日本では、欧米のように、老朽化した建物を修繕して使い続けるということは滅多にありません。ですので、中古物件のリノベーションに関する情報は、日本では手に入れにくいかもしれませんね。今回は、空き家や団地のリノベーション事例について紹介したいと思います。
リノベーションが浸透していない理由
日本の不動産市場では、新築が好まれます。欧米のように、老朽化した建物を修繕して使い続ける事はしません。取り壊して、新たに建て直します。
戦後は、住まいの耐久性や品質は二の次で、とにかく新しく住まいを作る事に重点が置かれていました。この経験が、新築が好まれるようになった要因かもしれませんね。
日本には、一度買った住まいをずっと使い続けるという発想がありません。ですので、約30年毎に耐震性や機能性を見直して、建て替えなり買い替えなりをする必要があります。
見直されるリノベーション
コロナ禍で在宅勤務が増えた日本では、娯楽が多く利便性の高い都会から、静かで、自然が多い田舎で暮らしたいと考える人が多くなりました。そして、都会でなくても、生活インフラのアクセスが良く住みやすい団地や、田舎の空き家へのニーズが高まり、リノベーションという手法が見直されるようになりました。
ただし、空き家は、どちらかといえば、DIYが好きな人や広い土地で暮らしてみたいという人の方が向いているかもしれません。
現在、ビレッジハウスをはじめ様々な企業が、収納人数の多さと良好なロケーションに着目し、団地のリノベーションを手掛けています。団地なら、隣人と交流する機会も多くなることでしょう。
物件を探すときは、つい新築物件に目が行きがちです。ですが、これを機に、リノベーション済みの団地にも目を向けてみてはいかがでしょうか。安い家賃で、モダンな住まいを借りる事ができますよ。ビレッジハウスでは、団地のリノベーションを多数手がけています。興味があれば、ぜひ私たちのホームページをご覧下さい!
空き家のDIY/リノベーション
東京では考えられない事ですが、田舎では空き家が目立ちます。都心へ人が流出し、空き家のまま手つかずで放置されています。近年は、長らく誰も住んでいない空き家をリノベーションし、住まいとして活用する事が多くなりました。
ただし、そのままの空き家では暮らす事はできません。多少お金をかけて、リノベーションを施す必要があります。空き家自体は二束三文で買えますが、その買うお金の2~3倍はかかるかと思います。
リノベーションが必要かと聞かれれば、必要です。長年、手入れがされず放置されているのですから、あちこち傷んでいます。それに、旧式のキッチンや和式のトイレだと、使い勝手がよくありませんよね。また、家の修繕や防音対策、電気や水道の設備工事など、住環境も整える必要があります。
土地が広く、庭もある田舎の空き家は、DIYやリノベーションのやり甲斐があります。
築年数が古く、趣のある空き家は、DIYやリノベーションが好きな人にはいい物件だと思いますよ。空き家を安く買ってじっくりと時間をかけて取り組めば、思い通りのマイホームが手に入るかもしれませんね。
団地のリノベーション
戦後、日本は深刻な住まい不足に陥りました。そこで、打開策として建てられた住まいが「団地」です。安い家賃でモダンな住まいに暮らせるという事で、若い世代から支持されていました。
しかしその数十年後、団地は求心力を失います。当時の日本人には、老朽化した団地を自分で補修し、改良するという発想はありませんでした。ほとんどの日本人が、老朽化した団地を後にして、モダンなマンションへと移り住みました。
最近では、ビレッジハウスなどが手掛ける団地のリノベーションが、大きな注目を集めています。リノベーションを施す事で、老朽化した団地が、モダンな住まいへと生まれ変わりました。その上、手頃な家賃で借りる事ができます。もし興味があれば、ぜひ私たちのホームページをご覧下さいね!
中には、リノベーションが施されている団地に、さらに改良が重ねられている事例もあります。例えば、無印良品はミニマリストが好むデザインを内装に取り入れる事で、付加価値を高める事に成功しました。
今後は、家賃の安い団地に対抗し、アパートもリノベーションに取り組むところが増えるかもしれませんね。もしよければ、こちらの記事も参考にして下さいね。
今は、中古物件のリノベーションが珍しいかもしれません。
ですが、過疎化、人口の減少など、様々な社会問題の解決策として、中古物件のリノベーションが見直される時がいずれ来るでしょう。空き家やリノベーション済みの団地で暮らすメリットは、家賃だけではありません!様々なメリットがあります!ぜひご自身でも調べてみて下さいね。