親元から離れて、自由に生活ができる一人暮らしに憧れている方は多いでしょう。しかし、初めての一人暮らしを失敗しないためには、どうすれば良いのか分からないですよね。
そこで本記事では、不動産会社に確認するべきことや注意点、内見のチェックポイントについて解説します。ぜひ、参考にしてください。
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物件探しで不動産会社に聞いておいた方が良いこと
不動産会社へ行った際、以下のような内容を確認しておきましょう。
- 物件の内見から契約までの日程
内見から契約までのおおまかな日程について確認しましょう。物件によっては、「前の入居者がまだ退去していない」「新築物件が建築中である」などの理由で、すぐに入居できない場合があります。日程についてしっかり把握していないと、希望する入居日に間に合わないケースもあるため注意してください。
- 必要な費用と支払いのタイミング
クレジットカードで初期費用を支払うつもりでいたとしても、不動産会社によっては口座振り込みのみの場合もあります。そのため、見積書を受け取ったら費用の内訳を確認し、支払い方法や期日について確認しておきましょう。
- 自分に適した間取りや希望エリア
どんな間取りが適していて、エリアはどの辺りに住んだら良いのか分からなければ、不動産会社の担当スタッフに相談してください。「初めての一人暮らしなので教えて欲しいのですが……」と伝えれば、担当スタッフが親切に教えてくれます。
- 物件内でのトラブルの有無
気に入った物件で、「近隣でトラブルはないか?」「騒音や共有スペースなどの苦情とか、入っていないか?」など、物件内で発生しているトラブルについて質問してみましょう。入居してから後悔しないよう、トラブルの有無は事前に確認しておくと安心です
- 設備の状態や使用方法
エアコンやTV付きインターホンなどの設備の状態について確認してください。設備が古すぎる場合は、交換できないかどうか交渉してみましょう。また、各設備の使い方や不明な点などがあれば、事前に説明を受けておくと入居後スムーズに使用できます。
- 周辺の店舗や公共施設などの環境
周辺に、コンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストアや病院などの施設が物件からどれくらいの距離にあるのか確認してください。また、利用したい公共施設があれば、近くにあるのかどうか聞いておくと良いでしょう。
- 街の治安や雰囲気について
治安の良し悪しは、住み心地に大きな影響を与えます。治安が悪い場合、犯罪に巻き込まれる可能性が高く、日々の生活に不安が付きまといます。
そのため、犯罪発生率や繁華街の様子や昼と夜とで雰囲気が変わる地域かどうかなど、不動産会社の担当スタッフに確認しておくと安心です。
- 連帯保証人は必要かどうか
連帯保証人が必要かどうかは、早めに確認しておきましょう。連帯保証人が必要な場合、連帯保証人の印鑑証明や実印・身分証明書・収入証明書・住民票(原本)などの書類が求められる可能性があります。
不動産会社によって内容は異なりますが、書類を集めるのに時間がかかるケースもあるため、早めに連帯保証人の有無を確認しましょう。
不動産へ行くときの手順
ステップ1:不動産会社へ来店予約をする
不動産会社に行くときは、事前に電話や公式サイトのお問い合わせ先より来店予約をしましょう。予約しなくても対応してもらえますが、時間が掛かってしまう可能性があります。
ステップ2:不動産会社でアンケートやヒアリングを受ける
来店後、不動産会社ではアンケートの記入や、希望エリア・予算・譲れない条件はあるのかなどのヒアリングを受けます。そして、希望に合う物件を探してもらいます。
ステップ3:物件を紹介してもらい内見に行く
気になる物件があったら紹介してもらい内見に行きます。内見は、当日出来る場合もありますが、後日改めて行くこともあります。内見では、後述するポイントを確認してから申し込むかどうかを判断してください。
ステップ4:物件が決まったら申し込みをして入居審査を受ける
内見で問題がなければ、入居申し込みします。そして、必要な書類を提出して入居審査を受けます。
ステップ5:賃貸契約をして初期費用を支払う
入居審査に通過したら、賃貸契約をして初期費用を支払います。
ステップ6:鍵を受け取り入居
入居当日、鍵を受け取り入居開始となります。
内見時のチェックポイント
- 家具を設置した状態を想定して間取りや広さを確認する
何もない部屋は広々としていて自由にレイアウトできるように感じますが、実際にはコンセントの位置や窓、壁の配置によって制限が生まれる可能性があります。そのため、室内に家具を配置した場合を想定しながら、十分な生活スペースと動きやすい動線が確保できるかを判断しましょう。
- 設備の内容に相違ないか確認する
設置されていると思っていた設備がない、もしくは実際にあっても想定と異なっている場合があります。事前の情報と照らし合わせて機能面に不安がある場合は、不動産会社に確認してください。
なお、物件詳細情報(正確には契約書)に記載されていない設備がある場合、その設備が故障した場合の修理費や新設費は、自己負担となるため注意しましょう。
- キッチン・バス・トイレは排水の状態も確認する
水回りは見た目の清潔さだけでなく、排水の流れやにおいも確認することが大切です。実際に水を流してしっかりチェックしてください。
- 気になる音がないか確認する
話し声や足音(室内外)、扉の開閉音、換気扇の音などを一つひとつ確認します。もし上下や隣の部屋が空いている場合は、不動産会社の担当者に部屋に入ってもらい、実際の音の響き方を確認できるとより安心です。また、建物が大通りに面している場合や大型商業施設が近くにある場合は、外からの騒音にも注意しましょう。
- 共有スペースの状態を確認する
共用スペースの状態は、管理状況の質を反映します。具体的には、エントランス、集合ポスト、駐輪場、廊下、階段、エレベーター、ゴミ置き場などが清潔に保たれており、整備されているのかを確認してください。
契約時の注意点
原状回復特約は入念に確認する
賃貸物件を借りる際、退去時には借主に「原状回復義務」が発生します。
原状回復義務とは、借りた当初の状態に戻すことではなく、通常の使用を超えた損耗や破損を修復することを指します。しかし「原状回復特約」として、原則以上の条件が設定される場合もあります。
設定されている条件の負担が大きすぎると感じた場合は、契約前に条件の見直しの相談や、場合によっては契約を見送る判断も重要です。
違約金・禁止事項について確認する
- 中途解約時の違約金
敷金・礼金なしの物件やフリーレント物件などでは契約期間が設定されており、途中解約をすると違約金が発生する場合があるため契約前に確認しましょう。
- 禁止事項
ペットの飼育、楽器の演奏、石油ストーブの使用、同棲やルームシェアの可否について確認しましょう。
- 契約解除の条件
家賃の滞納や禁止事項の違反があった場合、契約解除を通告されることがあります。契約解除の具体的な条件を確認しましょう。
- 退去予告のルール
退去の予告は何ヶ月前までに行う必要があるか、また、電話での通知が可能か書面での提出が必要かを確認しましょう。
- 更新料
部屋の更新料や更新手数料、火災保険の更新料や保証会社に加入している場合は、保証料の更新についても確認しましょう。
ビレッジハウスでは、日本全国に1,000以上の物件を低価格にて提供しています。一人暮らしの部屋を探している方は、お気軽にご相談ください。
ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。