はじめに
日本では、引っ越しすると、新居に家族や親しい友達を招いて、もてなす慣習があります。親しい人だけを招いて行われるカジュアルなパーティーといったところでしょうか。ゲストは新居祝いを持参して、新たな門出を祝います。新居での生活が落ち着いた後に、開催される事が多いようですよ。
招待するゲストを決める
新居へ引っ越しした直後は、荷ほどき、荷物の整理、家具やデコレーションの配置決めなど、やる事がたくさんあります。また、新居の生活に慣れるのにも時間が掛かります。ですので、新居のお披露目をするのなら、引っ越しの1か月後を目処にするといいかもしれません。
荷物が全て片付いて、生活が落ち着いたら、早速お披露目会の準備に取り掛かりましょう。まずは、招待するゲストを決めます。急いで決める必要はありませんが、なるべく早めに決めておいて下さいね。
その際、新居がよほど広いとか、いくら騒いでも迷惑かけない田舎なら別ですが、そうでない場合は、ゲストは限られた人数（親しい友人、家族など）にとどめておいた方がいいでしょう。ですが、転職したばかりで、近くに暮らしている同僚との交流の場を持ちたいとか、近所の人々と親しくなりたいなど、何か事情がある場合は、他の人たちも招いていいかもしれませんね。
招待するゲストを決めたら、招待状を送りましょう。先方の都合もあるでしょうから、開催当日の3週間前には送るようにしましょう。送付方法は、電子メールでも郵送でも何でも構いません。最近は、SNSやLINE、WhatsAppで送る事もあるそうですよ。
招待状に記載する項目は、
・開始時間（または、開始時間と終了時間）
・新居の住所
・交通アクセス（最寄りの駅やバスターミナルなど）
・駐車場の案内（必要な場合）
などが妥当です。ですが、もちろん他の項目を記載しても構いませんよ。
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新居祝いを準備する
日本の住まいは、決して広くありません。もし、あなたがお招きされて新居祝いを選ぶ時は、日本の住宅事情を踏まえて選ぶようにしましょう。おしゃれな小物類や観葉植物もいいと思いますが、毛布、タオル、おしゃれなキッチンクロス、ドアマット、コースター、エプロン、ガラス製品、銀食器、陶器、家電（トースターやブレンダーなど）など、実用的な物を贈ると、より喜ばれるかもしれませんね。
新居祝いは、ギフトバッグに入れても、包装紙で包んでもどちらでも構いません。ですが、どちらにしろ、値札は必ず外しておきましょう。購入したプレゼントの値段が相手に伝わるなんて、マナー違反にも程があります。失礼にあたるので、くれぐれも気を付けましょう。
ケータリングを手配する
最近では、出前館、Uber Eats、Woltなど、様々なケータリング業者が見られます。彼らにお願いして、料理を自宅まで配達してもらってはいかがでしょうか。もちろん、お披露目会のテーマにもよりますが、格式ばったものではないので、業者や形式にこだわる必要はないかと思います。好きな料理を選んで、自宅まで配達してもらいましょう。
何か少しだけ手料理を出したいとお考えの方は、前菜を自分で作ってみてはいかがでしょうか。例えば、チーズプレート、シャルキュトリーボード、オードブル、フルーツ串、カナッペなどのフィンガーフードなんていいかと思います。手早く作れる上に、手軽に食べられるので、万人受けするそうですよ。
一人暮らしの場合
お披露目会に来てもらっても、一人暮らしをしていると、後片付けが大変ですよね。そういう方は、ピザや鍋料理をふるまってみてはいかがでしょうか。食べやすいし、後片付けも簡単です。できれば、洗い物を少しでも減らすために、紙皿や紙コップなどを準備しておくといいですね。
ちなみに、一人暮らしの方に贈る新居祝いは、鍋や炊飯器、スパイスや調味料の詰め合わせ、お酒、ホームセンターや家具店のギフトカードなどがお勧めです。ぜひ参考にして下さいね。
お披露目会を準備する
お披露目会の準備を滞りなく進めるためにも、招待状は早めに発送しましょう。ゲストの一覧表を作り、ゲストから返信が来たら、そこにチェックを入れるようにしましょう。また、お披露目会に向けて、やるべき事をリストにまとめておくと、準備がスムーズにはかどりますよ。お披露目会の日程は、ゲストがスケジュールを調節しやすい週末にする事をお勧めします。また、ゲストが遅刻しないように、またご近所に迷惑を掛けないためにも、開催時間は3時間程度に収めましょう。
当日は、新居に招き入れてゲストをもてなします。部屋が散らかっていたせいでゲストが躓いて怪我をしたなんて事がないように、部屋は綺麗に片づけておきましょう。
最後になりますが、開催日の２〜3日前から、必ず天気予報はチェックしておきましょう。当日が雨の場合は、傘立て、コートハンガー、ドアマットを用意しておくといいですね。
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