夏といえば、屋台のにおいに誘われる夜の縁日や、浴衣姿でにぎわうお祭りの風景が恋しくなる季節。しかし、人混みが苦手だったり、スケジュールが合わず行きたくてもなかなか行けなかったりするという声も珍しくありません。
そこで本記事では、和の雰囲気を感じられる手ぬぐいの飾り方やソーラーランタンの灯りの演出、涼を届ける風鈴の取り入れ方など、自宅でも気軽に夏祭りの気分を味わえるアイデアを紹介します。初心者でも手軽に取り入れられる方法ばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
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手ぬぐいタペストリーで夏祭りを演出

日本の伝統工芸として古くから親しまれてきた手ぬぐいは、使い勝手の良さと美しいデザイン性を兼ね備えたアイテムです。染めの技法や素材へのこだわりが感じられ、日本ならではの四季や風物詩が丁寧に描かれています。中でも、ヨーヨーや金魚、花火といった夏祭りを連想させるモチーフの手ぬぐいは、暑い季節のインテリアとして人気が高まっています。
最近では、手や体を拭く用途だけではなく、インテリアのアクセントとして手ぬぐいを楽しむ方が増えています。例えば、手ぬぐい専用のタペストリー棒を使って壁に掛けたり、縦長の額に入れてアートパネルのように飾る方法など、飾り方の自由度も高いのが魅力的。
お気に入りのデザインの手ぬぐいを選ぶことで、インテリア全体に統一感や季節感をプラスできます。手ぬぐいは比較的手ごろな価格で手に入るうえ、収納にも場所を取らず、おうちで手軽に“お祭り気分”を楽しみたい方にぴったりのアイテムです。
和風デザインのソーラーランタンを活用

お祭りの夜を思わせる柔らかな灯りを自宅で楽しむなら、和風デザインのソーラーランタンがおすすめです。電源不要で太陽光によって充電されるため、屋外でも気軽に使えるのも嬉しいポイント。日が暮れるとほのかに灯りがともり、空間に温かみと風情を与えてくれます。
ベランダや玄関先に吊るせば、まるで縁日のような雰囲気に。暖簾や手ぬぐいなどの和雑貨と組み合わせることで、より一層お祭り気分を盛り上げてくれます。夜風に吹かれながら、やさしくゆれる灯りに癒される時間を楽しめるでしょう。
風鈴で涼感と音をプラス

昔ながらの風鈴は、見た目だけでなく音でも夏らしさを演出してくれる、日本の季節文化を感じさせるアイテムです。軒先や窓辺に吊るしておくと、風が通るたびにやさしい音色が鳴り響き、聴覚からも自然と涼しさを感じられます。
素材やデザインもさまざまで、ガラス製の風鈴は透明感のある軽やかな音が特徴的です。また、南部鉄器の風鈴は重厚で澄んだ音色が特徴的で、ひとつひとつの余韻が長く、落ち着いた雰囲気を空間にプラスしてくれます。そのほかにも陶器や竹製などもあり、インテリアや好みに合わせて選ぶ楽しさもあります。
また風鈴には、もともと魔除けや厄払いの意味もあり、古くはお寺の軒先や神社の境内に吊るされていた歴史も。風鈴を玄関先やバルコニー、室内の窓辺などに飾ることで、見た目と音の両方で“涼のインテリア”を手軽に取り入れられます。
詳しくは、こちらのブログをご覧ください:インテリアに夏らしさを取り入れる方法
100円均のアイテムで簡単手作り

自宅でお祭り気分を盛り上げたいなら、手作りの飾りつけにチャレンジしてみるのもおすすめ。なかでも「金魚ガーランド」は、夏祭りらしい可愛さがあり、玄関や壁面に飾るだけで一気に縁日ムードを演出できます。
材料はすべて100均ショップ(ダイソー・セリア・キャンドゥなど)で揃うので、コストを抑えながら手軽に楽しめるのも魅力的。お子さんと一緒に作る夏の工作にもぴったりです。
金魚ガーランドの作り方【所要時間:約30分】
【100均で準備するもの】
- 色画用紙または折り紙(赤・黒・水色など金魚カラー)
- ハサミ
- のりまたは両面テープ
- 穴あけパンチ
- 麻ひもやリボン
- 丸シールや白ペン
- 型紙(「金魚 ガーランド 型紙」と検索すれば無料素材がみつかります)
【作り方手順】
① 金魚の型紙を準備する
好きな金魚の形を型紙にして、色画用紙に写します。
赤や黒の金魚に、水色や黄色のアクセントカラーを加えるとより華やかです。
② 金魚の形に切り抜く
型を写した紙をハサミで丁寧にカット。3〜5匹ほど作るとバランスがよくなります。
③ 目をつける
丸シールや白ペンで目を描けば、一気に金魚らしくなります。
④ ガーランド用のひもに通す
金魚の背びれあたりにパンチで穴を開け、麻ひもを通していきます。等間隔に並べるのがポイントです。
⑤ 好きな場所に飾る
玄関リビングなどに吊るすと、夏らしいお祭りインテリアの完成!
詳しくは、こちらのブログをご覧ください:100円ショップで手に入るデコレーションアイテム
夏らしい香りのアロマで癒し効果

夏祭りを満喫できる空間を演出したら、仕上げに「香り」でお祭り気分を高めてみてはいかがでしょうか。夏にぴったりのアロマをお部屋に漂わせれば、まるで縁日の帰り道に感じた、心地よい夜風のような余韻が楽しめます。
アロマは、柑橘系(レモン・オレンジ・ユズなど)の精油がおすすめです。爽やかさの中にほんのり甘さがある香りは、気分をリフレッシュさせてくれるだけでなく、ストレスや緊張をやわらげる効果もあるとされています。
また、レモングラスやペパーミントのような清涼感のあるアロマは、蒸し暑い夏の日にぴったり。涼しさを感じさせるだけでなく虫除け効果もあるため、ベランダでの夕涼みにも良いでしょう。
夜には、不安やストレス軽減、そして安眠や気分が改善する効果があるといわれているラベンダーの、落ち着いた香りを取り入れるのもおすすめ。お祭りの余韻にひたりながら、静かな時間を過ごすのにぴったりの香りです。
アロマは、「目で楽しむ」「音で涼む」だけでなく、香りからも季節を取り込むことで、お祭り気分はより一層深まります。お気に入りのアロマを見つけて、五感で味わう“おうち縁日”をぜひ体験してください。
出典: AEAJ 精油が脳機能に与える影響と濃度 / AEAJ アロマのダニに対する忌避作用
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ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。