異国に移住すると、自分が住み慣れた国とは全く違う文化に接することになります。慣れない文化や習慣に戸惑う中、一方で自分の部屋だけでも居心地をよくしたいと考えるものではないでしょうか。
日本には数えきれないくらいたくさんのアパートがありますが、自分の工夫次第で住みやすい部屋に変えることができます。うまくいけば、自分の国に帰りたくなくなるくらい居心地の良い空間が出来上がるかもしれません。
部屋の内装を変える
日本のアパートのほとんどの壁が、無彩色、白です。中には、壁の色を自分の好きな色に変えたい人もいるでしょうが、ほとんどの日本のアパートでは壁に手を加えることを禁止しています。それでもあきらめきれないという人は、禁止されているのでなければ壁に何かを飾ってみましょう。例えば、小さな写真や照明を掛けてみてください。
他にも、旗、壁掛けを飾る人もいるそうです。色、サイズ、デザインが豊富にあるので、きっと自分の気に入るものが見つかると思います。他にも、お花を掛けたり、掛け軸を掛けたりする人もいるそうです。掛け軸というのは、日本の伝統的な文化のひとつで、文字や絵が書かれているタペストリー(室内装飾用の織物の一種)のようなものです。また、アルファベットを壁に貼る人もいます。壁に何かを掛ける、飾るだけでも、ガラッと部屋の印象が変わります。きっと、自分の部屋に帰るのが楽しみになるはずです。100円ショップやデパートを巡り、素敵なアイテムを見つけて下さい。
観葉植物を置く
部屋の印象を明るくしたい場合は、観葉植物を置いてみましょう。どこにでも売っているので、いつでも買うことができます。小さなサボテンでも大きな木でもかまいません。自分の気に入ったものを見つけて、部屋に置いてみましょう。観葉植物があれば、部屋が彩り、雰囲気が良くなります。
印象を明るくする以外にも、観葉植物にはさまざまな効能があるので、なにかしらの効果を期待して観葉植物を買う人もいます。例えば、アロエには炎症を鎮める効果があるので、日焼け後のヒリヒリを抑えます。また、保湿効果があるので、日焼け後の乾燥した肌も潤すことが出来ます。
観葉植物を育てるときは、毎日世話をして枯れないように注意しなくてはなりません。比較的、観葉植物は家で育てやすいと言われています。お値段も手の届きやすものばかりなので、興味のある人はぜひ一度検討してみてください。中には、物件がペット不可であることから好きなペットが飼えず、ペット代わりにして育てる人もいるそうです。
照明を変えてみる
先ほども話しましたが、日本では部屋の改造を禁止しているアパートがほとんどです。そこで、カラフルな照明を買い、部屋の好きな場所に置いてみてはいかがでしょうか。壁にかけるタイプの照明もあるので、カラフルでなくても好きな照明を買ってもいいでしょう。大きな照明や精巧なランプはお金がかかりますが、そうでない場合にはそこまで金額はかかりません。小さなランプ、光源、キャラクターもの、または灯光器、溶岩ランプ、なんでも構いません。照明を置くだけで、部屋の印象が変わるので是非試してみてください。
アーティスティックな印象にする
自分の部屋をアーティスティックな印象にしたいという人もいると思います。その場合は、部屋に自分の作品(自分が作った枕、自分で描いた絵など)を置いてみましょう。すると、自分らしい個性的なテイストに部屋が変わっていきます。もし、絵を描くよりも工作のほうが得意なのであれば、棚、ホルダーを部屋に飾ってみましょう。中には、アーティスティックな印象にしたいけれども、自分にはそういった才能がないと嘆く人もいるでしょう。そんな時は、自分以外の誰かが描いた、もしくは作った作品を買って、部屋に飾るという手もあります。
例えば、町の路上では、自分の描いた作品を売って生活の足しにしているアーティストがいます。彼らが作った作品の中で気に入ったものがあれば、それを飾って部屋に飾ってみましょう。毎日同じアーティストがいるというわけではなく、アーティストの顔ぶれはころころ変わることが多いようです。足を運ぶたびに、異なるテイストの作品に出会うことでしょう。家を出るときにはどんな作品、テイストのものがほしいとはっきりと決まっていなくても、そこに行けばなにかピンとくる作品に出会うかもしれません。また、アーティストたちと交流を深めることもできるでしょう。ぜひ、足を運んでみてください。
部屋を片付ける
ところであなたの部屋は片付いていますか?部屋のあちこちにものがありませんか?小さなものであればあるほど、つい片づけずを放置していまいがちです。そんなときは、収納する場所をひとつ決めて、すべてそこに収納するようにしてしまいましょう。
また、収納スペースを確保すれば部屋が広くなるので、自由に使える空間が広がります。収納に詳しい、または収納が得意な友達が周りにいませんか?友達にもアドバイスをもらって、部屋を片付けてみましょう。
このように、部屋の改造が禁止されていても、自分の工夫次第で部屋の印象を変えることができます。中には、少し手を加えただけなのに、大きく印象が変わったということもあるそうです。ただし、契約に違反するような行動はやめましょう。契約に違反すると、大きなペナルティが待っています。自分のできる範囲で部屋のデコレーションを楽しみましょう。