場所に関わらず 引っ越し先で自分の希望条件を満たすアパートを見つけるというのは、とても大変です。
希望のアパートに引っ越すまで、何時間も検索し、条件を満たしているかを調べるなど かなりの忍耐が強いられますし、それに保証金を支払い、鍵を渡された後にもやるべきことがあります。
まずは荷物の配置場所を考える前に、水道、インターネット等の生活環境を整えましょう。水道、インターネット等は生活に欠かせないインフラですが、ここは日本です。
ノウハウを有している企業もありますが、母国とは違う手続きを踏む必要があるかもしれません。
電気
まずは電気です。これは、生活をするうえで必ず必要なインフラです。
他のインフラに比べると、手続きは比較的簡単です。新居に入居した後はまず、ブレーカーの位置を確認してください。小さなアパートであれば、入口の付近に設置されていることが多いです。ブレーカーを入れて、申込用紙に必要事項を記載し、業者に郵送しましょう。記載した内容は請求先として利用されるので、間違いのないように入力してください。
もし、必要事項を記載する用紙が手元にない場合は、オーナー、またはアパートの運営会社に尋ねてみましょう。もし 彼らが特定の企業に委託している場合は、ブレーカーの確認、手配など全ての手続きを終えるまで、少し時間はかかりますが、手続きを終えたら電気が使えるようになります。また、契約自体を仲介業者を介しておこなっている場合には、仲介業者が段取りを進めてくれます。その場合は、ブレーカーを入れる以外に、何もすることはありません。東京ではほとんどの場合、サプライヤーは東京電力になります。
水道関係
電気と同じく、水道も手続きが簡単です。入居した後は、すぐに水道を使えることができます。ただし、水道会社が請求先を把握する必要があるため、連絡先を市か地元の水道会社に伝えるようにしてください。手続きはとても簡単で、日本語も必要ありません。なお、下水の利用料金は、水道の利用料金に含まれています。しかし、たまに地主が、水道をあまり沢山使ってほしくないと考えている場合があります。その場合は部屋で自分がどれぐらい使っているのか把握する必要があります。できるだけ、水を無駄遣いしないように気を付けて下さい。なぜならその場合は、オーナーが水道代を払うか、水道代が賃料に含まれていることがほとんどだからです。
ガス
暖房、調理、セントラルヒーティングなど、ガスを導入しているアパートがほとんどです。ガス会社の近くに、大きなガスタンクがあると思います。ガスを開設したい場合は、地元のガス会社に連絡をとりましょう。東京に住んでいる場合は、東京ガスに連絡するようにしましょう。東京ガスがあなたの元に業者を派遣し、ガス管の確認、開設をしてくれるでしょう。
ガスの開設には、立ち合いが必要です。あらかじめ、スケジュールを調整しておきましょう。ガス管を開いた後は、ストーブの電源が入るかを確認してください。また、持っているガス機器とガスの種類があっているかどうかを確かめましょう。
せっかくお金を出して、ストーブを購入したにも関わらず、ガスの種類と合わないという理由でお蔵入りということは避けたいですよね。ストーブを買う前に、ガス会社に確認して、自分が買いたいガス機器とガスの種類があっているかどうかを確認するようにしましょう。
ごみ
ごみ収集は無料です。ごみを分別し、指定の日にごみを出すようにしましょう。特別なことは何もありません。ごみの収集スケジュールを見て、指定の日にごみを出しましょう。ごみ置き場は、アパートの敷地内かアパートの近くの道路沿いにあると思います。他の住人と同じようにしてください。
インターネット
インターネット環境を設定する場合は、光ファイバーケーブルが必要になります。ほとんどのアパートでは、接続環境が既にインストールされているため、すぐにインターネットに接続することができます。しかし、インストールされていない場合は、ローカルプロバイダーに連絡し、設定してもらう必要があります。まずはローカルプロバイダーに電話で連絡して、部屋に来てもらう日を予約しましょう。日本では、連絡したからといって、すぐに来てもらえるわけではありません。住んでいる地域にもよりますが、来てもらうまでに数日かかることもあります。
ただし、入居するアパートで接続環境が整っている場合は、電話一本ですぐに設定が完了します。中にはオンラインで、インターネットの設定をすべて流暢な英語で請け負う会社もあります。たしかに便利で、設定もすぐに完了しますが、仲介料が発生することがあります。また、設定が完了するまでには、数週間かかることもあります。できるだけ、気長に待ってください。一方でシェアハウス、またはアパートがプロバイダーと独自に契約している場合は、入居後すぐに接続できます。自分で契約するよりも、アパートが契約しているプロバイダーと契約した方が安くなる場合があります。他のオプションも見てみるようにしましょう。
引越しに伴い、すべてのインフラを設定することは、とても面倒なように思えますが、一番大変なのがインターネットの接続です。接続できるようになるまで、一か月待ったという人もいます。イライラすると思いますが、辛坊強く待ちましょう。インターネットの接続環境が整うまでは、ポケットWiFiを使うという手もあります。
インターネット以外の水道、電気等は、請求先を通知さえすれば、すぐに使うことができます。
インフラの設定がすべて終わったら、リラックスして、新居での生活を楽しみましょう。