近年では、インターネットの使用料が無料になる賃貸物件が増えています。インターネットが無料なら生活費が節約できるため、優先条件としている方も多いでしょう。
しかし、インターネット無料には「回線速度が遅い時間帯がある」「Wi-Fiの接続が安定しない」などのデメリットもあります。そこで本記事ではインターネット無料のメリットやデメリット、インターネット回線を上げる方法などを紹介します。
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賃貸物件のインターネット無料とは？
インターネット無料の賃貸物件とは、物件のオーナーが回線費用を負担しているため、住人は無料でインターネットを利用できる物件を指します。必要な回線工事は完了しているので、入居日からインターネットが利用できます。
多くの人にとってネット環境は生活に欠かせません。そのため、物件探しをする条件として、インターネット無料は注目したいポイントといえるでしょう。
賃貸物件の無料インターネットの使い方
インターネットの接続方法は以下の2つの方法があります。
Wi-Fiで接続
店舗やホテルなどで使用できるWi-Fiをイメージしてください。
- 接続する端末（PCやスマートフォンなど）のWi-Fi設定をONにする
- IDとパスワードを入力する
IDやパスワードは、管理会社や大家さんに確認してください。
有線LANで接続
有線LANで使用する場合は、壁にあるLAN差し込み口にLANケーブルをPCやゲーム機などに直接繋ぎます。
賃貸物件のインターネット無料のメリット
インターネット代が無料
インターネット無料の賃貸物件に住むと追加費用なしでインターネットが使えます。月に4,000～5,000円かかるインターネット代が節約できるため、学生や収入が不安定な方におすすめです。
契約の手続きが不要
一般的に光回線の契約を申込むには、さまざまな手続きが発生します。なお、忙しい方や契約の手続きが面倒な方は、インターネット無料の賃貸物件を選ぶと手間が省けます。
違約金がかからない
通常、光回線を契約する場合、2～3年の契約で自動更新され更新月以外に解約すると違約金が発生します。一方で、インターネット無料の賃貸物件は大家さんが契約しているため、いつでも自由に引っ越しが可能です。そのため、転勤が多い方や自分で引っ越し時期を選びにくい方に、インターネット無料の物件は最適だといえます。
入居日から利用可能
インターネット無料の賃貸物件では回線工事が完了しているので、LANケーブルやWi-Fiルーターを用意するだけで、入居したその日から利用できます。
一方で光回線を自分で契約する場合、申し込みから使用開始までに3週間から数ヶ月かかる場合も。入居したタイミングでインターネットを利用したい方は、物件探しの条件として検討してみると良いでしょう。
賃貸物件のインターネット無料のデメリット
家賃相場が高くなる
インターネット無料の賃貸物件は、共益費や管理費にインターネット料金が含まれている場合があります。そのため、家賃が相場より高めになるというデメリットが懸念されます。
自分で光回線を契約した場合、月額の利用料金は約4,000～5,000円が一般的です。インターネット無料の賃貸物件の家賃と、近隣の相場を確認して比較してください。トータルでどちらが自分にとってお得か、検討してみるのも良いでしょう。
別の光回線を契約できない
インターネット無料の賃貸住宅では、新たに自分で光回線を引くことが難しい傾向があります。また、マンションによっては、管理会社の許可があっても「壁に穴を開けられない」「光回線を通すためのスペースが不足している」などの理由で、回線業者の工事を断られる場合も珍しくありません。万が一速度に不満があっても光回線への乗り換えは難しいという点は考慮する必要があります。
速度が遅い時間帯がある
インターネット無料の賃貸物件では、夜間の利用者が多い時間帯に回線速度が遅くなりがちです。建物全体で1つの回線を共有するため、速度は利用者数に影響を受けます。
また、物件によっては、動画視聴に支障が出るほど遅くなることもあるでしょう。そのため、夜間に負荷のかかるオンラインゲームや動画編集をする方などは、インターネット無料の賃貸物件はおすすめしません。
インターネット無料の回線速度を上げる方法
インターネットの回線速度が遅いなと感じたら以下の方法を試してみましょう。
パソコンのOSを最新バージョンに更新する
パソコンのOSが古いバージョンのままだと、処理に時間がかかってしまい回線速度が遅く感じる場合があります。回線速度が遅いなと感じたら、設定画面からOSのバージョンが最新バージョンに更新されているかどうか確認してみましょう。
ブラウザを最新の状態にアップデートする
OSが最新バージョンであっても、ブラウザのバージョンが古いと動作がスムーズに動かない場合があります。現在使用しているブラウザが、最新バージョンになっているか確認してみましょう。
LANケーブルの規格を確認して必要に応じて交換する
LANケーブルの規格によって通信速度は変わります。LANケーブルのカテゴリや配線規格を調べ、利用中のインターネット回線の最大速度に対応しているLANケーブルか確認してみましょう。
インターネットに接続しているデバイス数を減らす
いくつものデバイスを同時にインターネットに接続していると、通信速度が低下したように感じられる場合があります。使用していないデバイスは電源をオフにして、ネットワークから切断しておきましょう。
モデムやパソコンの接続を一度リセットする
モデムなどの接続部分に熱や電気が溜まっていることがあります。熱や電気がインターネットの通信速度を妨げる場合があるため、一度接続を外して10分ほど放熱や放電をしてみてください。
パソコンのメモリ容量を増設する
パソコンの空きメモリが少ないと処理速度が低下し、回線速度が遅くなる場合があります。設定画面から空きメモリ容量を確認し、不足している場合は不要なデータや使っていないアプリやゲームを削除しましょう。それでもメモリが不足する場合は、メモリの増設をおすすめします。
無料インターネットを契約する前に確認するポイント
光配線方式が採用されているか
回線速度は、配線方式によって異なります。その中でも最も早いのは光配線方式です。確認する方法として、光配線方式の場合、室内に光ファイバーを挿し込むための光コンセントが設置されているかどうか確認してください。
プラグの差し込み口付近には「光」や「光コンセントSC」と記載されています。なお、光配線方式の場合、別途プロバイダーの契約が必要になる可能性があります。不動産会社に、どこまで無料になるのか事前に確認しておきましょう。
Wi-Fiルーターは備え付けられているか
Wi-Fiルーターは、インターネットの接続を複数のデバイスに無線で分配するための機器です。モデムや光回線からのインターネット信号を受け取り、それをWi-Fi（無線LAN）を通じスマートフォン、パソコン、タブレットなどで利用が可能となります。
インターネット無料の賃貸物件ではWi-Fiルーターが備え付けられている場合と、自分で用意する場合とに分かれます。事前にWi-Fiルーターがあるかどうか確認した方が良いでしょう。
別の光回線を契約ができるか
前述のとおり、インターネット環境が整っていると追加工事の許可が下りないケースがあります。そのため、インターネット無料の賃貸物件に申し込む場合は、別の光回線を契約しても良いかどうか不動産会社に確認しておくと良いでしょう。
通信速度についてクレームはあるのか
過去に通信速度が遅いといったクレームがあったかどうか不動産会社に確認してみましょう。また、やり取りが文章として残るため、口頭ではなくメールで問い合わせるのがおすすめです。
ビレッジハウスでは、敷金・礼金・手数料・更新料が無料です。初期費用や更新費用を節約したい方は、お気軽にご相談ください。
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ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。