引っ越しをする際に生活環境や築年数、設備などを考慮し、理想の暮らしに思いを巡らせていることでしょう。
中でも建物構造の種類や特性を知っておくことでより理想に近いお部屋選びに繋がります。今回は大きく分けて4種類の建物構造について解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
- W造
- S造
- RC造
- SRC造
W造とは
木造のことです。重要な部分の骨組みに木材を用いた構造で、古くから伝わる木造軸組工法や欧米から入ってきた木造壁組工法(2×4工法など)、木造丸太組工法(ログハウス)の3種類があります。戸建て住宅や低層アパートに多く採用されています。
デメリット
・他構造と比較し耐火性が低い
・害虫被害を受けやすい
メリット
・熱伝導が低く、断熱性に優れており1年中快適な室温を保つことが可能
・建築コストが安い為、比較的賃料が安くなる傾向あり
・天然素材を使用している為、リラックス効果あり
S造とは
鉄骨造のことです。重要な部分の骨組みに鉄骨を用いた構造で、鉄骨の厚みにより種類が分かれるのが特徴です。高層ビルやマンションは重量鉄骨工法、2~3階までのプレハブや住宅などは軽量鉄骨工法に分類されます。
デメリット
・熱伝導が高い為、室内温度が外気温に左右されやすい
・RC造やSRCに比べて耐震性・耐火性・防音性が劣る
メリット
・軽量鉄骨工法は建築コストが安くすむ為、比較的賃料が安くなる傾向あり
・害虫被害を受けにくい
RC造とは
鉄筋コンクリート造のことです。建物を支える重要な部分(柱や梁等)に設置された
鉄筋枠にコンクリートを流して作られます。
デメリット
・気密性が高い為、結露が生じやすいです。
こまめな換気と掃除を心がけましょう。
メリット
・何といっても建物の頑丈さ
法定耐用年数が47年と長く、長期にわたり安心して暮らすことができる
・耐震性、耐火性、防音性、気密性に優れている
SRC造とは
鉄骨鉄筋コンクリート造のことです。 RC造に支柱に鉄骨を加えて建築している建物です。RC造による高い耐久性と鉄骨のしなやかな粘り強さを兼ね備えており、RC造よりも耐震性に優れた構造を実現しています。
デメリット
・他構造と比較し建築コストが高い為、賃料も高くなる傾向あり
メリット
・他構造と比較し、耐火性・耐震性・防音性・気密性・蓄熱性が一番優れており、
安全・安心という点では最も優れている
このように、万能なものはなく構造によりメリット・デメリットがあり、生活スタイルに合わせた構造を選ぶことで最適な住環境を手に入れることができます。
RC造・SRC造、お手軽家賃でどのような物件があるか、ホームページをぜひ覗いてみてください。