日本では、特に都市内における交通手段として、自転車を利用する人は多いといわれています。なお、道路交通法の規定は、基本的に自転車にも適用されます。ここでは、自転車を購入する人が気を付けるべきポイントをいくつか紹介します。
自転車販売店
日本では、自転車を簡単に購入することができます。
自転車の入手先ですが、いくつかあります。まずは自転車販売店です。自転車販売店に行けば、ファーストバイクを購入する上で必要なすべての事柄を把握することができます。日本語以外の言語を話せるスタッフがいる自転車販売店はなかなかありませんが、わからないことはスタッフに聞けば、大抵の場合は疑問を解消することができます。もし、あなたの周りに日本語を話す友達がいれば、ついてきてもらうようにお願いしてみてください。手続きがスムーズに進むでしょう。
自転車販売店では、少し高価なトップモデル、またはハイエンドの自転車モデルを取り扱っています。 確かに価格の安いモデルも取り扱っていますが、スタッフができるだけ高価なモデルを勧めてくる傾向にあります。ですが自転車に行けば、ママチャリ、マウンテンバイクなど、自分の希望に近い自転車を見つけることができるでしょう。
ただし、ここで自転車を購入するとなった場合は、高品質の自転車を購入することになるため自転車代が高くつきます。
デパート
デパートでも購入できます。また、日本の有名なチェーンの中には、電子機器、家電製品、自転車を取り扱っている企業もあり、そこで自転車を購入することもできます。チェーン店による自転車の取扱数は多くありませんが、お手頃な価格の自転車モデルを購入することができるようです。取り扱っている自転車の種類ですが、一般的な自転車を多く取り扱う一方で、オフロードバイクの取扱数はそれほど多くありません。一般的な自転車の中でも主に、家族用、お買いもの用の自転車を取り揃えています。チェーン店で自転車を購入する場合は、1年間の無料点検や保険料の特別価格等のプロモーションを享受できます。また、英語を話すスタッフがいる場合も多々あります。
リサイクルショップ
希望に合う自転車や価格が見つからなかった場合は、リサイクルショップに行ってみることをお勧めします。つまり質屋ですが、自転車の取り扱いがあります。
リサイクルショップに行けば、モデルを問わず最安値で自転車が購入できます。きれいな状態の商品が多く、購入手続きは難しくありません。ただし、リサイクルショップで購入した自転車には保険がなく、割引も適用されません。基本的には防犯登録を行うものの、どの店舗でも行うことができます。また、希望に合うモデルがあるかどうかは運次第です。
オンライングループ、ソーシャルメディア&ウェブサイト
最後に、ソーシャルメディアを見てみましょう。ソーシャルメディアには、不用品の譲渡に特化したグループやウェブサイト、引っ越しに伴う物品の譲渡を希望するグループ、無料譲渡を希望するグループがあり、物品のやりとりが行われています。なお、グループやウェブサイトの共通言語は英語になります。そのため、手続きをスムーズに進めることができます。ちなみに物品のやりとり方法ですが、直接やりとりで現金と物品を交換するようです。状態の悪い物品が出品されていることもあるので、支払い前には念入りに確認しておきましょう。
自転車を登録する
自転車の購入後は、防犯登録を行い、保険に加入してください。日本では自転車は軽車両とみなされるため、万が一の場合に備えて自転車の購入者全員が登録し、傷害保険に加入する必要があります。ちなみに自転車販売店やデパートでは、購入と同時に登録し、保険に加入することがほとんどです。また、年間約10,000円の保険料を支払う必要があります。もし、保険に加入せずに事故に遭ったり、チケットを切られた場合には、罰金を支払い、罰則を受けなければなりません。常に最新の状態に保ち、毎年更新するようにしましょう
駐輪所を利用する際の注意点について
手続きが完了したら、自転車を置ける場所を確保しましょう。ほとんどのマンション、集合住宅内には駐輪場があります。具体的には、月額利用料(約2,000円)を支払うことで、駐輪所を確保することができます。なお、一部のマンションでは、部屋の前に自転車を置くことができます。この場合は月額利用料を支払う必要はありませんが、禁止しているマンション、集合住宅もあります。ですので、家主に一度確認してみることをお勧めします。
もし、お住まいの集合住宅に駐輪場がない場合は、月額利用料を払って駐輪所を借りることもできます。利用料金は駐輪所によって異なるため、できるだけアクセスに便利で、安い駐輪所を探すようにしましょう。ほとんどの場合は、駅の近くに駐輪場があり、月額利用料を払って駐輪場を借りることができます。また、駐輪禁止場所に駐車すると、自転車が撤去される場合もあります。必ず看板を見るようにしましょう。自転車が撤去されてしまった場合は、警察が引き取っているので返還の手続きを取る必要があります。
自転車があれば、日本での生活がもっと楽しくなる
新居に引っ越したときに、自転車を新たに購入するかどうか悩む人もいると思います。しかし、想像してみてください。日々の生活で必要なスーパーマーケット、コンビニ、駅までの距離が、自転車圏域よりも遠いかもしれません。また、自転車道が整備された公園や自転車専用道をサイクリングをして、景色を楽しむことができるかもしれません。公共交通機関を使わずに、少額の駐輪料金を支払いさえすれば、かなりのお金を節約できるかもしれません。あちこち散策するのが楽しくなり、自転車で行けば徒歩で行くよりも、目的地に早く到達できるようになるかもしれません。運動がてら、自転車という共通の趣味を楽しむグループと出会い、新しい友達ができる可能性が大いにあります。
自転車を購入しようとおもった理由が何であれ、自転車があれば日本での生活がもっと充実したものになります。簡単に入手できるうえ、維持費は少額で済みます。それに、所有権を明確にしておけば、何ら問題はありません。