いきなりとてもハードなマラソンからのご紹介です。広島県の瀬戸内海にある江田島という、非常に景色も綺麗で訪れる人も多い島なのですが、このような過酷なマラソンが毎年6月、2日間に渡って行われています。クマン岳という山から隣の古鷹山へ登り、その後江田島北部の海岸線を通る、1周20km、高低差750mのコースを8周もするという、マラソンとトレイルを合わせた過酷すぎる内容です・・。制限時間はなんと35時間。過酷なのに、2023年より、定員枠が30人から50人に増えたようです。脱落者も多いようですが、島民の方の熱い声援を受けながら、我こそはという方は、しっかり準備をして是非チャレンジしてみてください!
そうじゃ吉備路マラソン
岡山県総社市で毎年2月に開催される、中国地方でかつては参加人数が一番多いマラソン大会で、フルマラソン・ハーフマラソン・10kmマラソンの3種類があります。最近は12,000人規模に縮小となりましたが、全盛期は2万人を超える規模で開催されていました。コースの特徴としては、特に起伏もなく、のどかな田園地帯を走るため、景色がいいことでも人気となっています。また、ハーフや10kmは公認コースとして認定されるので、記録を狙うのにオススメのマラソン大会となっているようです。
出雲くにびきマラソン大会
島根県出雲市で毎年3月に行われている、2023年で40回記念という歴史の長いマラソン大会です。こちらもフルマラソンは無く、ハーフマラソン・10km・5km・3km・1.5kmの5種類があり、1.5kmは小学校3年生から一般まで参加できる、年代も幅広い設定になっています。また、11回大会より視覚障碍者のランナーの参加もある「やさしい大会」として、全国の市民マラソン大会でも特筆すべき大会となりました。参加上限は3000人規模ですが、ハーフマラソン・10kmは公認コースの認定もあり、出雲大社近くのコースを走ることができる人気な大会となっています。家族全員での参加もオススメです!
サザン・セト大島ロードレース
山口県の周防大島で、こちらも毎年2月に行われるマラソンです。募集人数は2000人とやや小規模で、ハーフマラソン・10km・5km・2kmと、初心者向けの内容となっていますが、中国地方で開催されたマラソンの中で、一番評価の高く人気のマラソン大会のようです。理由としては、なんといっても、瀬戸内海を眺めながら爽快に走ることができる、贅沢すぎる海岸コースを堪能することができるからでしょう。天気が良ければ、海を見ながら清々しい気持ちで走ることができること間違いありません!また、コース沿道での応援や、地元の皆様による応援イベントもあり、参加賞に特産物のミカンやTシャツまでもらえ、更に抽選で地元特産品のセットが当たるチャンスもあるようで、人気の理由となっています。近年、観光にも力を入れていて、移住先としても人気の周防大島を堪能できる良い機会だと思います。参加料も非常に安いので気軽に参加でき、高評価に相応しいマラソン大会ですね!
しまなみ海道ウルトラウォーキング
マラソンではありませんが、毎年9月にウォーキングのイベントがあります。世界的に人気のしまなみ海道を歩ける大会で、広島県尾道市の向島から愛媛県今治市まで、75kmコースと、2023年より新設された100kmコースの、2種類から選べます。ウォーキングといえどかなりの長距離ですので、しっかりと準備をして、秋晴れの瀬戸内海の景色を見ながら、挑戦してみるのもいいかもしれません!