日本の観光で有名な物の1つとしてあげられるのが、日本のホテル『旅館』とは 思いもよらないかもしれません。実際、その壮観さにはとても感動させられます。『旅館』というのは、日本古来からあるホテルのことで、何百年も前から宿泊施設としてサービスを提供し続けています。日本という国を体感したいなら、ぜひ『旅館』に宿泊するのがいいでしょう。一般のホテルに比べて、いい所がたくさん感じられると思います。
旅館とは?
まず旅館とは何か、旅館が有名になった経緯について紹介したいと思います。そもそも、旅館は、昔 封建領主や上流階級の人たちが利用する施設として建てられたのが始まりです。中には、何世紀も利用されていたものもあります。現在は一般の人々にも開放されており、一部での旅館では 当時、提供していた豪華なサービスをいまだに提供しています。
典型的な旅館には、畳の部屋や障子の引き戸があります。そこで、日本の伝統である布団を敷いて、床に寝ます。 また 旅館には、数世紀前から存在するものもあれば、近年に建てられたものもあります。それに 宿泊料金も旅館によって異なり、高額で豪華なのもありますが、観光客がよく訪れる場所に建てられているものなどもあります。旅館のほとんどが、昔ながらの旧市街地に建てられていることが多く、それぞれ近くに建ち並んでいることがほとんどです。また、そこには温泉もあります。
宿泊料金が高いほど、日本の伝統である着物を着た仲居さんが宿泊客を出迎えてくれます。また、宿泊客を待たせている場合は、仲居さんがお茶を出してくれる所もあります。部屋には庭が併設し、室内は豪華な装飾がほどこされています。温泉が各部屋に併設されていたりもします。どんな旅館に宿泊するかは、あなたの予算とニーズ次第です。
新井旅館
新井旅館は、1872年にオープンしました。日本のセレブや高官によく利用されている旅館です。国の有形文化財として登録されており、湖に囲まれています。新井旅館にはお部屋が30室あり、湖につながる川と隣接しています。部屋に浴室は併設されていませんが、大浴場の温泉に入ることができます。そこには巨大な岩がある温泉を始めとして さまざまな温泉があります。好きな温泉を選んで入浴できます。お食事は、日本の伝統的な和食を楽しむことができます。毎月、メニューは変更されます。
強羅花壇
東京の人々に人気のあるリゾート地「箱根」にある旅館です。都会の喧騒から逃れるために、この旅館へやってくる人がほとんどです。屋内温水プール、ジム、露天風呂、リラクシングスパトリートメントを楽しむことができます。
どの部屋にも庭が併設されていますが、中にはテラスが併設されている部屋もあります。提供される食事は季節ごとに異なり、箱根という土地柄と季節を反映したものが出されます。自分の部屋に食事を運んでもらい食べる事もできます。また、皇室の人々をおもてなしするために作られた建物でも、食事をとることができます。
旅館くらしき
倉敷では 旧市街が改装され、多くのお店がオープンしたおかげで 美しい旅館を見に観光客が訪れるようになりました。旅館くらしきは古く、歴史のある倉庫3つと本館で構成されています。ここは、ベッドの洋室の部屋が8つあり、近くで運河の眺めを座って楽しむことができます。食事については、外食してもいいし、運河を一望できる部屋でも食事を楽しむ事が出来ます。
皆美館
宍道湖の近くにある皆美館は、130年以上続いている旅館です。本館にある庭園には、樹齢300年の松の木が植えられています。お部屋のほとんどは、昔ながらの畳の和室です。ベッドの洋室もありますが、畳と調和した雰囲気を保っています。
客室からは、宍道湖を見ることができます。すばらしい景色です。各部屋に浴室が併設されていますが、湖を一望できる大浴場もあります。食事は、湖や日本海で採った魚など 主に地元で採れた食材を使って作られています。ここのレストランは地元の人たちにとても人気がありますが、特に地元の魚を使用している釜飯が人気です。
蔵宿いろは
宮島のショッピングエリアの中にある旅館です。瀬戸内海の素晴らしい眺めを一望できるのが、この旅館の自慢です。宮島には、世界遺産である厳島神社もあります。蔵宿いろはには、畳のある伝統的な和室とベッドのある洋室があり、好きなタイプの部屋を選ぶことができます。本館の屋上では露天風呂と美味しいご飯を楽しむことができます。
今回は、一部の旅館を紹介しました。すばらしい旅館は、他にもまだまだあります。自分でも色々調べてみてください。きっと、理想的な旅館に出会えると思います。近年、日本では、連休などの人気の旅行先として注目されてきています。今後、ますます旅館は予約しづらくなることが予想されます。いい旅館に泊まりたいのであれば、できるだけ早めに予約するようにしましょう。