思っていた以上に引っ越しの初期費用が高くなってしまい、焦っている方もいるのではないでしょうか。引っ越しの初期費用がトータルどのくらい必要になるのか把握しておかないと、お金が足りなくなり困ってしまう恐れがあります。 そこで本記事では、引っ越しに必要な初期費用の内訳や払えない場合の対処法、そしてコストを抑える方法を紹介します。初期費用を節約したいけど、何をどうしたら良いのか分からない方は、ぜひ参考にしてください。 ビレッジハウスが取り扱っている賃貸物件は、敷金・礼金・保証料が不要です。初期費用を抑えたい方はウェブサイトをご覧ください。 引っ越しの初期費用は3種類 引っ越しに必要な初期費用は大きく分けて3種類あります。 賃貸契約費用 引っ越し費用 物品購入費用 3種類の中でも高額になりがちなのは「賃貸契約費用」です。一般的に家賃の4.5~5カ月分が必要となります。賃貸契約費用の内訳は、敷金や礼金、前家賃や日割り家賃、仲介手数料や火災保険等などです。ただし、物件によって内容が異なるため金額は前後します。 引っ越し費用は、距離や時期によって変動があります。同県内で引っ越しするなら地域密着型の引越し業者で運ぶと低予算になるケースがあるようです。大手引越し業者であれば複数の業者に相見積もりを依頼するのがおすすめ。 家電製品や家具がない場合は、物品購入費が必要となります。また、引越し前も賃貸物件だったら退去費用も必要となるため注意しましょう。 賃貸物件の初期費用を計算 費 用 賃貸契約費用 家賃の4.5~5カ月分 引っ越し費用 5~10万円(※) 物品購入費用 10~15万円(※) 住んでいた部屋の退去費用 退去時の状態による ※単身の場合 トータルの初期費用は、家賃の6~7ヶ月分の現金があれば十分です。しかし、条件によって必要な金額は変動するため、上記の金額は目安としてください。 初期費用が払えない場合の4つの対処法 初期費用の分割払いを不動産会社へ交渉する 初期費用の支払いが難しいと気づいたら、早めに不動産会社に相談してください。不動産会社は大家さんとの間に入って、支払期限の延長や分割払いができないか確認してくれます。 ただし、支払いの意思を明確に示し、具体的な日程を提示することが重要なポイントです。具体的な日付を示さずに単に延長をお願いするだけでは、交渉がうまく進まないことがあるので注意しましょう。 自治体の助成金を活用する 地域によって異なりますが、新婚夫婦やファミリー世帯の場合、自治体から助成金を利用できる場合があります。内容はお住まいの自治体によって異なるため、公式ホームページで確認しましょう。 また、収入が非常に少なく困窮している状況にある家庭は、公営住宅への入居を検討することも選択肢のひとつです。応募者が多いため入居が保証されるとは限りませんが、子育て世帯やひとり親家庭、障がいのある方がいる世帯には、抽選時に優遇措置が適用されるケースもあります。 クレジットカードで分割払いにする 初期費用は指定された口座に振り込む形が一般的ですが、最近ではクレジットカード払いに対応している不動産業者も増えています。クレジットカードの分割払いを利用すれば、問題なく初期費用を支払えます。ただし、支払い方法によっては利息が高くなる可能性があるため注意してください。 身内にお金を借りる 初期費用が少しだけ不足しているのであれば、親や親族などの身近な人にお金を借りられないか相談してみましょう。信頼関係がある相手だからこそきちんと借用書を作成し、返済期限を明確にすることが重要です。不誠実な対応を避けるためにも、いつ返済するのかを明確にしてください。 一方で「お金の切れ目が縁の切れ目」といわれるように、お金の貸し借りに抵抗を感じる方も少なくありません。もし断られたとしても無理に頼むことはせず、他の方法で資金を調達する方法を考えましょう。 賃貸初期費用を抑える方法 家賃が安い物件を選ぶ 家賃が1万円安くなると、初期費用が5万円ほど安くなります。家賃が安ければ安いほど賃貸契約に必要な初期費用が全体的に抑えられます。初期費用を抑えたい場合は、家賃の見直しをして希望する条件にあった物件を探してみるのもおすすめです。 敷金・礼金が不要の物件を選ぶ 初期費用の中で大きな割合を占めるのは敷金と礼金です。一般的に家賃の2~3ヵ月分ほどの負担となります。つまり、敷金や礼金が無料の物件を選ぶと、家賃の2~3か月分の初期費用を抑えることが可能となります。敷金や礼金のどちらか一方が無料だとしても、数万円単位で支払金額が変わってきます。 ただし、敷金・礼金が0円の物件には注意が必要です。初期費用が安い代わりに、家賃が少し高めに設定されていたり、清掃費など他の名目で追加費用がかかっていたりするケースもあります。そのため、2年間住んだ場合にかかる総支払額を比較して検討すると良いでしょう フリーレントが付いている物件を選ぶ フリーレントとは、特定の条件を満たすことで一定期間の家賃が無料となるサービスを指します。通常1~2か月分の家賃が免除されることが多いですが、3か月分が無料になる物件もあります。 ただし家賃が免除される代わりに、1年未満で退去する場合に違約金が発生するなどの条件が付くことがあるため、契約前に詳細をしっかり確認することが大切です。 保証会社が不要な物件を選ぶ 保証会社を利用しなければ、家賃の0.5か月分を節約できます。保証会社は、連帯保証人の代わりをしてくれる会社を指します。 ただし保証会社を使わない物件では、安定した収入がある連帯保証人を用意する必要があります。親が仕事で定期的な収入があり協力的であれば、初期費用の支援や連帯保証人をお願いするのも良いでしょう。 引っ越し費用を抑えるポイント 引っ越し業者は利用しない 引っ越し業者を利用せず、自力で引っ越しをすれば費用はかかりません。ただし、レンタカー代やガソリン代などの費用は別途必要です。家族や親しい友人に手伝ってもらうのもひとつの方法です。友人や同僚に手伝ってもらう時は、感謝の気持ちとして5,000~10,000円の現金や商品券などを渡すのが一般的です。 引っ越し業者の繁忙期を避ける 引っ越し時期を選べるなら、業者が最も忙しい3~4月の繁忙期は避けた方が良いでしょう。繁忙期は需要が集中するため、料金が高額となってしまいます。一方で6月や11月は引っ越しの依頼が少なく、比較的安い料金で利用が可能です。5月のゴールデンウィーク前後や長期休暇に近い時期は、利用者が増え費用が高くなるケースもあるため注意しましょう。 荷物を少なくしておく 荷物が少ないと引っ越し費用が抑えられます。例えば、段ボール5箱以下の場合は宅急便を使用したり、自分で運んだりした方が費用を抑えられます。 相見積もりを取って比較する 引越し費用には定価がないため、業者によっては倍近く費用が異なる場合もあります。大手の引越し業者を利用するなら、複数社の見積りを取り比較検討するようにしましょう。 引っ越し単身パックを利用する 一人暮らしの引っ越しには、「単身パック」などのサービスが便利です。一般的な単身向けの引っ越しと異なり、積み込める段ボールの数や専用ボックスのサイズがあらかじめ決まっています。 通常の引っ越しサービスよりも料金が安く設定されていることが多く、コストを抑えたい場合には特におすすめ。ただし、必要な荷物がすべて積めるかどうかを、引っ越し業者の公式サイトなどでしっかり確認しておくことが大切です。 適切なアドバイスをしてくれる不動産会社を選ぶ 初期費用を抑えるには、適切なアドバイスをしてくれる不動産会社を選ぶのも重要なポイント。「初期費用は〇〇万円までに収めたい」「初期費用をクレジットカードで払いたい」などの相談ができる不動産会社なら安心です。 ビレッジハウスでは、敷金・礼金・更新料・手数料が無料です。フリーレントも1ヶ月適用となるため、初期費用を節約したい方におすすめ(キャンペーン対象外の物件もあります)。お気軽にお問い合わせください。 街子ライターのどいまちこです。 建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。 現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。 畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。