複数人と生活を共にするシェアハウスは、生活のコストを抑えられることから注目を集めています。しかし、シェアハウスはメリットばかりではなく、気を付けるべきデメリットも存在します。
そこで本記事では、シェアハウスで暮らすメリットやデメリット、シェアハウスに向いている人や向いていない人の特徴を紹介します。シェアハウスで暮らしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
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シェアハウスのメリット
生活コストを抑えられる
シェアハウスの大きなメリットは、一人暮らしをするよりも家賃や生活コストが安くなる点です。部屋の大きさや設備によっても異なりますが、一般的なアパートやマンションの家賃よりも低価格にて提供されています。また、ほとんどのシェアハウスは、光熱費やライフラインは共益費として定額を一括請求するところが多く金額の変動がないため安心です。
初期費用を抑えられる
シェアハウスは初期費用を大幅に抑えられます。一般的に賃貸物件を契約する場合、敷金や礼金、仲介手数料など多くの初期費用が必要となります。
一方で管理が行き届いているシェアハウスでは、敷金が不要だったり礼金が安く済んだりするため初期費用が安くなります。さらに、シェアハウスは必要な家具や家電が揃っていることが多く、新しく購入する必要がないため引っ越し費用も節約できるでしょう。
入居者同士の交友関係が広がる
シェアハウスは共有スペースがある分、入居者同士のコミュニケーションが取りやすいといえます。新しい土地での生活や初めての一人暮らしでは、何かと不安がつきものですが、近くに相談できる仲間がいることで、安心感が得られます。
人がいるので安心できる
シェアハウスは一人暮らしにありがちな、孤独や不安、寂しさを感じにくい環境だといえます。誰かと話がしたい場合、共有スペースに誰かがいることが多いので、人との繋がりを感じやすいでしょう。万が一、体調を崩してしまっても、入居者に助けを求められるのは大きなメリットといえます。
シェアハウスのデメリット
プライベートが確保しにくい
シェアハウスは、プライベートな空間を確保しにくいといえます。特に、キッチンやリビング、バスルームなどの共有するスペースでは、自分だけの時間や空間を持つことは難しいといえるでしょう。また、個室では壁が薄く隣の音が聞こえるといったことも良くあります。プライバシーを大切にしたいと考えている方は、デメリットとなるかもしれません。
騒音問題
多くの入居者が利用するため、場合によっては騒音問題を引き起こす場合もあります。例えば、隣の入居者が深夜まで音楽を聴いていたりテレビを楽しんでいたりすると、音がうるさくて安眠を妨げる原因となることも。
また、キッチンやリビングのような共有スペースでは、大きな声で会話をしていると気になってしまうかもしれません。プライベートな時間は静かに過ごしたいという方は、シェアハウスに住むのは避けた方が良いでしょう。
入居者同士のトラブル
シェアハウスの入居者は、生活環境が異なった人々と一緒に暮らします。そのため、時には入居者同士のトラブルが発生する場合も珍しくありません。
例えば、共有スペースの掃除の分担や、利用ルールについて意見が分かれてしまいトラブルに発展することも。また、個々の生活リズムや価値観の違いから生活習慣が合わず、問題が発生してしまうこともあるでしょう。
友人を呼びにくい
シェアハウスでは、友達や家族を自由に招待するのは難しいといえます。シェアハウスは共有スペースが多く、他の住人への配慮が必要です。そのため、大勢での集まりや長時間の滞在は他の入居者に迷惑をかける可能性があるでしょう。
また、人を招く際には騒音や片付けなどのルールが厳しく定められているケースも多いようです。自由に友人や家族を招きたいなら、シェアハウスは避けた方が良いでしょう。
シェアハウスに向いている人
- 家賃や生活コストを節約したい
- 初期費用を節約したい
- 家具や家電にこだわりはない
- 他人との共同生活に抵抗がない
- 以前、学生寮のような集団生活をしたことがある
- 孤独を避けたい
- 社交的である
- 少々騒がしくても眠れる
- 近い将来引っ越しを検討している など
シェアハウスに向いていない人
- 一人で静かに過ごしたい
- 物音に敏感で神経質
- トイレやお風呂は自分のペースで利用したい
- 設備が整っている家に住みたい
- 社交的ではなく人見知り
- インテリアを楽しみたい
- 私物が多い など
後悔しないシェアハウスの選び方
シェアハウスに住んでから「こんなはずではなかった」と後悔しないよう、以下に紹介するポイントを押さえて、暮らしやすいシェアハウスを選んでください。
入居人数が少人数
少人数のシェアハウスでは関わる人数が少ないため、ストレスを感じる機会が減ります。一方で人数が多いシェハウスでは人間関係が難しかったり派閥が出来ていたりすることも。
他にも人数が多いと、お風呂やトイレなどの共有スペースの待ち時間があるといったような不便を感じることもあるでしょう。
ハウスルールがしっかりしている
シェアハウスを決める際、ハウスルールがしっかりと決まっている物件にしましょう。ハウスルールが厳しいと煩わしいかも?と思いがちですが、実はハウスルールが厳しくしっかりしているシェアハウスの方が、暮らしていてストレスを感じない傾向があります。
ハウスルールが曖昧なシェアハウスでは、先住者たちが勝手に決めた暗黙のルール表を作成しているケースもあります。入居してから暗黙のルールを提示されても、納得できない場合もあるため、ハウスルールがしっかりと決まっている物件を選ぶのがおすすめです。
個室が確保できる
シェアハウスには「ドミトリータイプ」「セミプライベートタイプ」「個室タイプ」の3種類があります。ドミトリータイプの部屋は、広めの部屋に2段ベッドが複数設置されており、居室もシェアするといったタイプです。
セミプライベートタイプの部屋は、広めの部屋をパーテーションで区切り、複数人でシェアするタイプです。一人で過ごす時間も必要だと思う方は、個室が確保できるシェアハウスを選びましょう。
シェアハウスとして建てられた物件である
もともと、シェアハウスとして建てられた物件は、共同生活に適した間取りとなっています。そのため、快適な共同生活をするには、シェアハウスとして建てられた物件がおすすめです。
一方で、5LDKや6DKなどの物件を改装したシェアハウスでは、生活上不便を感じることもあるでしょう。例えば、部屋に窓がなかったりコンセントが極端に少なかったりするなど、住みにくい可能性もあります。
内見時に確認すべきポイント
内見時は以下のポイントを確認しましょう。
- 入居者の雰囲気は良いか
- 共有スペースは清潔で整っているか
- お風呂やトイレは施錠できるか
- 個室に鍵が付いているか
- 個室と収納スペースの広さは十分か
- 個室は生活音が筒抜けではないか
- 個室に窓はあるか
- コンセントが2カ所以上あるか
- スマートフォンの電波状況は問題ないか
- 周辺環境は問題ないか
シェアハウスを選ぶ際は、メリットやデメリット、シェアハウスに向いているかどうかをしっかりと考慮した上で決めましょう。
ビレッジハウスでは、日本全国に素敵でリーズナブルな物件を多数取り揃えています。家賃を節約したいと考えている方は、お気軽にご相談ください。
ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。