新しい国で生活する時は、何かしらの困難が伴うものです。今回は、日本のアパートで生活する上で準備しておきたい5つのアイテムについて紹介したいと思います。
住み慣れた母国を出て異国で生活する場合は、一大決心と多少の覚悟が必要です。移住先の国では、母国とは異なる文化に接する事になります。ですので、日常生活から生活や仕事の環境に至るまで、自分自身を異文化に適応させていく必要があります。アパートですが、よく検討してから決めるようにして下さい。忙しく働いた後、帰宅してくつろいで生活するための場所になるからです。移住したばかりの頃は、移住先の住み心地が悪く感じるかもしれません。母国で簡単に入手できた物が、移住先の国では入手しづらくなるでしょうからね。中には、母国では必要なかったけど、日本では用意しておいた方がいいアイテムもあると思います。今回は、日本のアパートで生活するときに準備しておきたいアイテムを5つ紹介したいと思います。
壁掛けフック
どう感じるかは人によって異なるので微妙な問題なのですが、たいていの日本のアパートや住宅の壁は、非常に薄く傷が付やすいです。欧米の住居にずっと住んできた人は、隣の部屋の会話が全て漏れている事にびっくりするのではないでしょうか。上下階の住人の会話が、聞こえてくる場合もあります。中には、大きな声で会話をする隣人もいるかもしれません。また逆に、こちらの方が「少し静かにしてほしい」と強く注意される事も考えられます。こういった問題が起きるのは、壁の構造に原因があるからです。壁紙にしても剥がれたり破れたりする事は稀にありますが、通常、日本のアパートの壁は、ほとんど傷は付いていません。ですので、私物を壁に掛けてもいいかどうかについては、契約書で言及されている事がほとんどです。多くの家主は、壁に私物を掛ける事を禁止していますが、一部、釘や画鋲などの使用を許可する家主もいます。取り付けの際の接着剤は100円ショップに行けば買う事ができます。ですが、壁紙を何度も破ってしまった場合は、あまり役に立たないかもしれません。接着剤を使わないタイプの壁用フックや小さなピンも売っています。壁紙を損傷する可能性はありますが、穴が小さいのでダメージは目立ちません。安価ですし、パックで(~10個)買えますよ。どこにでも売っているので、修理代や掃除代がかさむことを心配せずに、部屋を模様替えすることができます。
こたつ
他国とは違って、日本は季節の寒暖の差が非常に大きい点でとても珍しいといえるでしょう。夏は湿度が非常に高く、暑さを伴います。春は暖かく、秋は涼しく、冬は非常に寒くなります。熱帯地方から日本に来たのであれば、「暖かく保つ」事に今までいかに無頓着だったかに気付くのではないでしょうか。寒さをしのぐには、こたつを買うのがいいでしょう。
こたつとは、テーブルの裏側に小さなヒーターがあるテーブルのことです。サイズはさまざまで、最新のこたつであれば200,000円ぐらいの予算で買う事ができます。こたつにはテーブルを覆うカバーがあるので、足元を覆ってくれます。カバーに足をいれれば、ヒーターが足元を温めてくれます。こたつは、アパートの部屋の広さに関係なく置く事ができ、折りたたんで収納できる物もあります。気候が暖かくなってきた時は、ヒーターを取り外して、通常のテーブルとして使う事もできます。日本で寒さをしのぐのに、とても便利なアイテムといえるでしょう。
布団
ほとんどの日本のアパートには、十分な広さがありません。部屋が狭く収納スペースも多くありません。そこで、スペースを上手に活用する必要があります。よくある欧米風のベッドを置くのは、いいアイディアかもしれません。ベッドの下に収納のための引出しがあるからです。ですが、困った事にベッド自体がスペースを取り過ぎるのです。ダブルサイズならマットだけでも、部屋の4割を占めてしまいます。快適な寝心地で、かつスペースを取らないようにするには、布団を買うのがいいでしょう。
布団は、日本のアパートや住宅で使う寝具としては最適です。いろんな素材やサイズの布団があります。ほとんどのデパートで売っており、買った後は簡単に自宅へ持ち帰れたり、配送したりしてもらえます。布団自体は軽く、身体が暖まります。折りたためるので、簡単に収納できますよ。ほとんどのアパートには、ふとんを収納するための押し入れがあります。寝る時に押し入れから出して、布団を敷いて寝ます。
物干し竿
海外と日本では、洗濯物の干し方が特に異なります。日本では、家の外で洗濯物を乾かします。たいていのアパートや住宅には洗濯機の置き台がありますが、無い事もあります。中庭やベランダがあるので、洗濯した洗濯物はそこで干して乾かします。問題は、洗濯物を干すための物干し竿が設置されてない事です。ですが、これは簡単に買う事ができます。洗濯ばさみやハンガーも安く買えるので、外のスペースを使えば、部屋のスペースを洗濯物に取られずに済みます。
炊飯器
ご飯を炊く方法を知らなくても、あるいは炊きたくなくても、炊飯器は一台持っておくことをお勧めします。ご飯は日本の主食であり、ほとんどの日本食にはご飯が使われています。電気炊飯器を買っておけば、とても便利です。炊飯器には、さまざまな形やサイズのものがあります。また、価格も様々です。すぐに収納できて、台所でスペースを取りません。スロークッカーとしても使えるので、事前に食事を準備できます。出来立ての料理を楽しめますよ。
日本で生活をスムーズにおくりたいのであれば、ここで紹介したアイテムはできるだけ揃えておくようにしましょう。準備しておけば、生活のペースをつかんで、異国での生活にもすぐ慣れることができると思います。ここで紹介したアイテム以外にも役に立つものがあるかもしれません。ですが、ここで紹介したアイテム5つは、特に役に立つと思いますよ。