「一人暮らしでも犬と一緒に暮らしたい」「実質、どのくらいの費用が必要なのか知りたい」と、今まで実家では犬を飼えなかったので、一人暮らしで犬を迎えたいと考えている人は多いでしょう。 しかし、昼間は仕事で不在しがちであるため、お世話ができるかどうか不安だと感じている方もいるのではないでしょうか。 そこで本記事では、一人暮らしで犬を飼う前に確認することや、必要な費用、飼い方などについて紹介します。犬を飼う前に必ずチェックしておきましょう! ビレッジハウスでは、ペット可の物件を多数取り揃えています。犬と快適に暮らせるお部屋を探したいという方は、ぜひウェブサイトをご覧ください。 一人暮らしで犬を飼う前の確認事項 一人暮らしでも条件をクリアすれば犬を飼えます。しかし、以下の項目をクリアできない場合は、一人暮らしで犬は飼わない方が良いでしょう。 犬に時間やお金をかけられる 犬を飼うには、定期的にペットフードやトイレ用品が必要となります。また、年に1回狂犬病のワクチンを接種することが義務付けられています。 犬は人間のように、汗を出さないので体温を下げられないので、熱中症に気を付けないといけません。そのため、夏場はエアコンを付けっぱなしにする必要があり電気代がかかります。 犬が快適に過ごせる環境が作れる 小型犬であれば、ワンルームや1Kのようなスペースでも飼えますが、大型犬の場合は2DK以上のスペースが必要となります。また、エアコンを使用して室内の温度を調節するなど、犬が快適に過ごせる環境を整える必要があります。 犬のしつけを責任もってできる 一人暮らしでは飼い主が不在の間、犬は留守番をしなくてはいけません。犬が留守番中に無駄吠えをさせないようにしたり、トイレの場所を覚えさせたりするなど、しつけが責任もってできることが前提です。しつけができなければ、一人暮らしで犬を飼うのは難しいといえるでしょう。 毎日散歩できる 犬の散歩は毎日行く必要があります。犬の大きさや種類によって運動量は異なりますが、犬にとって適度な運動は欠かせません。仕事が忙しくて毎日散歩できない可能性がある場合、犬は飼わない方が良いでしょう。 掃除がこまめにできる 犬と一緒に暮らすと排泄物の処理や抜け毛など、掃除機やコロコロなどでこまめに掃除する必要があります。ニオイによる近隣からのクレームにならないよう、こまめに掃除をして衛生管理を行いましょう。 犬アレルギーではない 犬アレルギーかどうか知らない方は、飼う前にアレルギー検査を受けましょう。もし犬アレルギーだった場合、くしゃみ・鼻水・目のかゆみ・蕁麻疹などの健康被害に遭う恐れも懸念されます。 検査料金は、病院によって異なりますが3,000~5,000円程度で受けられます。ちなみに、猫アレルギーや羽毛アレルギーのような動物アレルギーがある方は、犬アレルギーである可能性が高くなるようです。 犬を飼う場合に必要な費用 犬の種類によって、生体代は異なります。こちらの項目では、生体代金以外に必要な費用を紹介します。 エサや水を入れる容器 約2,000円 フードやおやつ 約5,000円 トイレ関連 約4,000円 ケージやペットサークル 約15,000円 キャリーバック 約10,000円 ベッド 約3,000円 おもちゃ 約1,000円 リード(小型犬用) 約2,000円 ブラシ 約2,000円 犬用シャンプー 約2,000円 初期予防接種代 3,000円~7,000円 畜犬登録費 3,000円 合計 約52,000円~ なお、生後3ヶ月以上のすべての犬に対し、年に1回狂犬病の予防ワクチン接種が義務付けられています。混合ワクチンは必須ではありませんが、病気予防のためにも定期的に受けた方が良いでしょう。 犬のお世話で知っておきたいこと 犬専用のスペースを用意する 時間を確保して運動や散歩をする おもちゃで一緒に遊ぶ トイレの後始末をする 成長に合わせた食事を管理する 病気やニオイ予防のためのグルーミング 室内の温度調整 去勢、もしくは避妊手術 家具の固定や電気コードなどの危険対策 脱走対策 留守番にはペットカメラ 快適に犬と暮らせるお部屋の5つの条件 ペット可の賃貸物件を探す 犬を飼うなら、ペット可の賃貸物件を探してください。ペットと過ごす賃貸物件を探す際、日当たりや風通し、トイレやケージのスペース、足の洗い場を確認するようにしましょう。 ケージを置いても部屋に余裕がある ケージは犬のベッド、ごはん、水、トイレが入る大きさが必要です。小型犬用のケージは一般的に縦90cm、横60cm以上となるため、6畳以上の広さが必要となります。 公園・ドックランが近くにある 近所に犬と遊べる公園や、散歩コースがあると便利です。また、ドッグランやペット同伴可能なカフェが近くにあると、休日に犬との外出が楽しくなります。 近くに動物病院がある 飼い犬の定期検診や緊急時の対応に備えて、近くの動物病院を把握しておくことが大切です。動物病院では健康診断や予防接種、去勢の相談に加えて、育て方や食事に関するちょっとした質問もできるので近くにあると安心です。 防音性が高い造りである 犬の鳴き声によるトラブルを避けるため、防音性の高いRC造などの物件を選んでください。木造や鉄骨造は防音性が低く、住人からの苦情が発生しやすいといえます。 一人暮らしでも飼いやすい犬種 ポメラニアン ポメラニアンは体高18~22㎝、体重1.8~2.3㎏の超小型犬で、平均寿命は12~16歳と長生きの部類に入ります。小柄で可愛く、性格は元気で明るくフレンドリーなポメラニアンですが、よく吠えるため毎日の運動や散歩が必要です。 また、寂しがり屋なので、一人暮らしで飼う場合は留守番対策のしつけが重要となります。子犬の時期からしっかりとしつけをすれば、一人暮らしにも適した犬種です。 トイ・プードル トイ・プードルは成犬時の体重が約3~4kg、体高が約25cmの小型犬で、平均寿命は約15歳です。社交的で知性が高く一人暮らしでも飼いやすい犬種ですが、見知らぬ人に対する不安からストレスを感じやすいことがあります。 なお、運動能力が高いため、十分な運動と触れ合いの時間が必要です。寂しがり屋で留守番が苦手なため、子犬の頃から愛情を注ぎつつ独立心を養うしつけが重要です。 チワワ チワワは体重約1.5~3kg、体高約12~20cm、平均寿命が約14~16歳です。寒さに弱いため室内温度管理が必要です。小さな体格で運動量や食事量が少なく、独立心が強く留守番させやすいため一人暮らしに向いています。 ただし、チワワは飼い主に対し攻撃性が比較的高く、尚且つトレーニングの反応が低いため、一貫したしつけと家庭内のルールづくりが重要です。 ミニチュア・シュナウザー ミニチュア・シュナウザーは体長約30~35cm、体重約4~8kg、寿命約12~15歳、温厚で家庭犬として人気のある犬種です。明るく活動的で、飼い主と遊ぶのが好きな犬種なので、ブラッシングやご褒美を使ったトレーニングも効果的。 しつけがしやすいため、一人暮らしに向いています。ただし、見知らぬ人や犬に対して吠えたり攻撃的になったりすることがあるので、生後1~3ヶ月からのしつけが大切です。 シー・ズー シー・ズーは体高約25~28cm、体重約5~8kg、平均寿命約13〜16歳の人気犬種です。人懐こく留守番も問題なくできるため一人暮らしに向いています。特にオスは素直で甘えん坊。攻撃性が低いため、初めて犬を飼う人にも適しています。運動や遊びの要求が少ないので、ゆったりと暮らしたい方におすすめです。 ビレッジハウスでは、ペットの飼育が可能となっている物件を多数取り揃えています。犬と一緒に暮らしたいけど、中々住まいが見つからなくて困っている方は、ぜひご相談ください。 街子ライターのどいまちこです。 建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。 現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。 畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。