「引っ越し当日はどのような流れで進めたら良いのか知りたい」と思っている方も多いでしょう。引っ越し当日は旧居や新居、それぞれやるべきことがあります。
本記事では、引っ越し当日に起きやすいトラブルや、良くある疑問についても紹介します。引っ越しをスムーズに行うためにも、引っ越し当日の準備をしっかりしておきましょう。
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旧居の引っ越し当日の流れ
ご近所へ挨拶をする
必須ではありませんが、引っ越し業者が到着する前に「今日は引っ越し作業をするのでご迷惑かけます」と断りを入れておくと良いでしょう。また、引っ越し作業が終わってから別れの挨拶と共に「お騒がせしました」と一言加えるのがおすすめです。
引っ越し業者のトラックを停める場所の確認
トラックを停める場所は引っ越し業者に任せておけば良いですが、トラブルになるかもしれない懸念があるようなら、事前に伝えておきましょう。
荷物リストの作成
どのくらい荷物があるのか、荷物リストを作成しておくのがおすすめです。例えば、タンスや収納家具、そして梱包したダンボールの個数をメモしておくと良いでしょう。
電気・ガス・水道を止める
電気・水道・ガスの利用停止手続きは、契約しているそれぞれの事業者に連絡します。電気を使用しない場合はブレーカーを切り、水道の元栓を閉めましょう。
ガス会社は事前に連絡をして、引っ越し業者が到着する時間や荷物搬出作業の後など、都合の良いタイミングで閉栓作業を依頼してください。
引っ越し後すぐ使うものをダンボールにまとめる
引っ越し後、すぐに必要となるものは、ひとつのダンボールにまとめておくと良いでしょう。例えば、トイレットペーパー・タオル・コップ・スリッパなど。ダンボールの側面に色付きのテープを貼っておくと、すぐに見つけられます。
引っ越し業者が到着したら代金を支払う
引っ越し業者による作業が始まる前に料金を支払う必要があります。これは、国土交通省が定めた「標準引越運送約款」に基づき、作業前に料金を支払うことが義務付けられているためです。
一般的に現金で前払いしますが、後払いに対応している場合や、クレジットカードなどのキャッシュレス決済が利用できる業者もあるため、事前に支払方法を確認しておくと良いでしょう。
搬出作業の立ち会い
荷物や部屋の状態を確認した後、引っ越し業者による搬出作業が開始されます。作業中に荷物の破損や紛失、積み忘れなどが発生しないよう、できるだけ立ち会うようにしましょう。もし立ち会えない場合は、家族や友人などに代理を頼むと安心です。
作業を手伝うべきか迷うかもしれませんが、作業の妨げになる場合があります。作業員に声が届く位置で見守り、質問や指示にすぐ対応できるようにしておくと良いでしょう。
管理会社と退去立ち合いをする
賃貸物件を退去する際、事前に管理会社や大家さんに退去予定の時間を伝えておきましょう。管理会社の担当者や大家さんが到着したら、借主の立ち会いのもとで、部屋の汚れや傷の有無を確認します。その後、鍵や備品を返却すれば明け渡し手続きは完了です。
もし本人が立ち会えない場合は、代理人に依頼することもできます。その場合は、委任状や代理人の身分証明書を事前に準備しておいてください。
新居へ移動
旧居での退去手続きが完了したら、新居へ移動してください。自家用車や電車、バスなどで移動する場合は、事前に新居までのアクセス方法や所要時間を確認しておきましょう。
新居の引っ越し当日の流れ
ご近所へ挨拶をする
引っ越し業者が新居に到着する前に、近隣への挨拶を済ませておきましょう。一軒家の場合は向かいの3軒と両隣の家、マンションやアパートでは上下左右の部屋を訪ねるのが一般的です。
新しく入居したことや、作業中にご迷惑をおかけする可能性があることを伝えてください。もし引っ越し当日に挨拶ができない場合は、前後の日程で訪問しましょう。
部屋の確認と簡単に掃除する
荷物を搬入する前に、室内に傷や汚れがないか確認しておきましょう。傷や汚れがある場合は写真を撮ってください。退去時に大家や管理会社から原状回復を求められたとき、入居前からの状態であることを証明する場合に写真が役立ちます。
新居は通常、ハウスクリーニングが済んでいますが、時間が経過しているとホコリが溜まっていることも少なくありません。簡単に掃除をしてから荷物を運び込むのがおすすめです。
電気・ガス・水道の開通作業
電気や水道は、引っ越し日の1~2週間前に契約手続きをしておけば、入居時から使用できます。新居へ到着したらブレーカーを上げたり水道の元栓を開けたりして、正常に使えるか確認しましょう。
一方で、ガスは立ち会いによる開栓作業が伴います。引っ越し日の1~2週間前までに手続きを済ませれば、入居日に開栓作業を行えます。ただし、年度末から年度初めなどの繁忙期はガス会社のスケジュールが埋まりやすいため、3~4週間前には手続きをしておきましょう。
搬入の立ち合い
搬入作業も搬出と同様に立ち会いは必要です。業者から質問を受けた際にすぐ対応できるよう、近くで見守りましょう。
また、荷物リストを元に荷物がすべて揃っているか、損傷がないかを確認します。家具や家電の設置場所についても尋ねられるため、事前に家具や家電の配置図を準備しておくと作業がスムーズに進むでしょう。
荷解き
荷物をすべて搬入したら、荷解きを始めましょう。まずは家具や家電の配置と設定を行い、次に戸棚やクローゼットなどの収納スペースを整理します。その後、カーテンや照明器具を設置し、最後にダンボールを開封すると効率よく作業を進められます。
引っ越し当日で起きやすいトラブル
梱包が間に合わなかった
梱包が間に合わない場合、自分で運ぶか引っ越し業者に有料で手伝ってもらうしかありません。また、ダンボールが足りない場合は、業者に予備のダンボールがあるか確認してください。業者によっては、追加料金がかかることもあるので、料金についても事前に確認しておきましょう。
引っ越し作業中に業者が家具に傷をつけてしまった
引っ越し中に家具や部屋が傷ついてしまった場合、気づいた時点で業者に指摘しましょう。後日気づいたとしても、傷が引っ越し中にできたことを証明するのが難しくなります。なお、大切な家具や家電は、事前に写真を撮っておくと良いでしょう。
貴重品を紛失してしまった
引っ越し業者とは、契約時に貴重品の取り扱いをしないと取り決めしていることがほとんどです。現金やクレジットカード、通帳などの貴重品が紛失してしまっても、業者に責任を問うことはできません。そのため、貴重品は自分で管理するようにしてください。
体調不良で立合いができない
引っ越し前にけがをしたり、当日に体調を崩したりすることも考えられます。引っ越し作業には契約者の立ち会いが必要です。そのため、本人の立ち会いが難しい場合は、家族や友人に代理を依頼しましょう。
引っ越し当日でよくある疑問
引っ越し業者への差し入れはした方が良い?
差し入れや心づけ(チップ)がなくても、業者はしっかり作業をしてくれます。ただ、感謝を伝えたい場合は、ペットボトル飲料などを差し入れるのがおすすめ。心づけを渡す場合は、作業員全員に平等に渡すようにしましょう。
引っ越し当日の食事は?
引っ越し作業で疲れている上に、調理道具を開梱するのも手間がかかるため、無理して自炊する必要はありません。コンビニやスーパーで弁当を購入したり、外食を利用したりするのが手軽です。
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ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。