気になる物件が見つかったら、内見したうえで契約するかどうかを決めるのが一般的です。内見ではチェックしておきたいポイントが多くあります。しかし、何をチェックしたら良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、内見に必要な物やチェックポイント、そして内見のために知っておきたいコツについて紹介します。内見を控えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
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内見は1日何件まで回れる?
内見は1日に2~3件程度が一般的です。ただし内見したい物件が近隣にあり、タイトなスケジュールであれば、1日で4~6件の内見が可能となります。
ただし1件の内見に1時間ずつ内見する場合、見学だけで4~6時間が必要です。内見は不動産会社の営業時間中に回らなければいけないため、営業時間が8時間とすると移動時間は合計で2時間程度が限度となります。
つまり、それぞれ離れた場所に物件がある場合は、見学する物件が多いと時間内に回れなくなってしまう可能性が高くなってしまいます。そのため、余裕をもって内見するなら1日で2~3件程度の内見をおすすめしています。
内見は現地集合がおすすめ
不動産会社では、先に来店してから内見するケースが多くあります。来店してから希望条件やヒアリングするため、1~2時間程度必要となるケースがあります。
一方で内見を現地集合にする場合ヒアリングの時間が短縮されるため、内見する時間が長くなりゆっくりと確認できるのでおすすめです。
なお内見の現地集合は、募集していない物件なのに掲載され続けている「おとり物件」を回避するにも有効な方法です。現地集合したいと申し出ても「来店してからでないと内見できません」「現地集合は対応していません」などと断られる場合は、おとり物件の可能性があるので注意しましょう。
現地集合にする場合は、部屋探しの条件を事前に不動産会社にメールや電話などで内容を共有しておきましょう。該当する物件を事前に調べてくれるので、そのまま次の物件に移動することも可能となります。
部屋探しの条件
・〇〇駅から徒歩20分以内
・家賃〇万円まで(管理費込み)
・洗濯機置き場(室内希望)
・バストイレ別
・2階以上 など
内見にあった方が良い持ち物リスト
- メジャー
窓の大きさや、部屋の採寸をするのにメジャーがあると便利です。特にソファやベッドなどの大きな家具などが搬入・設置できるかどうか採寸しておきましょう。寸法は間取り図に書き込んでおくと後々便利です。また窓の幅や高さのサイズを測っておくと、入居前にカーテンを用意できます。
- スマートフォン
スマートフォンの機能にはカメラ・方位磁石・水平計・ライトなど、内見に必要な機能が備わっています。内見の際、物件の室内や外の写真を撮っておくと後で見返せて便利です(撮影が可能かどうか事前に担当者へ確認してください)。
また、床が傾斜になっていないかどうか水平計で確認したり、方位が気になる所を調べたりとスマートフォンはさまざまな用途に使えます。
- 筆記用具やメモ用紙
スマートフォンがあったとしても、メモ用紙と筆記用具は持って行きましょう。間取り図に部屋の寸法の記入をしたり、担当者の説明や確認した内容を見返したりできるようにしっかりとメモしておくことが大切です。
- 間取り図
間取り図は自身でプリントアウトするか、不動産会社の担当者にプリントしてもらってください。間取り図は部屋の採寸やコンセントの位置などを書き込めて便利です。また、間取り図の内容と実際の部屋が異なっている部分がないかもチェックしましょう。
- スリッパや靴下
ハウスクリーニングする前の物件では部屋が汚れているケースも少なくありません。また、素足での内見は原則できないので靴下を用意しておきましょう。
スリッパは不動産会社の担当者が用意していることが一般的です。念のため内見予約するときにスリッパを借用できるかどうか確認しておくと安心です。
内見でチェックするポイント
気に入った物件の部屋の状況や構造、広さや印象など実際に見て確かめることが大切です。内見には、以下のようなチェックポイントがあります。以下の内容を参考にして確認していきましょう。
玄関周辺 | ・玄関や廊下の広さ ・ドアの建て付け ・インターホン(モニターや録画の有無) ・アンペア数 ・防犯性の高い鍵か ・ドアチェーンの有無 |
居室 | ・部屋の広さ ・傷や汚れ ・照明器具の有無 ・コンセントの位置 ・収納のサイズ ・携帯電話の電波確認 ・防音性 |
水回り | ・キッチン(収納・シンクの広さ・コンロ数) ・トイレ(ウォシュレットの有無・異臭の確認) ・バスルーム(浴槽や洗い場の広さ・シャワーの水圧) ・洗面台(シャワーヘッドの有無・収納スペース) ・洗濯機(洗濯機置き場の寸法・防水パンの有無) |
窓やベランダ | ・日当たり ・ベランダ(洗濯物の干しやすさ・防犯性・鳥のフン・網戸の有無) ・窓の採寸 |
共用部分 | ・共有部分(清掃しており、私物が放置していないか) ・セキュリティ設備(オートロック・防犯カメラ) ・郵便ポスト(鍵の有無・サイズ) ・共用設備(エレベーターの広さや宅配ボックスの有無) ・ゴミ置き場(清掃されているか) ・駐車場(広さや空き情報) |
周囲の環境 | ・交通アクセス(最寄り駅までの距離・乗り換えの回数) ・利便性(病院や買い物環境) ・騒音(道路から住まいまでの距離・交通量の多さ) ・治安(交番の場所・街灯の数) |
内見できない物件とは
入居者の募集をしていても、前の入居者が「居住中」である場合は内見できません。大家さんは前の入居者から退去の知らせを受けたタイミングで、新しい入居者の募集をします。そのため、部屋が空くまで1ヵ月以上のタイムラグが生まれることもあるでしょう。
居住中の物件は基本的に内見ができません。また、前の入居者が退去したあとでもハウスクリーニングをしていないと内見できないケースもあります。しかし内見しないまま物件を契約するのは不安ですよね。
内見できない物件は、以下のような対処方法を行う場合があります。
- 先行申込をする
先行申込は内見前に物件の申し込みをすることを指します。内見の前に審査を済ませておいてから後日、現地で内見してから契約するのかどうか判断します。先行申込は、「気に入ったので物件を押さえておきたい」「契約する前に内見できれば問題ない」という方に適している方法です。
- 設備や間取りが似ている物件を内見する
似たような間取りや設備のある同じタイプの物件で内見する方法があります。同じ建物内に空いている部屋があれば、防音性や周囲の騒音レベルを確認できるでしょう。
遠方の場合はオンライン内見を利用する
現地には遠くて行けない方や仕事が多忙で内見に行けないという方は、オンライン内見を利用するのも良いでしょう。オンライン内見とは、ビデオ通話をしながら室内を内見するサービスです。
ウェブ上で不動産会社のスタッフに、窓や壁などの採寸を依頼したり質問をしたりすることもできます。また内見したい物件が複数あるけど、全部見に行くのは大変そうだという方は、まずはオンライン内見してから気に入った物件のみ直接内見するという使い方も可能です。
ビレッジハウスのウェブサイトでは、日本全国にある1,000以上ある物件の中からご希望の条件に合ったお部屋をお探しいたします。ぜひお気軽にご相談くださいね。