日本での観光ルートを決めるにあたって、行き先を決めきれないということもあるかもしれません。日本には、おさえておくべきすばらしい観光地がたくさんありますから かえって重要なエリア・ランドマークに行きそびれてしまうことも考えられますよね。また、たくさんありすぎて、観光ルートを決めるときにイライラしてしまうこともあるのではないでしょうか。
そこで、おすすめしたいのが広島です。
平和記念公園
広島を訪れる人のほとんどが、ここは必ず訪れる場所といってもさしつかえないでしょう。世界でとても有名なスポットの1つです。たとえ知らなくても、市の中心部ということで、必ず立ち寄ると思います。広さは120,000平方メートルあり、繁華街として栄えた街跡に新たに公園が作られました。
そして 原爆投下の悲惨さを後世に伝えていくために、跡地を記念として残すことが決まりました。 そこには博物館が建設され、現在では当時の遺物や様子についての資料が展示されています。
そこには原爆ドームも併設されています。原爆が投下されたとき、唯一倒壊することなく残っていた建設物です。元々は、広島市の役人たちが、地元のビジネスや地場産業を促進するための施設として利用していました。現在では世界遺産に登録されており、原爆の歴史や悲惨さを伝える建物として 役割を担っています。
博物館と原爆ドームの間には、大きな慰霊碑があります。慰霊碑には、広島に原爆が投下された当時に、そこで生活していた全員の名前が刻まれています。記念碑のアーチの下に設置された石室には、220,000人以上の名前が記帳されている名簿が納められています。毎年、原爆が投下された日には、亡くなった人をしのぶセレモニーが執り行われます。広島市がスピーチを行い、冥福を祈って花輪を献花します。原爆が投下された午前8時15分に、黙とうが捧げられます。
マツダミュージアム
マツダは、1920年に広島市で設立されて以来ずっと、本社を広島市に構えています。大きな敷地を保有している企業ですが、敷地内では自動車事業、研究開発が行われており、ミュージアムも併設されています。工場の内部を見学できるツアーも開催されています。マツダは、トヨタや日産ほど大企業ではありませんが、日本の経済界の一角を担う企業であり、日本の経済に大きな影響力を及ぼす企業です。ル・マン・グランプリを獲得した、唯一の日本車でもあります。環境に優しい車づくりを目指しています。工場の内部を見学したいという場合は、電話かEメールで日程を予約しておきましょう。1日に1度、英語のツアーも開催されており、マツダの歴史や未来を知ることができます。ツアーの所要時間は90分です。
広島城
広島城は、山や丘ではなく、町の中心部の平地に建設されたお城です。
鯉城と呼ばれており、お堀が併設されています。
そもそも広島城は、作った城下町を商業の中心地にしたいという意図で建設されました。1859年に毛利輝元により建てられ、西日本で大きな権威を誇っていました。
明治維新では解体を免れたものの、原爆の投下により倒壊してしまいます。その後再建されるのですが、一部は博物館として活用することになりました。博物館では、日本全国のお城についての展示を見たり、お城から広島市全体の素晴らしい景色を一望することができます。西日本へ行くときは、ぜひ広島城を見に行くことをお勧めします。
広島の繁華街
日本に行くなら、家族のために、または自分の記念としてお土産を買いたいですよね。お土産を買う場所として、まさに繁華街のショッピングエリアはうってつけです。ぜひ、本通りに行ってみましょう。通行止めになっているので、自由に歩き回ることができます。平和記念公園の近くには沢山の土産物屋さんやレストランがあります。本通りを縦横に走る電車や路線電車がたくさんあるので、どこからでもすぐに行けます。
もし、広島の本場の味を味わってみたいという場合は、お好み村へ行ってみてください。広島風のお好み焼きを出してくれるレストランがたくさんあります。
広島焼きというのは、伝統的な日本食のお好み焼きをアレンジした、スペシャルなお好み焼きです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
広島にはたくさんの観光地があり、散策を楽しむことができます。しかし、ここで紹介した施設等は、あくまでもほんの一部です。少し調べてみると、他にもさまざまな観光、体験スポットがあるということがわかると思います。開館・閉館時間が定かでない施設もあるので、確認するようにしましょう。ここで紹介したすばらしい歴史地区に行けば、日本で有意義な時間を過ごすこと間違いなしです。