親元を離れ、初めての一人暮らしにワクワクしている方もいるでしょう。しかし、「理想の部屋を探すにはどうしたら良いのだろうか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、学生向けの賃貸物件の探し方や押さえておきたいポイントについて紹介します。楽しい学生生活を送るためにも、ぜひ理想の部屋を探す参考にしてください。
ビレッジハウスでは、日本全国に家賃2万円台からの物件を提供しています。賃貸物件を探している方は、ぜひウェブサイトをご確認ください。
引っ越しのスケジュールを決める
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- 条件を整理して物件を探す
- 不動産会社へ連絡して内見する
- 入居を申し込む
- 入居審査を受ける
- 重要事項説明を受け賃貸借契約をする
- 鍵を受け取り引き渡し
部屋探しに必要な時間は早い人で1週間、ゆっくり選ぶと3ヵ月かかるなど、人によってさまざまです。理想の部屋がすぐに見つかり、内見して問題がなければスムーズに決まりますが、理想の物件が見つからなかったり、内見後にイメージと異なっていたりすると時間がかかってしまいます。
3月末までに引っ越しを終えたい場合は、遅くとも3月半ばまでには物件を決めておきましょう。部屋探しには、2週間から1ヶ月程度かかることを見越して、2月中旬の合格発表後すぐに準備を始めてください。
家賃の予算を決める
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多くの学生は、家賃や生活費の支払いを保護者が負担しているため、事前に家賃の上限を設定してから物件を探す方がほとんどです。ただし、「安ければ良い」というわけではなく、同じ条件であれば、より安い物件の方が良いという選び方となります。
実際には、家賃以外の条件もしっかり比較検討し、自分が重視するポイントを満たす物件を選ぶのがベストです。また、家賃の上限額は初めから正直に伝える必要はありません。むしろ、少し低めの金額を伝えておくと良いでしょう。
例えば、上限を5万円と設定している場合は、「4万円台の物件を探したい」と伝えるのがおすすめです。上限額をそのまま伝えると、不動産会社から5.5万円前後の物件を勧められる可能性があるためです。そのため、予算内に収めるためには、伝える家賃を低めに設定しておくことがポイントとなるでしょう。
住む場所を決める
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住むエリアによって家賃は大きく異なります。通学の利便性を考えれば、学校から近くの物件が理想的ですが、都心部では家賃が高くなりがちです。
大学から少し離れたエリアでも、急行が停車する駅を選べば通学時間を短縮できます。また、同じ沿線内でも急行が停まらない駅であれば、家賃を抑えられます。物件に求める条件を整理しながら、自分にとって最適なエリアを選ぶと良いでしょう。
なお、女子学生は安全に住めるかどうかも、部屋選びの重要なポイントとなります。最寄り駅から部屋までの道のりでは、「24時間営業のコンビニエンスストアや店舗があり明るいか」「近くに繁華街はないか」「人通りが少ない大きな公園はないか」などをチェックしましょう。
なお、居酒屋や飲み屋といった繁華街では、酔っぱらいに絡まれるリスクがあります。また、人目に付かない場所を通らないと物件に帰れない場合、犯罪に巻き込まれる危険性も。夜の時間帯の人通りがあるかどうか、危険な環境ではないかなど確認しておくと安心です。
部屋の広さを決める
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学生の一人暮らしでは、以下のような間取りを選ぶことが一般的です。
- 1R(ワンルーム)
部屋全体が一つの空間としてまとまっている間取りです。部屋の中に、キッチンや生活スペースがワンフロアになっています。初めて一人暮らしをする人や最低限のスペースで生活したい方におすすめです。
- 1K
1つの居住スペースと、独立したキッチン(K)が仕切られている間取りです。居住スペースとキッチンがドアで区切られているため、料理の匂いが居住スペースに広がりにくい特徴があります。プライバシーや快適さを重視したい一人暮らしをしたい方に適しています。
- 1DK
1つの居住スペースとダイニング・キッチンスペース(DK)で構成された間取りです。ダイニング・キッチンスペースが比較的広く、食事スペースとしても活用できます。1Kよりもさらに快適な生活を求める人や、来客時にキッチンと居住スペースを分けたい方におすすめします。
大学生は4年間住むことになるため、衣類や季節ものを片付ける収納があると便利です。予算内で、自分の暮らしに合った間取りを選びましょう。
賃貸物件選びで押さえておきたいポイント
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セキュリティは完備されているか
女子学生は、マンションではオートロックが付いている物件、アパートならモニター付きのインターフォンや防犯カメラが付いている物件がおすすめです。
最近では鍵の種類も、ピッキング対策としてディンプルキーやカードキーを導入する物件も増加傾向にあります。また、1階ではなく2階以上の部屋を選ぶことで防犯性を高めたり、セキュリティ面を考慮して女性限定の物件を選んだりするのも良いでしょう。
どのような設備が整っているか
- エアコン
- 無料インターネット(Wi-Fi)
- 洗面台
- ウォシュレット
- 室内洗濯置場
- 宅配ボックス
- 駐輪場 など
上記の中から、希望する設備をチェックすることで、理想の部屋をよりスムーズに見つけられます。なお、インターネットが無料で付いている物件では、月に5,000円ほどの節約になるのでおすすめです。
周辺は便利な環境が整っているか
- スーパー
- コンビニエンスストア
- ドラッグストア
- 病院 など
物件を探す際、上記のような施設があるかどうかチェックしましょう。生活に必要な施設が近くにあれば、暮らしやすくなります。また、近くに飲食店やショッピングモールがあるエリアは、学生生活の空いた時間にアルバイトをしたいと考えている方に最適です。
最寄り駅までの距離
入学してからは学校への通学が中心になりますが、次第に出かける機会が増えると、最寄り駅が遠い物件は何かと不便に感じるでしょう。そのため、学校までの距離だけでなく、最寄り駅までのアクセスの良さも考慮して物件を選ぶのがおすすめです。
また、駅周辺の方が学生向けのアルバイトが多いといえます。学校、自宅、アルバイト先を効率的に移動するには、自宅が学校と駅の中間地点、もしくは駅に近い場所にあると日常生活がより便利になるでしょう。
学生向けの賃貸物件かどうか
マンションやアパートなどの集合住宅には、さまざまな生活リズムを持つ人が暮らしています。学生の場合、一般的には朝起きて日中は学校へ行き、特に用事がなければ夕方や夜には帰宅して過ごすようになるでしょう。学生専用物件の場合、住人の生活時間帯がほぼ似通っているため、日中に掃除機や洗濯機を使用しても、あまり気兼ねする必要がありません。
しかし、社会人向けの物件や混在型の物件では、夜勤の人がいる場合もあるため昼夜が逆転しているケースもあります。そのため、日中でも大きな音を立ててしまわないよう注意が必要です。
物件を選ぶ際は不動産屋の担当者に、住人の生活時間帯について事前に確認しておくと良いでしょう。なお、住んでいる人の生活スタイルが異なる場合は、あらかじめその点を考慮しておくことが大切です。
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※契約内容や審査の結果により、敷金をお預かりする場合があります。
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ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。