2023年2月21日、Statista Research Divisionが発表した調査によると、日本には、2018年の時点で、床面積30~49㎡の賃貸物件が約618万戸、20㎡の物件が約544万戸あったことが報告されています。
日本では、ビレッジハウスなどの不動産会社が賃貸物件を管理・運営しています。そして、ビレッジハウスでは、全国 47 都道府県で 1,000 件以上の賃貸物件を保有しています。
家賃は、シェアハウスや単身用の住まいなど、住まいの形態によって異なりますが、平均で約12,000円~60,000円ぐらいが相場です。ですが、土地が高く需要が供給を上回っている東京や大阪などでは、床面積が20~40㎡の1R(ワンルームマンション)が71,000円~95,000円が相場です。
日本の不動産用語
今回は、日本の住まいの間取りに関する表記がよく分からないという方のために、一般的なアパートの間取りの概要を説明したいと思います。
- 1R – 通称「ワンルーム」と呼ばれるタイプです。室内にドアなどの仕切りがなく、キッチンから居間まで一体になっている間取りを指します。浴室とトイレは、別々の個室になっていますが、物件によっては同室になっているところもあります(これをユニットバスと言います)。アパートの床面積は、7~18㎡ぐらいの狭いところが大半です。
- 1K – キッチンや簡易キッチンが、ドアなどで他の部屋と区切られている間取りをいいます。レイアウトによっては、キッチンに食事ができる小さなダイニングエリアを作る事が可能です。このタイプの床面積は16㎡ぐらいです。
- 1DK – 寝室やリビングルームが、キッチンとダイニングルームから独立している間取りを指します。床面積は25~40㎡ぐらいです。
- 1LDK – 全ての生活スペース(寝室・リビングルーム・キッチン・場合によってはダイニングルーム)が、独立した専用スペースになっている間取りです。床面積は35㎡以上あります。
今までの説明でお分かりになるかと思いますが、「1」は寝室の数を指し、「L」、「D」、「K」はそれぞれ「リビング ルーム」、「ダイニング ルーム」、「キッチン」を指しています。
一人暮らしの人が住む一般的なタイプ(1K)
調査によると、一人暮らしの人が住む一般的な間取りのタイプが1Kだそうです。広さは20~30㎡ぐらいですが、大都市では16㎡しかない場合もあります。住んでいる都道府県にもよりますが、例えば大阪府なら、家賃は1K18㎡ぐらいで71,500円が相場です。駅から徒歩15分の場所であれば、同じ家賃でも22㎡ぐらいの物件を借りる事ができます。ちなみに福岡市では、駅から徒歩17分で大体43,000円ぐらいの家賃です。
1Kアパートは、リビングや寝室と同じ部屋で料理や食事の準備をしたくない人に最適です。 キッチンとリビングエリアを壁で区切ることで、レイアウトによっては、より広く感じる事ができますよ。
一人暮らし向けのお得なオプション(ロフト付き1R)
「一人暮らしなので家賃を節約したい」「居住スペースが狭くても構わない」という人は、1Rアパートを検討するとよいでしょう。全ての生活を1つのスペースで行えるよう設計されていますが、レイアウトや窓の大きさ如何によっては、1Kアパートよりも広く感じることができますよ。
安い家賃で都会に住みたいのなら、8㎡ぐらいの1Kアパートが妥当ですが、家財道具を置いたりすることを考えると、スペースの使い方には十分な工夫が必要であると予想されます。そんな方には、ぜひロフト付き1Kをお勧めします。ロフト部分が寝室や収納場所として使えるので、とても便利ですよ。
ちなみに東京では、駅から徒歩12分の12㎡ワンルームアパートで家賃64,000円ぐらいですが、福岡県なら駅から徒歩13分の24㎡ワンルームが44,000円ぐらいです。
ちょっとお金を出してもいい(予算内で)一人暮らしオプション(1DK)
予算をある程度拡張でき、キッチンを活用したり、在宅勤務を楽しんだり、来客をもてなすのが好きな人は、1DK アパートを検討するとよいでしょう。 独立したキッチンとダイニングルームのエリアは、通常、レイアウトにもよりますが、小さなダイニング テーブルと椅子 2 脚を設置するのに十分な大きさです。これにより、キッチン/ダイニング ルーム エリアで食事を準備したり、食事をしたり、必要に応じてゲストをもてなすためのスペースが確保されます。
予算に少し余裕があり、料理や在宅勤務を楽しみたい人は、1DKアパートを検討するとよいでしょう。レイアウトにもよりますが、独立したキッチンとダイニングスペースには、小さなテーブルと椅子2脚なら十分に置けます。料理や食事を楽しんだり、ゲストをもてなしたりできるタイプです。
ちなみに東京では、駅から徒歩5分の40㎡1DKの家賃は14万5,000円ぐらいですが、福岡では、駅から徒歩20分30㎡1DKで56,000円ぐらいです。
余裕ある一人暮らし向けオプション(1LDK)
一人暮らしでも出来るだけ快適に暮らしたい方は、全ての生活空間が分離されている1LDKアパートがお勧めです。収納スペースが増え整理整頓しやすくなるのはもちろんのこと、友達やお客様にも来てもらいやすくなります。また、在宅勤務の人にとっては、寝室や食事の場所とは別に、専用のワークスペースがあると、仕事がはかどって気分転換にもいいと思いますよ。
ちなみに、大阪では駅から8分の43㎡1LDKの家賃は約8万7,000円ですが、東京では23万9,000円ほどかかります。
ゆったり暮らしたい人のための 2 ルーム オプション
十分な給料と予算があり、ゆったり暮らしたい人にとっては、2ベッドルームのアパートが理想でしょうが、東京や大阪では探すのが難しいかもしれません。賃貸物件の需要が少ない田舎だと、たくさんあるかもしれませんね。
「2ルームアパートに興味はあるけれども、初期費用は抑えたい」なんて方も、ぜひ敷金0円(賃貸物件によって異なります)、礼金0円、更新料0円のビレッジハウスをご検討下さい。手数料は掛かりません。ウェブサイトで簡単に検索することができます。フィルターを使って、特定の間取りのアパートも探せますよ。
日本には、予算があってもなくても、賃貸物件の選択肢はたくさんあります。アパートを選ぶ際には、自分の要望やニーズ(在宅勤務・快適さ・立地・予算・ペットなど)を考慮して探してみて下さいね。
フリーライターとしてVillage House Blogで2年以上の執筆およびESL教師の経験を持ち、チェコ共和国、英国、アラブ首長国連邦、日本、さらに直近ではジョージアなどの国での生活経験を有するデジタルノマドです。映画祭、コンサート、劇場に行く楽しみがないときのリモートワークに最適な、魅力あるアパートを常に探しています。