内見する日が雨だったりすると、「内見の日程を変更してもらいたい」「雨の日の内見で部屋の状態をチェックできるの?」と考える方もいるでしょう。一般的に、内見は晴れた日が良いとされています。しかし、晴れた日の内見では、雨の時にしか確認できないデメリットを見過ごしてしまう可能性があるのです。
そこで本記事では、雨の日に内見する際のチェックポイントを5つ紹介します。雨の日に内見する際の参考にしてください。
ビレッジハウスでは、家賃2万円台からのリーズナブルな物件を多数取り揃えています。賃貸物件を探している方は、ぜひウェブサイトをご覧ください。
雨の日に内見するメリットとは

雨の日の内見は、物件の本質を見抜く絶好の機会です。雨の日の内見では、晴れた日には見過ごしてしまいがちな建物の欠点や、住み始めてから気づくストレスになるような原因が如実に現れることがあります。
例えば、室内の本当の明るさや水はけの悪さ、騒音の影響など、悪天候だからこそ見えてくるポイントも。それでは、雨の日に内見する時のチェックポイントを確認していきましょう。
チェックポイント① 雨の日の部屋の明るさ

雨の日の内見では、当然ながら日差しは期待できません。むしろ、日中でもっとも「暗い状態の部屋」を体験できます。雨の日でもある程度の明るさを感じられる部屋であれば、それは「本当に明るい部屋」といえるでしょう。
実際、雨の日でも自然光が入り、室内が明るく感じられるのであれば、晴れた日にはさらに明るさを実感できる可能性も。また、天気に関係なく必ず確認しておきたいのが「窓からの眺望」です。目の前に高い建物が迫っていたり、隣家との距離が近かったりすると、どんな天候であっても日差しは入りにくく、室内は暗くなりがちです。
一方、窓の外がある程度開けている、抜け感があるような立地であれば、雨の日でも自然光が取り込みやすく、日当たりが良い部屋である可能性が高くなるでしょう。
チェックポイント② 車の走行音

交通量の多い道路に面したアパートやマンションでは、車の走行音が気になる場合があります。特に雨の日は、路面の濡れた音やタイヤが水をはじく音が加わり、普段よりも音が大きく感じることもあります。
晴れている日にはそれほど気にならなかったとしても、雨が降ると「意外と音が響くな」と感じるケースも少なくありません。逆に言えば、雨の日の内見で音がそれほど気にならなければ、普段の生活でも安心して過ごせます。
音に敏感な方や静かな環境を求めている方は、走行音がどの程度聞こえるかを確認してください。実際に窓を閉めた状態で、室内にどれくらいの音が届くのか耳を澄ませて確認すると良いでしょう。
チェックポイント③ ベランダ・バルコニーの水捌け

ベランダやバルコニーは、雨の日の内見でこそ見極めておきたい重要なポイントです。屋根が設置されているかどうか、そして、排水の流れがスムーズであるか。水たまりができていないかなどといった点は、実際に雨が降っていないとわかりません。
また、屋根が設置されていたとしても、実際に雨を防げているかどうかは別の話です。例えば、風向きによって雨が吹き込んでしまう構造なら、洗濯物を干すには不向きである場合もあります。
さらに、排水がうまくいかずに水たまりができているようなベランダやバルコニーでは「小さな不満」につながります。そのため、雨の日の内見ではベランダやバルコニーをチェックし、状況を確認しておくと安心です。
チェックポイント④ 共有部分の状態

バルコニーと同様に、共用廊下や階段、エントランスといった共用部分も雨の日にこそ確認しておきたいポイントのひとつです。共用部分の屋根の有無や水はけの状態や、水たまりができていないかなど、実際に雨が降っている状況でないと確認できません。
さらに、雨の日には共用部分の「使われ方」が現れやすくなります。例えば、柵や手すりに傘が掛けられていたり、折りたたみ傘が廊下に置きっぱなしになっていたりと、居住者の共用部分の扱い方もチェックできます。
こうした日常の小さな風景は、物件全体の管理状況や住人のマナーを知るうえで、実は貴重な情報源となるのです。例えば、共用部分に私物が散乱していたり、整理整頓がされていなかったりする場合、防犯や安全の面で不安が残るでしょう。
「この物件に、きちんとした人が住んでいるかどうか」は、内見だけでは分かりにくいもの。だからこそ、雨の日ならではの、ちょっとした視点の変化を活かして共用部分を見てみると、普段は見えない“物件のリアルな日常”が垣間見えます。
チェックポイント⑤ 近隣住人の生活音

引っ越し後に「隣や上下階の生活音が思った以上に聞こえる……」という悩みを抱える方は少なくありません。生活音に関するトラブルは、暮らしの快適さに直結する問題のひとつです。
雨の日は外出を控えて自宅で過ごす人が多く、室内での音が発生しやすくなります。つまり、内見を通じて実際の生活音がどれくらい聞こえてくるのか、よりリアルに体感しやすい環境が整っているのです。
もし雨の日の内見で、テレビの音や話し声、足音などがはっきりと伝わってくるようであれば、遮音性にやや難があるかもしれません。また、近隣の音がこちらに届いているということは、自分の生活音もまた、他の住人に届いている可能性が高い可能性があります。
たとえ楽器の演奏や大きな音を出す予定がなかったとしても、生活音が原因で「思っていたよりも音が響く」とクレームにつながることも。雨の日の内見では、普段の生活に近い状況で建物の遮音性をチェックするのがおすすめです。
ビレッジハウスでは敷金・礼金・手数料・更新料が無料です。また、最大30,000円分のキャッシュバックサポートも!ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
※契約内容や審査の結果により、敷金をお預かりする場合があります。
※キャッシュバックサポート外の物件もあります。
関連記事:

ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。