日本では、自治体ごとに細かなごみのルールが定められています。収集日や分別区分、使用するごみ袋の種類まで異なるため、引越したら始めにごみのルールを確認することが大切です。
ごみの分別や出し方のルールは住環境を清潔に保ち、近隣トラブルを防ぐためにも重要なポイントです。そこで本記事では、日本のごみ出しのルールや出し方について詳しく解説します。
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なぜ日本ではごみの分別が必要なのか

日本でごみの分別が必要な背景には、以下のような目的が3つあります。
- 再生可能な資源を回収して、限りある資源を有効に活用するため
- 焼却炉への負担を減らし埋立地の寿命を延ばすため
- 環境への負荷を減らすため
日本では、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律(廃棄物処理法)」が定められており、ごみを適切に分別・収集・処理して、生活環境を守ることを国や自治体に求めています。また、住民にも「分別して排出し、自治体の施策に協力すること」が義務として示されています(第2条の三)。
地域によって分別ルールが違うのは、自治体ごとに処理施設や収集方法が異なるためです。廃棄物処理法では、家庭から出る一般廃棄物の処理は市町村が責任を持つと定められています。そのため、各自治体は自分の地域で最も効率よく処理できるように、独自の分別ルールや収集方法を作っているのです。
つまり、プラスチックを資源ごみとして分別する地域もあれば、プラスチックも可燃ごみにまとめる地域もあります。誤った分別は回収不可や処理の負担につながるため、配布されるごみ出しカレンダーや自治体サイトを確認し、地域に合った分別を心がけましょう。
自治体ごとのごみ分別ルールを調べる方法

各自治体のごみ分別ルールは、お住まいの公式サイトを確認するのが基本的な方法です。検索エンジンで「(地名) 公式サイト」と入力して検索しましょう。また、「地方公共団体情報システム機構」といった、自治体情報サイトを利用して、ごみ分別のルールを確認することも可能です。
ごみの収集日や分別区分は、「町名・丁目・番地」などにより「今日出せるごみは何か」「どこの袋を使うか」などのルールが異なる場合もあります。そのため、引越し先の住所を正しく認識することが、適切なごみ出しに繋がるのです。
また、各自治体のルールを調べるには、ごみ分別アプリを活用する方法もあります。自治体が提供・導入しているごみ分別アプリは、お住まいの自治体のごみ収集日のお知らせやごみの分別方法の検索、ごみ出しカレンダーや自治体からの通知機能などが利用できる便利なサービスです。
ごみ分別アプリ
| さんあ〜る Android|iPhone | 自治体のごみ分別や収集日・アラーム通知が使える無料のアプリです。全国多数の市区町村で導入されています。また、20の言語に対応しています。 |
| Trash Lens Android|iPhone | スマートフォンを使い「モノをかざすだけで、その品目がどのごみか(資源か可燃かなど)を判別する」ごみ分別支援アプリです。497自治体で利用が可能(2025年11月現在)。 |
ごみの収集日と出し方の基本ルール

ごみは多くの自治体で曜日指定制によって回収されており、可燃・不燃・資源ごみなどを、それぞれ決まった曜日に出します。
例えば、さいたま市では「可燃ごみ」は週2回、不燃や資源ごみは週1回、回収されます。また、ごみは朝8:30までに指定された場所に出すと定められています。ちなみに、前夜にごみを出すのは禁止または控えるよう推奨されており、指定された収集日の朝に出すのが一般的です。参考:さいたま市 家庭ごみの出し方
さらに、指定のごみ袋(または指定ステッカー) の使用が義務付けられている自治体もあります。指定のごみ袋でなければ収集されない仕組みです。なお、透明または半透明の袋を使用するルールが定められている自治体では、黒色や透けない袋を使うと収集されないため注意してください。
集合住宅のごみ出しは建物ごとにルールは異なります。蓋付きのごみボックスが設置されている集合住宅では、収集日前日の夜から投入しても良い場合もあるため、大家さんや管理会社に確認すると良いでしょう。
ごみの分別カテゴリーと代表例(可燃・不燃・資源ごみ)

ごみの分別は、環境保護や資源循環を進めるために欠かせない取り組みです。しかし、自治体によってルールが細かく異なるため、「このごみはどこに出したら良いの?」と迷うことも少なくありません。
それでは、ごみの分別で迷わないよう、全国的に共通している基本的な4つの区分と自治体で採用されている一般的なルールを理解しておきましょう。
| 分別カテゴリー | 代表例 | よくあるルール |
| 可燃ごみ | ・生ごみ ・紙類 ・木くず ・革製品 | ・生ごみは水気を切る ・水分が出る場合は新聞紙に包む ・油は固めたり紙に吸わせる |
| 不燃ごみ | ・金属製品(包丁・フライパンなど) ・ガラス製品 ・陶器 ・小型電化製品(リモコン・電源コード) ・使い捨てライター | ・割れ物は新聞紙で包み「危険」と明記する ・スプレー缶は必ず中身を使い切る(自治体により穴あけ必要) ・電池・電子機器は別途回収の場合あり |
| 資源ごみ(リサイクル) | ・ペットボトル(飲料・調味料) ・アルミ缶・スチール缶 ・ビン(食品・酒類) ・紙パック、段ボール、新聞、雑誌、雑紙 | ・ペットボトルはキャップとラベルを外し中をすすぎ洗う ・缶やビンの汚れも中をすすぎ洗う ・紙類は種類ごとにまとめ、十字にひもで縛るケースが多い(汚れていたり匂いがついているものは可燃ごみへ) |
| 粗大ごみ | ・家具 ・家電 | ・事前申し込み制 ・収集日・収集場所を確認 ・手数料がかかる場合あり ・解体や分解が必要な場合もある |
壊れていない家電や日用品は、捨てずにリサイクルショップへ持ち込むのもひとつの方法です。なお、故障していて修理が難しい小型電化製品は、小型家電リサイクルボックスを自治体で設置している場合もあるので確認すると良いでしょう。リユースもリサイクルもできない場合には、不燃ごみとして処分してください。
また、モバイルバッテリーや加熱式たばこなどに使われているリチウムイオン電池を、可燃ごみや通常のごみに混ぜてしまうと、収集車や処理施設で発火・火災につながる事故に繋がる恐れがあります。リチウムイオン電池は、自治体の指示に従い適切に処分しましょう。
ペットボトル・缶・瓶のリサイクル手順

ペットボトル・缶・瓶は、正しく分別されていなかったり汚れが残っていたりすると、資源として再利用できない場合があります。限られた資源を有効に循環させるためにも、ペットボトル・缶・瓶を処分する前の手順を確認しておきましょう。
| 種類 | 処分前の手順 | 回収先 |
| ペットボトル | ・キャップを外す ・ラベルを外す ・中をすすぎ洗う ・潰すかどうかは自治体により異なる | ・自治体が指定する収集日 ・スーパーやコンビニの回収ボックス ・リサイクル施設へ持ち込む |
| 缶 | ・中をすすぎ洗う ・潰すかどうかは自治体により異なる | ・自治体が指定する収集日 ・スーパーやコンビニの回収ボックス ・リサイクル施設へ持ち込む |
| 瓶 | ・キャップを外す ・中をすすぎ洗・キャップを外す ・中をすすぎ洗う ・無色、茶色、その他の色に分ける | ・自治体が指定する収集日 ・リサイクル施設へ持ち込む |
環境省|廃ペットボトルの店頭回収・リサイクルの実証事業開始について
粗大ごみ・家電を処分する方法

粗大ごみの処分方法
粗大ごみを処分するには通常の家庭ごみとは異なり、自治体が運営する粗大ごみ受付センターへの事前申込が必要です。電話、インターネット、FAXなどから申し込みができます。急な回収には対応していない場合もあるため、早めに申し込みをしておくと安心です。
なお、一般的に処分には手数料が必要です。手数料は200〜1,000円など、品目によって異なります。粗大ごみ手数料券(シール)をコンビニやスーパーで購入したら対象物に貼り、所定の日時に指定場所へ出しましょう。
自治体によって設定は異なるため、必ず各市区町村の粗大ごみの処分方法や手数料を確認してください。
家電リサイクル法
家電リサイクル法に設定されている家電を処分するには、各小売業者が設定した運搬料金と合わせてリサイクル料金が必要となります。
| 品目 | リサイクル料金 | |
| エアコン | 990円 | |
| テレビ | ブラウン管(15型以下) | 1,320~1,870円 |
| ブラウン管(16型以上) | 2,420~2,970円 | |
| 液晶・プラズマテレビなど(15V型以下) | 1,870円 | |
| 液晶・プラズマテレビなど(16V型以下) | 2,970円 | |
| 冷蔵庫・冷凍庫 | 170L 以下 | 3,740円 |
| 171L 以上 | 4,730円 | |
| 洗濯機・衣類乾燥機 | – | 2,530円 |
2025年11月現在
出典:一般財団法人家電製品協会 リサイクル料金主要メーカー一覧
詳しくは、「引っ越しの前に、不用品を処分する5つの方法 」のブログをご覧ください。
アパート・集合住宅でのごみ出しマナー

アパートや集合住宅では住民が同じごみ置き場を利用するため、日常の配慮が快適な暮らしに繋がります。集合住宅では「収集日や時間を守る」「分別ルールに従う」などの基本的なルールは、近隣トラブルを避けるためにも欠かせないポイントです。
また、ごみ袋は可能であれば二重にしてしっかり口を結び、臭い漏れや液だれを防ぎましょう。特に、生ごみは嫌な臭いが発生しやすくなるため、水分を切ったり新聞紙で水気を吸わせたりするなどの工夫が大切です。
なお、カラスや猫によってごみが荒らされないよう、ごみを出したら置き場の扉を必ず閉める、もしくは防鳥ネットをきちんとかけるなどの基本的なマナーも守りましょう。
よくある困りごととその対策

ごみの収集日を忘れてしまう
「収集日を忘れてしまうかもしれない」と不安に感じている方は、スマホカレンダーへ登録するのもひとつの方法です。また前述のとおり、ごみ分別アプリの通知機能を活用するのもおすすめ。
ごみ袋が破れてしまう
ごみ袋が破れやすい場合は、厚手のごみ袋か普通の厚さのごみ袋を二重にして使用する方法があります。ごみの嫌な臭いは、袋から漏れた液がごみ箱の底で腐ってしまうのが原因のひとつ。
袋を二枚重ねにしておけばごみ袋から汁が漏れ出してしまっても、下の袋が受け止めてくれます。また、漏れてしまっても、下のごみ袋も処分すれば良いのでごみ箱も汚れません。
暑い季節の臭い対策
暑い季節になるとごみが臭いやすくなります。臭い対策として、ごみを出す前に冷凍庫で一時保管する、もしくは新聞紙で包んだり水気を切ってから捨てるなどの対策をすると良いでしょう。
詳しくは、「夏のお部屋のニオイ対策: ゴミ・排水口・靴の臭いをスッキリ解消! 」のブログをご覧ください。
引越し先のごみ出しルールを間違えてしまう
引越しをしたら新住所の自治体の公式サイトを確認し、ごみ出しの分別ルールや収集日、使用する袋の色・指定収集所などを把握しておきましょう。
まとめ
日本のごみ出しのルールや出し方についてのポイントを以下にまとめました。
- 日本では、ごみを適切に分別・収集・処理して生活環境を守ることが法律にて定められている
- 自治体ごとに処理施設や収集方法が異なるためごみ出しのルールが異なる
- 住まいのごみ出しのルールは自治体の公式サイトを確認する
- 市町村ごとに、ごみの収集日は曜日の指定がある
- 原則としてごみは収集日の朝、決められた時間までに出す
- 指定袋・指定ステッカーが必要な自治体がある
- ごみの主な分別は可燃・不燃・資源・粗大ごみの4種類
- エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機を処分するにはリサイクル料金と運搬費用がいる
- リチウムイオン電池を処分する場合は必ず自治体の専用回収へ
- 収集日を忘れないようごみ分別アプリを利用して確認や通知機能を利用する
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ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。



