私たちが払う家賃には、退去時の部屋のクリーニング費用(2、3万円程度)が含まれています。家主は、借主の退去後に部屋のクリーニングを業者に依頼します。しかし、だからといって、全く掃除しないというわけにはいきませんよね!
確かに、業者に頼めば、汚れている箇所をしっかりと掃除してもらえます。ですが、業者に任せきりにするのではなく、できる限り自分でも掃除をしてから部屋を後にしましょう。それが、日本では退去時のマナーなのです。
業者による掃除が入る前に、自分でもある程度掃除しておくと、部屋を綺麗に使う人だと認識してもらえます!日本で部屋を借りるなら、心証をよくしておきましょう!
まずは自分で掃除してみよう
基本的に、台所の油汚れ、床や壁のしみや汚れ、カビの掃除費用は、借主が負担します。
ただし、借りる期間が長ければ長いほど、借主の費用負担は軽減されます。経年劣化や摩耗は、防ぎようがないからです。経年劣化や摩耗で壊れた物品は、無償で修理してもらえます。
できれば、掃除を業者に任せきりにするのではなく、少しは自分で掃除してみましょう。うまくいけば、クリーニング代が節約できるかもしれません。部屋が清潔であるほど、あなたに対する心証も良くなりますよ。
ごみや不要品を処分しよう
掃除を始める前に、まずはごみや不要品を処分しましょう。少し苦労するかもしれませんが、ここが頑張りどころです。
大きな荷物は、粗大ごみに分類されます。あらかじめ、収集日を事前に予約しておきましょう。大体、実際の収集日は1ヶ月後ぐらいです。
瓶は種類別に分別して、自治体が指定する曜日に出しましょう。退去日までに処分できなければ、自費で処分して下さい。
ゴミの収集は、各自治体が管轄しています。よければ、私たちのブログも参考にしてみて下さいね。
また、電力会社やガス会社、水道会社にも退去日を伝えておきましょう。支払いは、滞りなく済ませておいて下さいね。
掃除に取り掛かろう
不要品やごみの処分が終わったら、次は掃除に取り掛かりましょう。一部屋ずつ掃除すると、効率よく掃除できます。ワンルームにお住まいの方は、就寝スペースの掃除が終わったら、次は食事スペースというように、数回に分けて順番に掃除しましょう。必ず、使用頻度の低い部屋、スペースのあいた場所、空の収納棚などから取り掛かるようにして下さいね。
日本の一般的なアパート(寝室、台所、浴室、トイレ、ダイニング、リビングルーム、廊下、玄関、収納スペース付き)は、住むと手狭に感じるかもしれませんが、退去時は狭ければ狭いほど、掃除する箇所が少なくて済みます!それに、そもそも家賃にクリーニング費用が含まれています。ですので、そこまで念入りに掃除しなくても大丈夫ですよ。
忘れずに掃除しよう!
全ての部屋の壁を確認し、窓、ドア、床、家具類などを掃除しましょう。床は、掃除機をかけて、拭き掃除をしてから、モップを掛けて下さいね。
排水溝
シャワー室、バスタブ、シンクの排水溝は、忘れずに掃除しておきましょう。排水溝は、部屋の清潔さを測るバロメーターです。あまりに不潔だと、クリーニング代を払わざるを得なくなります。
床
床は、つい掃除を忘れてしまいがちです。そもそも、床が汚れるなんてことは滅多にありません。賃借期間が短いほど、そう思いがちですよね。ですので、退去前に念入りに確認しておきましょう。
バスタブ / シャワールーム
バスタブやシャワールームも、忘れずに掃除しておきましょう。
こびりついた垢や汚れは、しっかりとこすり落として下さい。蛇口も洗って下さいね。
エアコン
エアコン付きのお部屋にお住まいの方は、普段からエアコンのフィルターの掃除を怠らないようにしましょう。もしよければ、こちらも参考にしてみて下さいね。
冷凍庫
まずは、本体の電源を消して、霜を取り除きましょう。霜をすべて取り終えてから、庫内の掃除を始めて下さいね。
手垢や汚れが付きやすいドアの取っ手も忘れずに掃除しておきましょう。
グリル、収納棚、調理用ホブ
台所の掃除を長らく怠ると、掃除が大変になります。しつこい油汚れは厄介ですよね。
グリル、ホブ、シンク、コンロの表面は、しっかりと掃除しましょう。収納棚の内側や取手部分も忘れずに掃除して下さいね。
何度も言いますが、私達が日頃払っている家賃にクリーニング費用が含まれています。ですので、普段からきちんと掃除をしていれば、それほど神経質にならなくても大丈夫です!あなたの引っ越しが上手くいきますように!