「ジャパンディスタイル」とは、日本風と北欧風のテイストを掛け合わせたインテリアスタイルの事で、今世界中で大きな注目を集めています。落ち着いた雰囲気と調和のとれたデザインが特徴で、ミニマリズムや自然を上手く取り入れながら、居心地のよい温かみのある空間を創り出しています。
これを機にあなたも、スタイリッシュで時代を感じさせない「ジャパンディスタイル」を住まいに取り入れてみてはいかがでしょうか。ビレッジハウスの賃貸物件はもちろんのこと、機能性が備わっている日本の住まいにはしっくりくると思いますよ。
今回は、「ジャパンディスタイル」について紹介したいと思います。興味のある方は、ぜひご覧下さいね。
ヒュッゲ
「ヒュッゲ」とは、快適で居心地の良い空間や時間を大切にしたライフタイル(「ヒュッゲスタイル」)の事です。ちなみに、デンマーク語で直訳すると、「快適さ」「心地よさ」「喜び」という意味があります(※諸説あり)。
この「ヒュッゲ」をあなたのお住まいに取り入れてみてはいかがでしょうか。例えば、「観葉植物を飾る」「室内を掃除する」「中古品を飾る」「アップサイクルに取り組む」「柔らかい質感のアイテムを使用する」「アクセントになるアイテムを飾る」など、やり方は色々ありますが、最近では、暖色系のニュートラルカラーを取り入れたり、自然素材や自然光を活用する方法なども人気があるみたいですよ。
ちなみに、これは、元々デンマークで、長い冬の寒い季節に少しでも家で快適に過ごそうというライフスタイルの考え方だそうです。
侘び寂び
「侘び寂び」は、日本文化特有の美意識です。「侘び」は、質素なものにこそ趣があると感じる心、「寂び」は時間の経過によって表れる美しさを表します。
侘び寂びは、何か新しい物を欲するのではなく、既にある物で心を満たすことを良しとしています。不完全なものに価値を見出し、静寂の美を生活の中に取り込もうとする考え方は、日本の伝統的なインテリアにも生かされています。禅宗(仏教の宗派の一つ)では、侘び寂びを理解するための「美の原則」として、「簡素」「脱俗」「自然」「枯高」「静寂」「幽玄」「不均整」の7つを挙げています。
これを機に、あなたも新しく何かを購入するのではなく、既にある物を活かして、飾ったり「アップサイクル」や「リノベーション」してみてはいかがでしょうか。木や麻などの自然素材を取り入れてみてもいいかもしれませんね。
それに、侘び寂びには、無駄を省いて、必要な物だけを残すミニマリズムの概念が根底にあります。インテリアに取り入れるには、部屋を片付ける事も必要です。
ナチュラルデザイン
北欧でも日本でも、人工的な素材より木や綿、麻などの自然素材を好む傾向にあります。ジャパンディでは、特に「木」が人気です。インテリアのアクセントに、木製のテーブルや棚を使ってみてはいかがでしょうか。また、竹も人気があります。竹製のランプシェードや収納ボックスもお勧めです。竹を編めば、お手製のバスケットを作る事もできますよ。
また、コットンやリネンなど、柔らかい質感のアイテムも好まれます。カーテン、シーティング、寝具などを選ぶ時は、質感も加味して選んでみてはどうでしょうか。
そして、自然の形そのものを活かしたアイテムも活用してみましょう。木がもつ自然の造形を活かして作られたコーヒーテーブルを使えば、不完全なものに美を見いだすジャパンディスタイルを表現する事ができますよ。
自然光を取り入れる
お住まいのアパートに、自然光を取り入れてみましょう。カーテンを開け、壁紙の色を白や淡いトーンで揃える事で、自然光を最大限に取り入れる事ができます。さらに、壁に鏡を掛ければ、もっと部屋を広く見せる事も出来ますよ。
それが出来ないなら、照明器具を使って、部屋を居心地よく温かみのある空間を作る事にフォーカスしてみましょう。その際、照明は白ではなく、黄色やオレンジなど温かみのある色を選ぶ事をお勧めします。また、高さの異なる照明器具を使うと、壁に光が反射して、ユニークな形が映し出されて素敵ですよ。
あ、そうそう、自然光を部屋に取り入れるという意味では、キャンドルもお勧めです。ジャパンディスタイルのお部屋では、よく用いられています。ぜひ、冬の寒い夜に灯してみてはいかがでしょうか。
ミニマリズム
ジャパンディスタイルのインテリアスタイルを住まいに反映させるには、ミニマリズムを心掛けて、部屋をすっきりと広く見せる必要があります。柄物や明るい色合いの物は避けて、机の上を片付けることはもちろんのこと、必要のない物や、近藤麻理恵さんが言う「ときめき」を感じない物は、必ず捨てるようにしましょう。
そして、陶器やランプ、本などのデコレーションはきちんと目的をもって配置するようにしましょう。機能的なインテリアを心掛けて下さいね。
ジャパンディスタイルは、2つのスタイルが融合した美しいインテリアスタイルです。季節に関係なく、ずっと楽しめます。また、自宅で自然に囲まれて過ごし、ミニマルな暮らしを実践するなど、環境や私たちの健康にも良い影響をもたらすライフスタイルでもあります。ぜひ、お住まいのビレッジハウスでも取り入れてみてはいかがでしょうか!