旅行すると楽しい時間を過ごすことができますが、旅行先への印象が変わることもあります。念入りに計画をたてたと思っていても、問題が発生して今晩寝る場所がないということがあるかもしれません。他にも終電を逃したり、実はホテルが予約できていなかったという状況も考えられます。こんなふうに外国で、予想だにしなかった一夜を過ごす事があるかと思います。
しかし、心配はいりません。宿泊先の確保に失敗しても、打つ手がないわけではありません。ですが今回の記事は、大都市や人口の多い都市では参考になるかもしれませんが、田舎に滞在するのであればあまり参考にならないかもしれません。ここでは、日本で宿泊先を急に探さなければならなくなった場合に利用できる滞在スポットを紹介したいと思います。
カプセルホテル
ここ数年、カプセルホテルの人気が出ています。多くの観光客がカプセルホテルに関心があるようです。基本的に、小さなカプセル状の個室ベッドが二段に積まれ、ずらりと並べられています。はしごを上ってカプセルに入り、カプセル内に設置されている小さなベッドで体を休めることになります。日帰りで利用したり宿泊したりすることができます。
カプセルホテルは使いやすく、一般的なホテルにあるようなアメニティもすべてそろっています。一人で過ごすには十分な広さですが、何人も入るようなスペースはありません。他にも、共同のシャワーや軽食がとれる小さなスペースがあり、荷物を入れるための大きな収納スペースもあります。一般的なホテルに比べると宿泊料金は安く、事前に予約することもできます。もし空きがあれば、当日に泊まることもできます。とてもいい宿泊先だと思いますが、外国人や地元に住んでいる人々にもとても人気があるので、あまり空いていることを期待しないほうがよさそうです。
カラオケ
カラオケは、日本人のあいだで広く親しまれている文化です。ストレスを発散させたい多くの日本人が、同僚や友達と定期的にカラオケを楽しんでいます。カラオケ店は日本全国にありますが、料金は2~3,000円ですむところがほとんどで、数時間部屋を借りることができます。部屋を予約すれば、一般的な常識の範囲で好きに使うことができます。日本人のビジネスマンが、仕事で疲れた時にここで休憩している姿や昼寝をしている姿を見かけることがあるかと思いますが、使用はあくまでも一般的な常識の範囲内で利用することが求められており、社会的なモラルに反することはしてはいけません。カラオケ店にはもうひとつ、24時間営業というメリットがあります。終電を逃してしまったときなど、次の日の始電時刻まで滞在することもできますよ。
インターネット/漫画カフェ
インターネットや漫画カフェは都心部で見かけることが多く、田舎ではあまり見かけません。いくつか部屋があり、1回借りるごとに数時間利用することができます。くつろいで漫画を読んだり、映画を見たり、昼寝をすることもできます。ベッドやシャワーがあるカフェもあるので、一日の終わりに軽くシャワーを浴びる事もでき、帰宅する余裕がなかった人も仕事に行く前に利用したりすることもできます。
インターネットや漫画カフェは24時間営業していることがほとんどで、とても便利です。たまに、夜の一定の時間帯にいっぱいになることもありますが、部屋を利用したいのであればいつでも誰でも利用することができます。看板には、漫画や映画等の絵が描いてあったりしますが、たまに日本語だけの表記しかないところもあるので、漢字を読めるようになっておいた方がいいと思います。看板をよく見て、インターネットや漫画を楽しめるカフェなのかどうか、ちゃんと確認するようにしてくださいね。
ラブホテル
日本ではプライバシーが保護されているので、他人の目を気にすることなく、他人を煩わせることなく、自分のしたいことをすることができます。ラブホテルは、カップルが他の人を煩わせることなく、自分たちがしたいことをするための施設です。ラブホテルは日本が生んだ文化であり、日本全国にあります。基本的に恋人と過ごすための場所なのですが、もし宿泊先が見つからず、急に探さなければならなくなったときには、利用してみてはどうでしょうか。都心の歓楽街付近にあることが多く、何軒かかたまって建てられています。ここは利用する時間帯によって、料金が異なります。部屋には家具も設置されています。
部屋には、シャワー、クイーンベッド(それより大きいサイズもあります)、テレビが設置されています。特徴的な装飾が施されている部屋やテーマが決められた部屋もあります。一般的なホテルよりも料金はリーズナブルですが、ホテルによって料金は異なります。夜間の一定の時刻になると、部屋は満室になり宿泊できないということもあります。急いで探さないといけなくなったときには便利だと思いますが、すぐに満室になることがほとんどです。
困ったことに、泊まる部屋がない、終電を逃してしまったという場合には、最終手段としてこれらの施設を利用してみてもいいかもしれません。必ずしも営業しているとは限りませんが、始電時刻になるまで駅で寝たり、路上で寝るという選択をする前に一度検討してみてもいいのではないでしょうか。これらの施設では、外国人も利用しやすいようにサービスが行き届いていることがほとんどです。日本語ができなくても、利用するのに困ることはないと思いますよ。落ち着いて、施設とやりとりさえ出来れば、宿泊先を確保することができると思います。