新しい生活がスタートとなる引越しに、ワクワクしている方も多いでしょう。しかし、引越しでは荷造りで使った大量の紙を処分したり、大きなトラックで荷物を運んだりするため、環境へ負荷をかけてしまいます。 SDGsやサスティナブルへの関心が高まる今、引っ越しの方法にも環境への配慮を取り入れていきたいものです。そこで本記事では、環境に配慮した引越し時にできる方法について紹介します。 ビレッジハウスでは、敷金・礼金・手数料・更新料が無料(※)です。初期費用を節約したい方はぜひ、ウェブサイトをご覧ください。 ※契約内容や審査の結果により、敷金をお預かりする場合があります。 ゴミを減らす 引っ越しの際に環境への負荷としてよく挙げられるのが、梱包材や緩衝材などから出る大量のゴミです。もちろん、これらを一切使わずに引っ越すのは現実的ではありませんが、無計画に使ってしまうと大量のゴミを生む原因となることも。 また、引っ越しが決まったら、食品や日用品を計画的に使い切るようにしてください。引っ越し当日は冷蔵庫の電源を切る必要があるため、冷蔵・冷凍の食品は移動が難しく、やむを得ず廃棄しなくてはいけません。引越し前の食品の買い置きは控え、消耗品は使い切るなどするように考慮しましょう。 不要だと判断したものは「売る」「寄付する」「自治体の不用品回収を利用する」といった方法で処分できます。また、フリマアプリで不用品を販売したり、リサイクルショップに持ち込んで金額査定してもらうのも良いでしょう。 環境に配慮した引越し業者を選ぶ 引っ越し業者の選び方とも関係しますが、使用する梱包材にも環境への配慮を取り入れることで、ゴミの削減に繋がります。例えば、何度も使えるプラスチック製のコンテナをレンタルできる引越し業者を利用すれば、段ボールの消費を減らせます。 環境に配慮したプランがある引越し業者 ▶︎アート引越センター アート引越センターでは、梱包時に紙資源を使用せずに梱包できる「エコ楽ボックス」を開発。食器や靴、薄型テレビや照明など、さまざまな専用の箱があり、簡単に梱包が可能です。また、通常の梱包であれば荷解きの際、緩衝材を外したり袋から出したりする必要がありますが、エコ楽ボックスなら箱から取り出すだけなので手間がかからないのも嬉しいポイントです。 ▶︎サカイ引越センター サカイ引越センターでは、引越しの際に不要になった、家具や家電などの買取や回収サービスを提供しています。また、買取した不用品を必要とされている方にリーズナブルな価格にて提供することで、不要な廃棄削減へと繋がります。 ▶︎日本通運 日本通運にて独自に開発された、繰り返し使用できる反復資材「えころじこんぽ」。靴をそのまま移し替えるだけで収納できるシューズボックスや、ハンガーにかかった状態のまま収納できるハンバーボックスなど、家財に合わせた収納性能が高い梱包材です。また、ダンボールや緩衝材などゴミが少ないので環境に優しい引越しができます。 再利用可能な梱包資材を選ぶ 段ボールはリサイクル率が95%を超える、環境負荷が低い資源です。とはいえ、限りある資源だからこそ、できるだけ使う量を減らしたいですよね。 例えば、普段使っているスーツケースやクリアケースを段ボールの代わりに使えば、荷造りの際に無駄な資材を減らせます。また、エコバッグを活用して、すぐに使いたい日用品などをまとめておくのも良いでしょう。 それでも段ボールが必要な場合は、スーパーやドラッグストアで無料でもらう方法もあります。特に、トイレットペーパーやサニタリー用品が入っているダンボールは、比較的清潔で大きなサイズのものが多いので引っ越しにぴったりです。 また、使用する梱包材にも環境へ配慮したものを取り入れることで、ゴミの削減に繋がります。例えば、市販の緩衝材を使う代わりに、家にあるタオルや衣類などの柔らかいものを代用するのも良いでしょう。 中古(リユース)家具を選ぶ 中古(リユース)家具を選ぶのは、環境にもお財布にもやさしい選択です。新品の家具を作るには、多くの資源とエネルギーが必要となります。一方、中古家具を再利用すれば、資源やエネルギーの消費を抑え廃棄物の削減にも繋がります。 また、中古(リユース)家具では、今は手に入らないヴィンテージ品やレトロなデザインのものもあります。新品にはない風合いや、独特の存在感を楽しめるのが魅力的。お部屋のアクセントになる“一点もの”に出会えるかもしれません。 省エネ家電を取り入れる 「省エネ」は「省エネルギー」の略で、エネルギーを効率的に使用することを指します。家電製品の技術は年々進歩しており、新しい製品ほど省エネ性能が向上しています。つまり、古い家電を最新の省エネモデルに買い替えることで、電気代を大幅に削減が可能となるのです。 ▶︎冷蔵庫(定格内容積401~450L・10年前の冷蔵庫と最新冷蔵庫の場合) 10年前の冷蔵庫と比べて、最新のものは約47%の電力削減が期待できます。同じサイズやドア数であれば、「省エネ基準達成率」が高いほど電気代の節約に繋がります。冷蔵庫を選ぶ際は、省エネ性能だけでなく使いやすさや容量も含めて、自分の暮らしに合ったものを選びましょう。 ▶︎照明器具(ほぼ同じ明るさの一般電球と電球形LEDランプの場合) 白熱電球からLEDに切り替えるだけで、約85%の電気代が節約できるといわれています。今使っている照明器具のまま、電球をLEDに交換できる照明器具もあるので気軽に始められます。 ▶︎テレビ(32V型液晶テレビの場合) 6年前のテレビと比較すると、同じサイズでも約29%の省エネ効果があるといわれています。新しいテレビを購入する際には電力だけでなく、視聴距離や使いたい機能、お部屋の大きさに合わせて選びましょう。 ▶︎エアコン エアコンは10年で約7%の電気代削減につながるとされています。部屋の広さや日当たり、設置場所に合ったものを選ぶことで、より効率的に冷暖房ができるため節電効果も高まります。2009年4月以降の製品には「標準使用期間」表示があるので、期間が過ぎている場合は、一度販売店に相談すると良いでしょう。 ▶︎温水洗浄便座 10年前の製品と比べて、最新モデルは約28%も電気代を節約できるといわれています。電力だけでなく節水機能も進化しているため、水道代の節約にも繋がります。なお、温水洗浄便座を購入する際、電力と水の両面からチェックするのがおすすめです。 ビレッジハウスでは、日本全国に1,000以上、低価格で素敵な物件を提供しています。引越し先を探している方は、お気軽にお問い合わせください。 関連記事: 環境にやさしい引っ越しをする5つのコツ 自宅でエコを楽しむ5つの方法 環境に優しいサステナブルな家具とは?特徴やメリット・デメリットについて 簡単に実践できるキッチンのエコ活動4選 「持続可能な社会」を目指して ~地球に優しい買い物をしよう~ 街子ライターのどいまちこです。 建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。 現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。 畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。