テレビは、その国の情報を得、その国の言葉を学べる最も手っ取り早い手段です。今回は、日本のTVについて紹介したいと思います。

テレビは、世界のどの国でも家で楽しめるアメニティの一つとなっています。そしてそれは、情報を最も早く提供できるツールでもあり、最も実行されている暇つぶしの一つでもあります。しかし、これ以外にも様々な用途があります。例えば、移住してきたばかりの人にとって、その国に慣れるのに役立ってくれます。日本のテレビもそうで、日本で暮らす手助けとなってくれます。各国では、テレビメディアを審査する方法があり、日本も同様となっています。ここでは、日本で視聴できるテレビを紹介し、勉強や生活するうえで役立つチャンネルや番組をいくつか紹介したいと思います。

NHK

日本のテレビ業界には、NHK（日本放送協会）という主要なプロバイダーがあります。日本全国で放映する公共放送を担うところです。NHKの名義で多くの地域支局を保有し、公共放送として放映される番組全てを管理しています。衛星テレビを視聴しないときは、NHKと民放テレビのみのチャンネルになります。チャンネル情報を見ると番組情報が表示されますが、一部のチャンネルでは、特定の分野に絞って情報を提供しています。

公共放送であるNHK、NHKスポーツや民放放送であるフジテレビ、ジャパンワン、東京テレビなど、好きなテレビ局を選んで視聴できます。各放送局では、スポーツ番組など様々な番組を放送しています。複数の放送局で日本の国技である相撲を放送していたりするので、目にする事があるかもしれませんね。NHKは民放局に比べて、英語を話す人たちにも視聴しやすい番組を制作しています。英語を話す人が利用できるコンテンツもありますので　NHKのホームページを確認してみて下さいね。また、日本語を学習している人に向けた番組も放送されているので、あなたが思うよりもNHKにお世話になる事になるかもしれませんね。

日本に来るほとんどの外国人は、公共放送であるNHKを受信するテレビを購入した時点で、NHKの職員が視聴公共料金の支払いを求めてあなたの家を訪問する事を知りません。訪問時にテレビを持っているかどうかを聞き、視聴料金を支払う意思の有無を尋ねに来ます。テレビを見たいのであれば、毎月少額ですが支払わなければなりませんが、受信料を支払わなくても特に罰則はありません。

NHKはテレビ視聴料金を支払うよう強制することはしません。ですが、定期的に担当者はあなたを訪ね、何度も契約するよう督促します。支払いたくないとかテレビを持っていないと言い逃れする事も可能ですが、NHK側もそういう人たちのために、英語で書かれた資料を持参したり英会話で意思疎通がはかれる人を雇い始めたので、それは難しくなりつつあります。

そういう時には、礼儀正しく、支払う事に関心がないことを伝えるようにしてください。そうすれば、しばらくの間は訪問がなくなるでしょう。また来るとは思いますが、前回と同じようにすれば、職員は帰ってくれることでしょう。

衛星放送

衛星放送は、視聴できる番組の数を増やしたい、海外で放送されている番組を観たいという人にはおすすめです。しかし、日本ではそのままでは視聴できません。お金を払って衛星放送の契約をすれば、視聴できるようになり、チャンネルの数が増えることになります。代表的なプロバイダーは4社ありますが、同じチャンネルでも料金が異なります。

価格モデルは、西欧の価格帯と似たようなものです。ですので、いくらが適正価格なのかは、自国の価格体系を参考にしてみましょう。衛星放送は多くの人にとってよい選択肢ですが、特に田舎に住んでいて、テレビに視聴プラスアルファを求めている人にはうってつけの選択肢ではないでしょうか。

人気のテレビ番組

他の国同様、日本にも人気のあるテレビ番組があります。日本でテレビを見る時は、ぜひ見てほしいテレビ番組をいくつか紹介したいと思います。

“Youは何しに日本へ？”

お笑い芸人のバナナマンがホスト役を務めています。全国で人気のある番組です。テレビ東京で毎週月曜日に放送されています。番組の内容は、まさに番組のタイトルそのものです。テレビクルーが全国各地の空港へ行き、外国人に日本へ来た理由を尋ねるというものです。面白そうな外国人にインタビューできた場合は、密着することもあります。

“ダウンタウンなう”

有名なお笑い芸人のダウンタウンが、居酒屋やバーでセレブ、有名人と介し、おしゃべりをするというトーク番組で、人気があるシリーズです。日本の芸能人や有名人とおもしろおかしくトークを繰り広げます。海外に行って帰国した芸能人や有名人とトークすることもあります。ゲストと掛け合うダウンタウンを見ていると、とても楽しめます。

“世界の果てまでイッテQ！”

日本テレビが放送している人気番組です。番組の内容は、お笑い芸人や有名人を世界中に旅させ、密着するというものです。お笑い芸人が海外の文化をおもしろおかしく伝えながら、現地を初めて訪れる日本人観光客の目線でリポートします。

勉強、勉強、勉強

日本のテレビ番組には、日本語や英語を勉強している人のための番組がたくさんあります。ほとんどの番組が、初心者と上級者に焦点をあてて作られています。平日には、さまざまなレベルの日本語、英語をマスターできるよう工夫された番組を放送しています。定期的に放送される番組を見て、リスニングスキルを磨くのもいいかもしれません。このような番組を視聴すれば、基本的な会話の表現スキルをたくさん勉強できる事になります。語学スキルを簡単に早くあげる事ができます。

日本のテレビは、日本で生活している人や観光客にとって役に立つものです。また、さまざまな学習レベルに応じた番組がたくさん放送されています。テレビがあれば、長い一日を乗り切ることができるでしょう。日本のテレビは、その番組を見るまでは知らなかった日本について、いろいろなことを教えてくれます。ぜひ視聴してみてくださいね。