日本の「お祭り」は、世界的に有名です。
お祭りは、地域ならではの伝統や文化を知るにはいい機会です。お祭りは、地域の一大イベントなんですよ。一年中、全国のどこかで開催されています。
今回は、「YOSAKOIソーラン祭り」、「熱田まつり」、「山王まつり」、「愛染まつり」など、6月に開催されるお祭りを中心に紹介したいと思います。
文京まつり (東京)
毎年6月頃に、全国で紫陽花祭りが開催されています。その中でも特に有名なのが、「文京まつり」です。
梅雨の時期は、紫陽花が見頃です。小さな花がいくつも集まって、一つの花を形作っています。ピンク、青、紫、白などの色合いが、なんとも色鮮やかです。あなたも、紫陽花を見に行ってみませんか。梅雨の中、紫陽花を見ているだけで、晴れやかな気分になりますよ。
約3000株の紫陽花が、白山神社の境内から白山公園にかけて咲き誇ります。お祭りの開催期間中は、屋台も並びますよ。
YOSAKOIソーラン祭り (札幌)
毎年、6月8日~6月12日(6月初旬)に、札幌市の大通公園(主会場)を中心とした市内25会場で「YOSAKOIソーラン祭り」が開催されます。明るく活力みなぎる気分で夏が迎えられそうです。
当日は、カラフルな旗やコスチュームをまとったダンサーが、チャンツや太鼓のリズムに合わせて、エネルギッシュで躍動的なパフォーマンスを披露します。会場全体が、華やかで活気に満ちた雰囲気に包まれます。子供たちを連れて行けば、きっと喜んでもらえると思いますよ。
「YOSAKOIソーラン祭り」は、高知のよさこい祭りがルーツです。1992年、よさこい祭りの鳴子(楽器)を鳴らし北海道のソーラン節を踊るという新しいスタイルのお祭りが始まりました。
ソーラン節を踊る機会は、学校でもあります。体育の授業でソーラン節を習い、運動会でその踊りを披露するんですよ!
熱田まつり(名古屋)
名古屋での夏の風物詩といえば、「熱田まつり」ではないでしょうか。
「熱田まつり」は、皇室の弥栄・国の平安を祈念する祭典です。宮司が祝詞を奏上し、天皇陛下の勅使が御幣物の奉納、御祭を奏上します。
毎年、6月5日の午前10時から始まります。
当日は、普段目にする事がない武道や芸能、熱田神楽や演舞、相撲、剣道、弓道、演舞、太鼓やフルートの演奏などが奉納されます。まるで宮中行事を見ているかのようで、夜になると365個の提灯を取り付けた「献灯まきわら」も点灯されます。そのあと、神宮公園で花火が打ち上げられ、フィナーレを飾ります。屋台も並ぶので、美味しい食べ物や縁日も楽しめますよ。
機会があれば、ぜひ訪れてみて下さいね!
愛染まつり(大阪)
「愛染まつり」は、大阪三大夏祭りの一つで、約1400年前から開催されている由緒ある夏祭りです。日本最古の夏祭りだと伝えられています。毎年、梅雨時の6月30日~7月2日にかけて開催されています。
開催期間中は、ご本尊である愛染明王が特別に一般公開されています。それを見るために、多くの人々が愛染さん(愛染勝曼院)を訪れます。
初日は、「宝恵駕籠」パレードが開催されます。昔は、芸妓が宝恵駕籠に乗って、街を練り歩いていました。当時、宝恵駕籠に乗った美しい芸妓は、大勢の人々の注目の的だったそうです。今は、オーディションで選ばれた一般の女性が「愛染娘」として宝恵駕籠に乗り、街を練り歩きます。
夜は、縁日の露店が出店します。
山王祭 (東京)
山王祭は、神田祭と深川祭に並ぶ江戸三大祭の一つです。例年6月中旬に、神田祭と交互に隔年で開催される有名なお祭りなんですよ。(偶数年は山王祭、奇数年は神田祭)
山王祭のメインイベントは、週末に開催される「祭礼行列」です。当時の衣装に身を包んだ全長300mに及ぶ大行列と神輿などが、将軍家や江戸城の守護神として手厚く保護されていた日枝神社を起点と終点にして、街を練り歩きます。祭り囃子や掛け声も聞こえてきますよ。
現在の山王祭は、江戸時代と比べると、規模が縮小されています。当時は、歴代の将軍が上覧し拝礼する「天下祭」として位置づけられていました。しかし、規模は違えど、素晴らしいお祭りである事には変わりありません。当時の様子がよく伝わってきます。
6月は梅雨時という事もあり、イベントや催しは多くありません。退屈で、時間を持て余している人は、お祭りに参加してみてはいかがでしょうか。ビレッジハウスでは、お祭りの会場付近にも住まいをご用意しています。もし興味があれば、私たちのホームページをご覧下さい。さぁ、一緒にお祭りを満喫して楽しみましょう!