日本には、生活費が高いと思われている地域もあれば、低いと思われている地域もあります。そもそも生活費は、住む地域によって大きく変わるものです。また、地域によっては、家賃が高い一方で、食費を安く抑えることができる地域もあります。そこで今回は、生活費が高い地域トップ10をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

第十位：大阪

大阪は大阪府の県庁所在地です。大阪湾に面しており、美しい景観を楽しむことができます。ここで紹介している他都市に比べると少なくなりますが、大阪は生活費が比較的高い地域といえるのではないでしょうか。

以下、生活費内訳をまとめました。

1DKの家賃相場は70,000円/月、都心部における3LDKの相場は135,000円/月になります。

光熱費（電気代、水道代、ガス台、ごみ収集代など）の相場は15,000円/月です。

ただし、食費は安く抑えることができます。例えば、安いお店が多いので外食代を平均800円/1食に抑えることが可能です。機会があれば、ぜひタコ焼きを食べてみてください。

第九位：京都

国内外問わず、京都は人気を誇る観光地です。京都には、有名なお寺、建築物が多数あります。

他都市に比べると京都は生活費が高いと言われていますが、実際はそこまで高くありません。そんな京都の1DKの家賃相場は75,000円/月、3LDKの家賃相場は150,000円/月になります。光熱費の相場は約20,000円/月です。美しい場所に住むということですから、生活費の高さも納得です。

第八位：名古屋

第八位は名古屋です。中部地方最大の都市で、日本で4番目に大きい都市になります。名古屋は日本の主要な港湾都市のひとつであるため、港に近い場所は家賃が高騰する傾向にあります。

しかし、そう突飛な家賃ではありません。そんな名古屋の1DKの家賃相場は75,000円/月なのですが、京都の家賃相場と同じくらいでしょうか。もう少し広い物件に住む場合（3LDKの家賃相場）は185,000円/になります。光熱費の相場は22,000円/月です。生活費を安く抑えたいけれども、都市に住みたいという人にはおすすめの地域です！

第七位：仙台

第七位は仙台です。宮城県の県庁所在地になります。東北地方最大の都市ですが、2011年には津波で被災しています。津波が発生した当時は、生活費が下がりましたが、のちに再び生活費が高騰しています。そんな仙台の1DKの家賃相場は76,000円/月、3LDKの家賃相場は190,000円/月になります。他都市に比べると光熱費相場は安めで、16,000円/月になります。光熱費を節約したい人にはおすすめの地域です。

第六位：川崎

第六位は川崎です。神奈川県の都市ですが、首都圏に位置しています。

東京にとても近いため、他都市に比べると生活費はやや高くなります。そんな川崎の1DKの家賃相場は100,000円/月、3LDKの家賃相場は160,000円/月になります。光熱費相場は20,000円/月です。なお、1DK・3LDKの賃料差は、他都市ほど大きくありません。生活費が高いことを考えると、6位に川崎がランクインしたことは当然の結果といえるのではないでしょうか。

さあ、トップ5を見てみましょう。

第五位：練馬

いよいよ生活費の高い地域第一位が近づいてきました。生活費の高い地域のほとんどが、東京にある地域であることが分かります。東京はとても広く、練馬区でさえ70,000人の登録人口規模を誇ります。そんな練馬の1DKの家賃相場は140,000円/月、3LDKの家賃相場は220,000/月になります。主要なハブとなる区であることから、光熱費相場を10,000円/月に抑えることができます。食費は約1,200円/1食です。

第四位：宮崎

これまでの順位の中では、本州の都市がランクインしていました。しかし、九州地方にも生活費がかかる地域があります。それは、宮崎県の県庁所在地である宮崎です。

九州の南部に位置する宮崎には、海があり、きれいなビーチを見ることができます。

しかし残念なことに、生活費は高いと言われています。

そんな宮崎の1DKの家賃相場は120,000円/月、3LDKの家賃相場は203,000円/月、光熱費相場は約21,000円です。リゾート地に住むのも考えものです。

さきほども言及したとおり、東京はとても広いので、規模の大小問わずたくさんの区・都市があります。日本で最も高い生活費トップ3は、日本でもっとも生活費が高い都市と言われています。いずれも、東京・首都圏内の地域です。

第三位：渋谷

一度でも日本を訪れたことがあるなら、渋谷について一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。日本人にもとても人気のある地域です。世界で最も忙しい路線に渋谷の2路線が入っており、世界的な観光名所・店舗が立ち並んでいます。人気のある地域ですから、生活費は言うまでもなく高い方に入ります。そんな渋谷の1DKの家賃相場は150,000円/月です。もう少し広い場所に住む場合は、家賃相場は二倍の275,000円/月になります。平均と比べると光熱費相場は安く、15,000円/月に抑えることができます。

第二位：港区

港区には世界各国の大使館・企業が集まっています。多くの日系企業やGoogle、Appleなどの外資系の日本支社が本社や支社を構えている地域でもあり、利益十億ドル強ほどの収益力を持つ企業が集まっています。ビジネスの中心地といってもいい場所です。

それゆえ、家賃が高いことは想像に難くないでしょう。1DKの家賃相場は170,000円/月、3LDKの家賃相場はほぼ二倍の約280,000円/月です。光熱費相場は渋谷とほぼ同じくらいでしょうか、15,000円/月です。他の地域に比べると、港区の食費はかなり高いほうだと思います。1,500円/1食で楽しめるレストランを見つけるのは、至難の業ではないでしょうか。

第一位：東京

ご想像のとおり、東京は日本で最も人気のある都市の１つです。すべてが東京に集中する形になっているため、場所、食べ物、交通機関の価格が高くなります。日本で最も生活費の高い都市が東京であることは間違いありません。世界で最も生活費の高い都市は東京という人もいるのではないでしょうか。

1DKの家賃相場は約250,000円/月ですが、3LDKの家賃相場月約400,000円/月です。光熱費相場は約22,000円/月です。もし1DKの部屋に住むのであれば、生活費として1カ月に約30万円が必要になります。場所次第では、家賃を抑えることができると思います。

以上、「日本で生活費が高い都市トップ10」をお読みいただきありがとうございました。「日本で生活費が高い都市トップ10」や日本について詳しく紹介されている記事を参考にしていただき、日本に住むという夢を実現してくださいね。