春先になると花粉の飛散により、くしゃみや鼻水、目が痒くなるといった症状で困っている方も多いでしょう。外出中はメガネやマスクなどで花粉をガードしていても、いつの間にか家の中に花粉が侵入するため、侵入を防ぐ方法はないだろうかと悩んでいる方もいるのではないでしょうか。 そこで本記事では、家の中に侵入する花粉の掃除方法や侵入を防ぐ方法について紹介します。家の中の花粉対策でお困りの方は、ぜひ参考にしてください。 ビレッジハウスでは、日本全国に1,000以上、2万円台からのリーズナブルな物件を提供しています。物件を探している方は、ぜひウェブサイトをご覧ください。 家の中に花粉が侵入する経路 家の中に花粉が侵入する主な経路は以下の3つです。 1. 換気時の窓からの侵入 窓を開けて換気をする際、外の花粉が室内に入り込んで床などに蓄積します。花粉は軽いため、人や物の動くと空中に舞い上がります。 2. 洗濯物や衣類への付着 屋外に干した洗濯物や、外出時の衣類、特にコートやマフラー、髪の毛などに付着した花粉が室内に持ちこまれています。 3. 不十分な掃除による残留 室内に持ち込まれた花粉を十分に掃除していないと、床や部屋の隅に溜まってしまいます。また、掃除機の排気によって花粉が舞い上がってしまい、掃除機だけでは完全に除去できない場合もあります。 帰宅したら玄関で花粉を払う 花粉のシーズンには、外出時に衣類や髪の毛に花粉が付着します。そのため、そのまま家の中に入ると室内に花粉を持ち込み、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの症状を引き起こす原因となるのです。 花粉を家の中に持ち込まないためにも、帰宅時に玄関で花粉をしっかり払い落とす習慣をつけましょう。玄関での花粉対策として、まずは衣服やバッグを軽く叩いて花粉を落とします。特に、コートや帽子などの表面に付着しやすいものは念入りに花粉を落とすのがおすすめ。 ブラシや粘着クリーナーを玄関に置いておけば、効果的に花粉を取り除けます。また、可能であれば、すぐに手洗いや洗顔をして、花粉を室内に持ち込まないようにしましょう。 衣類の素材を気をつける 画像出典:LION 静電気は花粉が付着する原因となります。できるだけ衣類に花粉を付着させないためにも、静電気が発生しづらい衣類を選びましょう。特に、綿・朝・絹などの素材は静電気が起きづらいといわれています。 また、繊維が毛羽立っているウールなどの衣類は、表面が凸凹しており花粉が付きやすいため、花粉のシーズンは避けた方が良いでしょう。 また、衣類に静電気スプレーをかけることで、花粉の付着を防止することが可能となります。衣類の素材によっては静電気スプレーで対策をして、部屋の中に花粉を持ち込まないようにしましょう。 ファブリックの掃除に気をつける カーテンやラグマット、ソファやクッションカバーなどのファブリック製品は、花粉が付きやすい場所です。しかし、ラグマットやソファなど洗濯が難しいアイテムもあります。そのような場合は、粘着テープや専用の掃除グッズの利用がおすすめです。 カーテンやカバーなどの洗濯ができるアイテムは、定期的にお手入れをしましょう。洗濯表示に従い、洗濯機で洗える場合は2週間に一度の頻度で洗濯してください。すすぎの際、柔軟剤を入れることで、静電気防止の効果により花粉の付着を抑えられます。 洗濯機で洗えないカーテンの場合は、掃除機でゆっくりとホコリや花粉を吸い取った後、市販の静電気防止スプレーや柔軟剤を水で薄めたものをスプレーすると、花粉の付着を防ぐ効果があります。 空気清浄機を使用する 室内の花粉を減らすには、空気清浄機を使用すると良いでしょう。空気清浄機は、空気中の花粉をフィルターでキャッチし、除去することで室内の花粉濃度を下げる効果があります。特に、HEPAフィルターを搭載した空気清浄機を使用すると、微細な花粉もしっかり捕集でき室内の空気を清潔に保てるのでおすすめです。 花粉シーズン中は空気清浄機を継続的に運転し、玄関や寝室など花粉が溜まりやすい場所に設置するとより効果的。また、フィルターは定期的に手入れをして性能を維持することで、花粉症の症状を和らげる効果が期待できます。 加湿器で花粉を抑える 花粉のシーズンは、室内の湿度を適切に保つと症状の緩和に役立ちます。加湿器を使用して湿度を40~60%に維持すると、空気中の花粉が水分を吸収して重くなり、床や家具の表面に落ちやすくなるためです。 さらに、適度な湿度は、鼻や喉の粘膜を潤し乾燥から守ります。潤った粘膜は外部からの刺激に対するバリア機能が高まるため、花粉による不快な症状を和らげる効果が期待できるでしょう。 ただし、湿度が高すぎるとカビやダニの発生原因となる可能性があるため、湿度計を使用して適切な湿度を保つようにしてください。 洗濯物は部屋で干す 布団や洗濯物を屋外に干すと、静電気によって花粉が付着しやすくなり、室内に花粉を持ち込む原因となります。そのため、花粉の季節では室内干しするようにしてください。 室内で洗濯物を干す場合は、風通しの良い場所を選びましょう。浴室やランドリールームなど、湿気を効果的に管理できるスペースを活用すると洗濯物が早く乾き、カビや嫌な臭いを防げます。 また、室内干しは花粉の付着を避けるだけでなく、室内の湿度を適度に保つ効果もあります。特に乾燥しがちな季節には、部屋干しが自然な加湿手段となり、快適な室内環境の維持に役立つでしょう。 なお、室内干しは乾きにくいと感じる場合は、衣類乾燥機の使用がおすすめです。早く洗濯物を乾かしたい方は、衣類乾燥機を使用すれば短時間で乾きます。 換気は花粉が少ない時間にする 環境省が発表している花粉症環境保健マニュアル2022によると、午前中が夕方以降は比較的花粉の飛散量が少ないとされています。そのため、換気は午前中にすると良いでしょう。換気は花粉が家の中へ侵入する理由のひとつですが、時間帯を工夫することでなるべく花粉を入れずに換気ができます。 また、換気する際、窓を10cm位開けてレースのカーテンをすれば、室内へ侵入する花粉を減らせます。他にも、花粉をキャッチするカーテンにするのもおすすめです。 参考:環境省 花粉症環境保健マニュアル 2022 掃除は水拭きが基本とする 花粉のシーズンはできるだけ掃除機は使わないようにしてください。その理由として、掃除機の排気の力により、花粉が室内に舞い上がる可能性があるからです。そのため、花粉のシーズンの掃除は水拭きを推奨します。 水拭きは、床や家具の表面に付着したホコリや汚れを効果的に取り除くための基本的な清掃方法です。雑巾で拭き掃除をする場合は、水気を固く絞ってから水分が残らないように拭きましょう。 なお、水拭きには、フローリングワイパーとウエットタイプのシートがおすすめです。掃除が終わったらシートを捨てるだけなので、簡単に水拭きができます。 家の中の花粉症対策では、室内を清潔に保ち、花粉の侵入を防ぐことが大切なポイントです。窓や衣服、洗濯物を介した花粉の持ち込みに注意し、掃除は水拭きをして効率的に取り除きましょう。 ビレッジハウスでは、敷金・礼金・更新料・手数料が不要(※)です。初期費用や維持費を節約したい方は、お気軽にお問い合わせください。 ※契約内容や審査の結果により、敷金をお預かりする場合があります。 街子ライターのどいまちこです。 建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。 現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。 畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。