賃貸物件を契約する際、敷金や礼金、仲介手数料などの初期費用が必要です。はじめて賃貸契約をする場合、初期費用の高さに驚く方も多いでしょう。また、引越しで何かとお金が必要となるため、できるだけ初期費用を抑えたいと考える方も少なくありません。
そこで本記事では、初期費用の値下げ交渉や上手くいくポイント、更新時の手数料や家賃の減額交渉についても紹介します。初期費用や家賃の交渉をしたい方は参考にしてください。
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初期費用を交渉する場合の6つのポイント
初期費用を交渉する際、「初期費用を安くしてほしい」とやみくもに交渉をしても良い結果は得られません。そこで、賃貸物件の初期費用を交渉する場合のポイントを6つ紹介します。
- 初期費用の交渉は5~8月にする
大学進学や就職などを機に、多くの方が4月の入学や入社のタイミングで、一人暮らしのお部屋を探します。そのため1~3月は不動産市場が最も活気づき、入居希望者同士の競争もピークを迎えます。
したがってハイシーズンである1~3月に交渉したとしても、真面目に取り合ってもらえません。また、人気がある物件では入居を希望する方が多いので、初期費用の減額交渉は難しいといえます。
それに対し、5月の連休明けや夏場は市場が落ち着き、お部屋探しをする人が少なくなります。5~8月は不動産業者のローシーズンとなるため、担当者とじっくりと交渉ができます。
また、空き部屋を埋めたいという不動産会社や大家さんの意向もはたらくため、ハイシーズンよりも柔軟な条件で入居できる可能性が高まります。
- 初期費用を交渉するには契約直前が有効
賃貸物件の初期費用に関する交渉は、契約を結ぶ直前に行うのが最適です。
一度合意した契約内容を変更するには、追加費用が発生する可能性があります。そのため、契約が確定する前の段階で交渉したほうが、借り手が有利な立場を取りやすくスムーズに行えるでしょう。
初期費用に関して交渉を行う場合、不動産会社の中には「費用に変更を加えることは難しいため、別の不動産会社と契約してください」といった不動産会社もあります。初期費用の交渉を前提とする場合は、小規模な不動産会社か、初期費用交渉に対応しているサービスを利用することが効果的です。
- 複数の不動産会社の見積書を活用する
同じ物件が複数の不動産会社で扱っているケースは一般的です。
まずは興味を持った物件を取り扱っている不動産業者に対して、見積をメールで依頼します。そして、同じ物件を取り扱っている2社目の不動産会社に見積を依頼。
見積書で得た内容をもとに、初期費用の交渉を進めると良いでしょう。例えば「〇〇会社では仲介手数料が1ヶ月分ですが、もう少し割引できませんか?」といったように、具体的な費用の交渉を行うことが重要です。
- 初期費用の交渉はメールで丁寧に相談する
賃貸物件の初期費用の交渉はメールを使いましょう。
メールで交渉するメリットは、不動産会社とのやり取りが文章として残るため、将来的なトラブルを回避できることです。一方で、口頭の交渉をした場合「言った」や「言わない」などのトラブルになる可能性も。
また、直接交渉をするには伝えにくい内容でも、メールなら気軽に伝えることができます。初期費用をできるだけ安くしたいと思っていても、「安くしてください」と直接伝えるのは勇気がいりますよね。しかしメールなら、ストレスを感じることなく交渉が可能となるでしょう。
- 初期費用が安い物件を紹介してもらう
初期費用の交渉をするのはハードルが高いと感じている方もいるでしょう。費用の交渉が苦手な方は、「初期費用が安い物件を探している」と相談するのもひとつの方法です。
不動産会社の担当者へ事情を相談することで、敷金や礼金は不要の物件、一定期間家賃が無料になるフリーレントなどを優先して紹介してくれるでしょう。
- 初期費用の交渉は相手のメリットも考慮する
初期費用の交渉においてはスタンスも重要なポイントです。「とにかく安くして」というアプローチは、相手に「お金に困っている=支払いが滞りそう」というマイナスな印象を与えかねません。
そもそも、不動産会社は他社に契約を取られたくなく、大家さんや管理会社は物件に空きを出したくないという立場にあります。
貸主に対して、「○円であれば費用を一括で支払います」「〇〇の費用を安くしてくれるなら、すぐにでも契約を結びます」といった具体的なメリットを提示しましょう。
また、不動産会社の担当との信頼関係を築くのも大切なポイント。担当者へ良い印象を与えるには、あくまでも「お願い」のスタンスを保つことが重要です。
高圧的な態度ではなく、お互いにメリットがあり嫌な気持ちにならないような交渉をするよう心掛けてください。
敷金や礼金の交渉
敷金や礼金は値下げ交渉ができる初期費用です。大家さんが空き部屋を避けたい場合、交渉によっては敷金や礼金が安くなるケースもあります。
例えば、同じエリアの似た物件と比較してみて、他の物件に比べて敷金が高い場合は「敷金を2ヶ月分から1ヶ月分に減額していただけると助かります」など、具体的な交渉が成功するケースも。
しかし敷金はトラブルに備えている補償金です。また礼金も部屋の修繕費に想定している場合があります。そのため、敷金と礼金を無料にするのは、基本的に難しいと考えておきましょう。
仲介手数料の交渉
仲介手数料は、物件契約が確定した時点で不動産会社に支払う手数料です。一般的に仲介手数料は家賃の1ヶ月分が設定されていますが、不動産会社によっては割引ができる場合があります。
不動産会社は物件を提供する際に、大家さんから掲載料や広告費などを貰っている場合があるため、仲介手数料を割引しても利益を確保できるケースも。そのため、仲介手数料が1ヶ月分と設定されていても、割引できないか交渉してみましょう。
更新手数料の交渉
賃貸の更新手数料は、契約期間を更新するときに貸主に支払う費用です。原則として更新手数料の値下げ交渉は問題ありません。
一般的な更新手数料の相場は家賃の1ヵ月分です。しかし実際は、更新手数料だけを下げてもらうことは難しいようです。交渉する場合は、更新手数料だけでなく家賃なども一緒に交渉すると良いでしょう。
更新手数料や家賃の交渉については次の項目で解説します。
賃貸更新手数料については、賃貸更新と引越しどちらがお得?をご参照ください。
家賃の減額交渉
更新手数料が契約書に記載している場合、大家さんは交渉に応じることが難しくなります。それに比べて、家賃の減額は大家さんも交渉に応じやすく相談しやすいといえるでしょう。
例えば、「更新手数料を〇〇円に値下げに対応していただけるか、家賃を△△円に減額してもらえるなら更新したいと思っています。」など、選択肢を示す交渉がおすすめです。
ただし過度な値下げ交渉は禁物です。家賃の値下げ交渉は5%以内に納めておくと良いでしょう。他の項目でも同様ですが、値下げの交渉ができるかどうかは大家さん次第です。「初期費用が安くなったら嬉しい!」くらいの気持ちで交渉してみてくださいね。
初期費用の交渉や、契約更新料や家賃の減額についての交渉をするのが煩わしいという方は、敷金・礼金・手数料・更新料が不要なビレッジハウスにご相談ください。全国に家賃2万円台から1,000以上の物件を展開しており、フリーレントが1ヵ月適用となるのでお得ですよ。
※契約内容や審査の結果、敷金と連帯保証人が必要になる場合があります。
※特典は物件によって異なる場合があります。
ライターのどいまちこです。
建築科で勉強した知識を活かし、住宅や暮らしにまつわるライターとして3年以上の執筆経験があります。セルフリノベーションが趣味で、ペンキ塗りや壁紙貼りが得意です。
現在、祖父母から受け継いだ築80年以上の古民家を繕いながら、保護猫2匹と娘のふたりでゆるりと暮らしています。
畑で採れた野菜と父が釣ってきた魚などを簡単に調理し、暑い日にはキンキンに冷えたビール、寒い日はホカホカと温まる熱燗を嗜む時が至福のひとときです。