しばしば日本の住宅は狭いと言われますが、日本で暮らしていくには、限られたスペースをどうやって活用するかを考え、収納スペースを確保することが求められます。そのようなニーズにこたえるため、生活用品を扱う企業はさまざまな整理整頓アイテムを開発し、販売してきました。たくさんの仕切りや棚などが売られていますが、それらを購入するよりも自分で作った方が安く済むということが多々あります。

ハンガーの使用、クローゼットへの収納で省スペースを実現

まずは、洗濯機周辺のスペースから見ていきましょう。収納場所を確保するには少し狭いため、物干しざおや紐を置けないと言う場合もあります。そこで、折り畳み式のハンガーを使用することをお勧めします。これを使えば、クローゼットに収納することができるため、省スペースを実現することができます。また、洗濯かごや洗濯物を置けない場合は、折りたたみ式の洗濯かご、シャツハンガー、洗剤などを収納する箱を使用してみてはいかがでしょうか。他にも、横一列に洗濯物を干したい場合には、物干し綱を使うことをお勧めします。

既存の家具やスペースを有効活用する

次は、リビングスペースを見ていきましょう。折りたたみテーブルを使えば、収納スペースを大きく確保することができます。賃貸物件の中には、折りたたみテーブルが事前に備え付けられている物件もあるので、不動産に確認してみましょう。また、折りたたみテーブルだけでなく、折りたたみチェアもスペースを有効活用するのに役に立ちます。そもそも、折りたたみチェアとテーブルは相性の良い組み合わせであり、簡単に収納することができるという利点があります。あとは、あなたの物件にパティオがあるけれども部屋が狭いという場合は、吊りテーブルを使ってみてもいいかもしれません。そもそもパティオは、洗濯物の干し場所として以外にも、飲食を楽しむ場・収納場所としてなど、さまざまな活用方法があります。

パティオ、吊りテーブル、折りたたみテーブル/チェア以外にも、ベッド下のスペースを活用することで収納スペースを確保することができます。例えば、洋式のあげ床を使用している場合には、予備のケースを購入してベッドの下へ季節外れの洋服やシーツを保管することができます。

折りたたみベッドに関しては、座席として活用することで省スペースを実現するなど、さまざまな用途があります。また、ベッドではなく布団を敷いてみてもいいでしょう。布団を使用していないときは、クローゼットに収納するなどスペースを有効的に使うことができます。

垂直収納がカギ

日本のアパートの台所は狭いため、収納スペースの確保が難しい場所といわれています。そのような台所のスペースを最大限に活用したい場合には、スペースをいかに確保できるかどうかがカギになってきます。

そこで、小さな棚をいくつか購入し、積み重ねて台所での収納を確保してみてください。小さな棚など、小さいサイズの収納アイテムは100円ショップで販売されているので、是非自分の好きな形、色の収納グッズを手にとってみてください。

他にも、カウンターを購入して洗浄機の上に置いてみてもいいかもしれません。そうすれば、カウンターのスペースを確保することができます。また、スパイスラックを購入して、冷蔵庫や洗浄機の横のスペースに設置して、調味料をすべて整理する方法もあります。

調理するスペースをもう少し確保したいという場合は、折りたたみ式のキッチンアイランドをお勧めします。折りたたみ式のキッチンアイランドですが、難易度が高い料理を作る場合には重宝するアイテムと言われています。

コップやマグカップを整頓する時には、スタンドを使用して収納するのもいいかもしれません。比較的値段も安く、限られたスペースで収納することができます。また、コップやマグカップを乾かす時にとても便利なアイテムです。

浴室での収納スペースの確保について

浴室とトイレには、ブラシやその他のトイレタリーをかけておくフックを取り付けておくことをお勧めします。フックを取り付けておけば、なにかと便利です。また、浴室の場合にはフックだけでなく、吸盤付きの棚も取り付けることができます。いくつか吸盤付きの棚を購入しておき、それにトイレタリーを置くことで省スペースを実現することができます。

玄関

通常、玄関には靴箱収納がありますが、ない場合には自分で簡単に作ることができます。安いシューズタワーを購入してもいいし、100円ショップで小さな靴棚を購入してもいいと思います。

できるだけ、使いやすいもの、何度も使えるもの、省スペースを実現できるものを部屋に置くようにしましょう。なぜなら、日本では、収納スペースを確保できるかどうかが死活問題になるからです。多機能性に優れた高価な商品を購入する、あるいは自分で物を組み合わせてオリジナルのものを作ることで、収納スペースを確保しましょう。先入観を持たずにあれこれと考えをめぐらせているうちに、収納スペースを確保するためのいいアイディアが思い浮かぶかもしれません。