日本の夏には、「お盆」という特別な行事があります。年に一度、家族や親戚が集まって、故人を偲び先祖に感謝する「追憶の祭祀」となっています。
また、地域ごとに先祖を供養するお祭りが催され、地元の人や観光客を楽しませてくれます。
今回は、「お盆」の意味、「盆踊り」、活気あふれるお祭り、大掃除の意義、飾りの「精霊馬」などを紹介し、心癒されるお盆の本質に迫りたいと思います。
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お盆とは
「お盆」とは、毎年8月中旬に行われる、仏教の教えに根ざした伝統行事のことです。
仏教の教えによれば、このお盆の期間に、故人の霊が親族を訪ねて戻ってくると言われています。
ですので、この期間は 故人を偲び、先祖を敬い、その霊を現世にあたたかく迎え入れることが一番の主旨となっています。
故人との思い出に思いを馳せ、先祖へ感謝をする時間を過ごして下さいね。
盆踊りとは
お盆に行われる一番楽しいイベントといえば、「盆踊り」です。
「盆踊り」とは、全国のお祭りで踊られる昔ながらの民族舞踊です。軽快な音楽と優雅な動きで、会場が一体と化し、楽しい雰囲気で盛り上がります。
ほとんどの地域では、地域ごとに独自の盆踊りが受け継がれています。振り付けや音楽などのバリエーションが非常に豊かで、多様性があります。
盆踊りは、日本文化に親しむだけでなく、地元の人々との連帯感を感じる良い機会です。日本を訪れる外国人の方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
お祭り
お祭りは、お盆の中核をなす行事です。毎年、全国各地で催されています。盛大で賑やかなお祭りもありますが、参加者との距離が近く、厳かな雰囲気で行われるお祭りもあります。
特に、東京、京都、大阪などの大都市では、明るい提灯が辺りを照らし、魅力的なパフォーマンスが繰り広げられ、屋台が立ち並ぶ大規模なお祭りが開催されています。
また、先祖の霊が無事に帰ってこられるように、「提灯を軒先に吊るす」、「墓参りをして、仏壇に食べ物を備えて故人を偲ぶ」など、お盆ならではの様々な風習も見受けられます。
また、お盆の時期が終わりに近づくと、川や湖、海などで「灯篭流し」が行われる地域もあります。灯がともった灯篭を川や海に流し、お盆の間 現世に戻ってきた霊を愛と敬意を持ってまた元の世界へと導く役割を果たします。
ただし、このような風習は地域によって異なります。ですが、どの風習も心温まるものばかりです。
お盆の時期に日本を訪れる方は、今回紹介したような各地で開催されているお祭りにぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
お祭りの光景、そこで奏でられる音色、陽気な風情は、あなたの琴線に触れ、忘れられない思い出となることでしょう。地元の人々と交流して日本の伝統文化を実感するいい機会になると思いますよ。
自宅を掃除する
お盆は、お祭りや盆踊りに参加するだけが行事ではありません。先祖の霊をお迎えするにあたって、掃除を前もって入念にしておくことが肝心です。
日本人は、先祖の霊を迎え入れる準備を整え、新年に幸先の良いスタートを切るために、時間を掛けて部屋を念入りに掃除します。
掃除するだけなら普段と何ら変わらないと思うかもしれませんが、お盆の時期に、あえて家族全員で片付けや整理整頓をし、盆花や提灯を飾る事に意義があります。
家族が一緒に掃除や作業をすることで、先祖や家族の絆を認識し、心温まる時間が過ごせますよ。
精霊馬
日本では、古来より「お盆には、祖先の霊が馬に乗って、死者と現世の世界を行き来する」と伝えられています。
この馬をナスやキュウリと箸で作ったのが「精霊馬」です。野菜は馬の身体、箸は足を表しています。一部の地域では、この馬を藁で作ることもあるそうで、作品は、祭りの期間中展示され、時には通りをパレードする事もあります。
精霊馬を飾る事で、お盆の行事に不可思議さと神秘性が添えられます。あなたの自宅を訪れた人々にとっては、かけがえのない経験になる事でしょう。
私たちは、お盆の行事や風習を通して、日本の文化や精神性を深く知ることが出来ます。そして、お祭りの本質は、家族の温かい絆、先祖への経緯、彼らの帰属意識であることが理解できると思います。
お盆は、地元の人にとっても観光客にとっても、有意義なつながりを築き、思い出を作り、伝統文化を深く理解する機会となります。ぜひ参加してみて下さいね。
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