雨が続くと湿度が高くなるため、洗濯物がなかなか乾かないので困っている方も多いでしょう。洗濯物が乾くには、湿度・温度・風通しの条件が整っている必要があります。
しかし、雨が多くなると空気中の湿度が高くなるため、洗濯物の水分が蒸発されにくくなります。さらに、天気が悪ければ外干しができないため、生乾きの嫌な臭いに悩まされることも。
そこで本記事では、雨や湿度が高い時に頼れるランドリー習慣を解説します。洗濯物が乾かない、生乾きの臭いに困っている方は、ぜひ参考にしてください。
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洗濯物の間隔をあけて干す

部屋干しで洗濯物を素早く乾かすには、空気の通り道をつくることが大切です。洗濯物同士の間隔をしっかりあけて干すことで、風が通りやすくなり乾きやすくなります。ハンガー同士の間隔は、約15cm以上あけるのが理想的です。
また、厚手の衣類は水分を多く含みやすく、横に並べて干すと湿気がこもって乾きにくくなる場合も少なくありません。そのような場合は、厚手と薄手を交互に配置することで、風通しが良くなり全体的に乾きやすくなります。
なお、気温が低く湿度も高くなりがちな冬は洗濯物が乾きにくい季節ですが、時間帯や干し方を工夫すれば、外干しでもしっかり乾かすことができます。
冬でも比較的湿度が下がる10時〜15時の間に干すと良いでしょう。冬でも日中に太陽の光をたっぷり浴びさせることで、気温の低さをカバーできます。ただし、15時を過ぎると湿気が戻りやすくなるので、早めに取り込むようにしてください。
洗濯物の臭い対策

生乾きの臭いは、雑菌が繁殖することで発生します。生乾き臭いは、除菌・抗菌効果のある洗剤や柔軟剤、部屋干し専用の洗剤にて洗濯時に雑菌をしっかり落とすことで、嫌な臭いを抑えられます。
他にも臭い対策には、クエン酸の使用もおすすめです。クエン酸には除菌・抗菌作用があり、柔軟剤の代わりとして利用できます。目安は水10Lに対してクエン酸10g程度が目安です。さらに、干す前に除菌・消臭スプレーを吹きかけるのも効果的。洗濯物の衛生を保ちつつ、気になるニオイの発生をしっかり防げます。
洗濯物の臭いや汚れが気になるときは、洗濯前に40〜50℃のお湯に30分ほど浸け置きすると良いでしょう。皮脂汚れや汗、雑菌などの落ちにくい汚れがしっかり落とせます。
浸け置きの際、普段使っている洗剤を一緒に溶かしておくとより効果的です。臭いが強い場合は、粉末の酸素系漂白剤を使用すると除菌・消臭効果がアップします。タオルや運動着など、臭いが気になりやすい衣類におすすめの洗濯方法です。
脱水時間を通常より長くする

洗濯物を早く乾かすには、干す前にできるだけ水分を減らしておくことがポイントです。そのためには、洗濯時の「脱水工程」に少し工夫を加えてみましょう。
例えば、脱水時間をいつもより少し長めに設定することで、洗濯物に含まれる水分をより多く取り除くことができます。梅雨や冬など乾きにくい季節には、特に有効な方法です。
また、脱水を2回行う方法も効果的です。通常の洗濯が終わったあと、シワになりやすい衣類(シャツやブラウスなど)を先に取り出しておき、それ以外の衣類をもう一度脱水することで、厚手のタオルやジーンズなども乾きやすくなるでしょう。
除湿機や扇風機を活用

部屋干しで洗濯物を早く乾かすためには、除湿機や扇風機の活用が非常に効果的です。部屋干しではとくに湿度が高くなりがちで空気の流れも不足しやすいため、乾かすには時間が必要となります。そこで役立つのが除湿機と扇風機です。
除湿機は、空気中の湿気を効率よく取り除いてくれる家電で、部屋干しによる湿度上昇を防ぎ、洗濯物が乾きやすい環境をつくります。とくに洗濯物の下に向けて稼働させると、洗濯物の水分を直接取り除く効果が高まります。
一方、扇風機やサーキュレーターは空気を循環させて洗濯物の表面から水分を飛ばすサポートをします。洗濯物に風を当てることで蒸発が早まり、除湿機との併用でさらに効率アップ。干す際は洗濯物同士の間隔をあけて、風がしっかり通るようにするのがポイントです。
このように、部屋干しには除湿機と扇風機の併用が理想的。天気に左右されず、快適に洗濯物を乾かすことができます。
洗濯のタイミングは天気予報を活用する

雨が続く時期でもこまめに天気をチェックすれば、洗濯物を乾かすチャンスはあります。ポイントになるのは、午前中の晴れ間を逃さないこと。天気アプリの「1時間ごとの予報」や「洗濯指数」は細かい変化を把握するのにとても便利です。
前夜、翌日の天気をチェックして、朝に洗濯機を回せるよう準備しておくと、少ない晴れ間であっても洗濯物を干すことが可能です。また、雨の日でもベランダに風が通るなら、屋根のある場所で洗濯物を干す方法もあります。
洗濯物は詰め込まず少量ずつ洗う

部屋干しによる生乾き臭を防ぐには、洗濯の段階で汚れをしっかり落とすことが大切です。汚れや皮脂が衣類に残っていると、それが雑菌のエサとなり、乾かしている間に繁殖しやすくなります。
注意したいのが、洗濯物の詰め込みすぎです。洗濯機に大量の衣類を押し込むと、洗剤や水が衣類全体に行き渡らず、洗浄力が落ちてしまうことも。洗濯物の量は、洗濯槽の7~8割程度を目安にすると、しっかり水流が生まれ効率よく汚れが落ちます。
また、洗濯前の衣類の扱い方も意外と重要です。脱いだ衣類を湿ったまま密閉した洗濯カゴやビニール袋に入れておくと、湿度がこもって雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。洗濯前の衣類は、通気性の良いカゴやランドリーバスケットに入れ、できるだけ早く洗濯するようにしましょう。
出典:洗濯物容量別の洗濯機内の洗濯物の動き/Lidea ライオン公式チャンネル
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ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。