「冬になると電気代が高い」「節約したいけど何か良い方法はないだろうか」と悩んでいる方も多いでしょう。冬は日が短くなるため、帰宅時間が早まり家で過ごす時間が夏よりも長くなりがちです。さらに家で過ごす時間が長くなると、消費電力の大きい暖房器具を使うことが増えるので電気代が高くなってしまいます。 そこで本記事では、電気代を抑えながら暖かく過ごすポイントを9つ紹介します。節約しながら暖かく過ごすためにも、ぜひ参考にしてください。 ビレッジハウスでは、日本全国に2万円台からのリーズナブルな物件を数多く提供しています。物件を探している方は、ウェブサイトをご覧ください。 1.重ね着をする 重ね着は、暖かく過ごすための基本的な防寒対策です。軽いトップスやTシャツ、薄手のニットなどを重ねると、衣服の間に空気の層が生まれます。この空気の層が保温効果を発揮し、体温を逃がしにくくするため防寒性が高まるのです。 例えば、クルーネックのTシャツや薄手のニットにVネックのセーターを着ることで、カジュアルなスタイルでありながらしっかりと防寒対策ができます。重ね着のポイントは、厚手の衣類ではなく、薄手のアイテムを何枚か重ねることがポイントです。 また、防寒の鍵は「3つの首」を冷やさないこと。3つの首とは、首、手首、足首を指します。太い血管が集まる部分となるため、冷えると血液の循環が悪くなり全身が冷えやすくなります。首元にはタートルネックやマフラーを、手首には手袋を、足首には厚手の靴下やレッグウォーマーを着用し、効率的に体を温めるようにしましょう。 2.断熱シートを利用する 断熱シートとは、窓や床などに貼り付けて断熱性能を高めるアイテムです。 断熱シートを使用すると、室内の暖かい空気が外へ逃げにくくなるため、暖房器具による電気代を抑えられる効果が期待できます。 断熱シートは主に窓ガラスに貼るタイプが一般的で、近年では100円ショップでも手軽に購入できるようになりました。ただし購入の際、窓ガラス専用のシートを選ぶようにしてください。専用でない断熱シートは、ガラスに傷がつく恐れがあるため注意が必要です。 なお、断熱シートに合わせてドアや床の隙間を埋めるクッション材や、カーテンの裾から暖かい空気が漏れるのを防ぐ専用アイテムもおすすめです。 3.厚みがあり大きめのサイズのカーテンを使用する カーテンは、生地が厚いほど断熱効果や保温効果が高まります。生地の厚みは見た目だけでは判断しづらいため、実際に触れて確かめたり、説明書を確認したりしてチェックすると良いでしょう。 冬の寒さ対策としては、保温効果に優れた起毛素材のカーテンを選ぶのもひとつの方法です。材質や厚み、裏地の有無などを考慮して効率的に寒さを防いでください。 また、既存のカーテンに後付けで裏地を購入することもできます。少し手間はかかりますが、覚えておくと便利です。厚手で裏地付きのカーテンはデザインが限られることが多いですが、後付けならお気に入りのカーテンを使いながら寒さ対策ができるでしょう。 なお、寒さ対策を考えるなら、カーテンは窓より少し大きめのサイズにするのがおすすめです。窓をしっかり覆うことで、暖かい空気が逃げるのを防ぐ効果があります。たとえば、腰の高さほどの窓であっても、カーテンを床までの長さにすることで、より効果的に寒さを遮断できるでしょう。 新しいカーテンを購入するのが難しい場合は、アジャスターフックを使って丈を調整する方法もあります。アジャスターフックは、カーテンの長さを調整できる便利なアイテムで、現在のカーテンに付いていない場合でも別途購入して取り付けられます。ただし、アジャスターフックで調整できるのは最大で約4cm程度の範囲である点に注意してください。 4.エアコンだけでなくこたつや電気毛布を活用する 一人暮らしの方や広い部屋に住んでいる方は、エアコンや温風ヒーターを使用するよりも、こたつや電気毛布の利用がおすすめです。自分が過ごす空間だけを効率的に温めることができるため、電気代を節約しながら暖を取れます。 また、最近では「着る毛布」という便利なアイテムも登場しています。必要に応じて、自分に合ったアイテムも活用してみるのも良いでしょう。 5.設定温度を見直す 暖房器具の設定温度を少し下げるだけでも、節電につながります。例えば、エアコンの暖房機能では、設定温度を1℃下げることで消費電力を約10%削減できるとされています。また、自動運転機能を効果的に活用するのもおすすめです。 こたつや電気カーペットの場合、設定を「強」から「中」や「低」に切り替えたり、省エネモードを活用したりすることで節電が期待できます。なお、環境省は冬の室温を20℃に保つことを推奨しています。無理のない範囲で暖房器具の設定温度を見直し、できるだけ消費電力を抑える方法を検討しましょう。 参考:環境省|家庭のエネルギー事情を知る|エアコンの使い方について 6.部屋の湿度を上げる 湿度は体感温度に大きく影響します。湿度が30%上昇すると、手や足の末端で2〜3℃高く感じられるといわれています。そのため、室内を適度に加湿することで、暖房器具の設定温度を抑えることができるのです。 また、加湿器はエアコンやヒーターに比べて消費電力が少ないため、暖房器具だけで室温を上げるよりも効率的で節電効果が期待できます。 7.サーキュレーターと暖房を合わせて使う エアコンで暖めた空気をサーキュレーターや空気清浄機で循環させることで、設定温度を上げずに部屋全体を暖めることができます。基本的には、エアコンの対角線上にサーキュレーターを配置すると効率的に空気を循環させられます。 例えば、2つの部屋が続いていてエアコンが片方の部屋にしかない場合、サーキュレーターをエアコンのある部屋の中央に置き、上向きに稼働させてください。暖かい空気が天井に拡散し、隣の部屋にも効率的に循環しやすくなります。 8.エアコンのフィルターをこまめに掃除する エアコンのフィルターは、月に1~2回掃除するのがおすすめです。毎日使用していると汚れが蓄積してしまい暖房効果が落ちてしまいます。目詰まりしているエアコン(2.2kW)と比較すると、定期的にフィルターを掃除することで暖房時、約990円の節約ができるといわれています。 また、長時間使用しているエアコンは内部に埃や汚れが蓄積し、性能が落ちることがあります。エアコン内部の清掃は、適切な知識がないと故障の原因となる可能性があるため、専門のクリーニング業者の依頼を検討してみると良いでしょう。 参考:経済産業省 資源エネルギー庁|無理のない省エネ節約 9.電力会社のプランを見直す 近年では一般家庭向けの電力自由化によって、お住まいの地域に対応した電力会社に変更できるようになりました。スマホキャリアやクレジットカード会社が提供する電力サービスに切り替えると、ポイントが還元されたり、料金が割引されたりする場合もあります。 また、現在ご利用中の電力会社のプランを見直すだけで、電気代を節約できる可能性もあるため、ぜひ確認してみてください。 ビレッジハウスでは、敷金・礼金・更新料・手数料が不要(※)です。初期費用を節約したい方は、お気軽にご相談ください。 ※契約内容や審査結果により、敷金が必要になる場合があります。 街子ライターのどいまちこです。 建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。 現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。 畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。